日本通信さんのb-mobile WiFi&b-mobile SIMの評価キットが届いたので実験開始です!
b-mobile WiFiは5月24日から出荷が開始され1ヶ月半が経過していますが、バッファロー Portable Wi-Fi(DWR-PG)/NTT東のレンタル・光ポータブルの出現で、激戦がスタートしたタイミングですので、既にb-mobile WiFiのレビューなどはいくつも出ているかと思いますが、あえて自ら実験をしてみようということで、日本通信のテクニカルサポートご担当者様ならびに広報担当者様にご連絡をして、7月12日から1週間だけお借りすることができました。(SIMは1ヵ月間利用できるので、光ポータブルのタイプB(SIMフリー版)の検証に使用できます!)
日本通信のご担当者様、ご対応頂き、ありがとうございました!
(厳しく公平に、評価&レビューをしたいと思います。)
また、このきっかけとなったのは、以前のブログ
2010/07/01 『光ポータブル 予約申込みのお客様へのお知らせ』というメールが届いたのですが・・・ そして、CiscoのAndroidタブレット『Cius』への期待。
にて、アニキさまから質問を頂いたことによるものですが、自身や周囲からの疑問も一気に解決してしまおうということで、良い機会を得る事ができました。
アニキさま、ありがとうございました!
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早速ですが、開梱の儀から。
届いた荷物の開梱は、いつも嬉しく・楽しいですね!
b-mobile WiFi、b-mobile SIM、両製品のプレスリリース、広報ご担当者様からの送付状が含まれておりました。
まずは、b-mobile WiFi。
b-mobile WiFiのパッケージ裏面です。
簡単な商品説明と仕様などが書かれています。
じゃーん! フツーにシンプルな感じですね。この白いパッケージの下にケーブルなどが。
本体をひっくりがえして白Xperiaのようなツヤのあるb-mobile WiFiの裏面。
そして充電ケーブル・アダプタ、奥に薄いマニュアルという内容です。
b-mobile WiFi本体の表面。 切れて無いほうのSuicaと並べてみても小さい。
このコンパクトさ、軽量さがバッファローDWR-PG・光ポータブルとの大きな違いというか特徴の1つです。 4時間使用できるので、通勤の往復やちょっとした外出にも十分な容量を確保して、サイズを抑えるというデザインなのかもしれません。
側面です。ピンボケですが、左にWPSボタン、右に電源ボタンです。
このボタン2つを同時に10秒ほど押してから離すと、出荷初期状態となります。
設定したWEPキーを忘れた時とか、接続不安定かなぁという時には役に立ちますね。
(今回はお借りしているので、返却時にも設定を消せるのでありがたい。)
電源用のUSBポートです。
この斜めカットのシェイプが握った感じにも良く見た目にも良い感じです。
(iPhoneチックな外見は、パテントで抑えられているでしょうから、似ていない形にしなければいけないという通信機器メーカ各社は大変ですね。)
裏ぶたを開けると、そこには純正のバッテリー。
フツーのケータイと何ら変わりありません。
バッテリーを外すとSIMを入れる場所が現れました。
手ぶれてすみません。
こちらはb-mobile SIMです。 300kbpsながら、月額3,000円以下という価格破壊で有名になりましたが、なんといってもDoCoMo網ですから、繋がるSIMですね。
b-mobile SIMパッケージの裏面です。
右上の電話番号は、このSIMを開通させるための番号で、ケータイから掛けて、このSIMのアクティベーションを行います。
中身は三つ折りになっていて、1枚目には見慣れたロゴ『docomo FOMA』のSIMカード。
裏側を見開くとこんな感じで簡単な説明書になっています。
XperiaなどにSIMを指して使うときのAPN・ユーザ・パスワードについて書かれているので、b-mobile WiFiの実験が終わったところで、このSIMをXperiaにさしての通信実験も行いたいと思います。(通話ができないデータ専用SIMなので、b-mobile WiFiでの接続とほとんど変わらないかとは思いますが。)
このSIMを剥がすのがけっこううやりにくくて、改善されないかなぁと思います。
裏面です。電話番号が書いてありますが、ココに電話すると『こちらはNTTドコモです。お掛けになった電話はデータ通信専用となっており・・・』と言われます。
はい、収まりました。 バッテリーを戻して、カバーを戻して。
電源ボタンを5秒ほど押すと、無事に電源ON!です。
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さてさて、実験ですが、Wi-Fiと3G(データサービス)が自動切替にならないように設定して進めることにしました。(Wi-Fi接続中は、3Gが切れているという前提なのですが、余計なプロセスも動かないでしょうし念のため。)
ちなみに、初期設定は、
ルータの設定画面にログイン後、『ユーザー制限』メニューからWEPキーをONに設定しています。(スクリーンショットを撮り忘れていました。 また、設定画面の一部は、Xperiaからだと正常に表示されなかったり、Opera MINIブラウザからだと表示されなかったりという現象があったので、改めてブログに記載したいと思います。)
Xperiaにて、Wi-FiをON→ b-mobile WiFiを選択してWEPキーを入力して無事に接続完了です。(b-mobile WiFiに続く6ケタの番号は、このルータに設定された番号で、ルータ設定メニューの『アドバンスト設定』から恐らく変更ができるかと思います。)
続いて、メニュー→ワイヤレス設定→モバイルネットワークを開き、「データサービス」を選択してOFFにします。(これで3Gを使わない設定になります。)
データサービスをOFFにしようとすると、ダイアログが表示されますが迷わず「OK」を選択します。
データサービスがOFFになりチェックが外れている事を確認します。
(アクセスポイント名に、b-mobile SIMのマニュアルに記載されたAPN・ユーザー名・パスワードを設定しておけば、Xperiaをb-mobile SIMで使えるようになりますが、b-mobile WiFiの検証終了後に書かせて頂きます。)
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以上で、Wi-Fi専用モードでのテスト設定が完了です。
(但し、通常は、データサービスをONのままで自動切替にて使います。)
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そして早速ですが、Wi-FiのOFF-ONによる接続までの時間についてチェックしました。
これは、アニキさまのコメント(質問)にて、
『モバイルルーター(光ポータブル)を入手したらぜひ試してみていただきたいことがあります。PCからでもAndroid タブレットからでも良いのですが、WiFiの接続(認証)時間です。私はb-mobile のモバイルルーターを購入したのですが、これがどうも接続に時間がかかるのです。PCからの接続で10-13秒くらい。 WAN回線の無線ルーターに接続するときは4-5秒なので、13秒はとても長く感じます。無線ルーター側の処理能力の問題なのか、認証方式(WEPとかIEEE802.1x だからなのか? とか検証すべき点は思いつくものの、実際の確認まではできていません。 外出先で無線LAN経由でネットワーク接続しようと思ったのですが、この13秒が思いの外ストレスになっています。光ポータブルの認証時間が早いなら乗り換えたいですね。』
ということで、まずは手元のXperiaで試してみました。
接続状況が良く見えるようにウィジットなどでのOFF-ON操作ではなく、設定メニュー
からのOFF-ONを実施しました。
一番上のチェックボックスを外すようにタッチして、暫くしてから再びタッチ。
タッチしてから、この『b-mobile WiFi 711161に接続しました』と表示されるまでの秒数をざっと計測してみたところ、たまに10秒を超える事がありましたが、通常は7秒で接続メッセージが表示されてました。
(Xperiaは、バッテリー消費を抑えるためにWi-FiをOFFにしていましたが、常時Wi-Fi接続とする場合は、アクセスポイントを探すような無駄なバッテリー消費がなさそうなので、これもチェックポイントとなりそうですね。)
バッテリー消費を気にしないという前提であれば、b-mobile WiFiもXperiaのWi-Fiも常時ONにするということで、7秒のタイムロスを気にする事も無いような気がしますが、こまめにOFF-ONしてバッテリーをもたせようとすると、ネット(Wi-Fi)接続確立までの時間は気になるところです。
アニキさまはPCを使用しての13秒ということ、そして、日本通信のサポートの方に確認したところ、特にスリープモードなどはなく電源ONの時は3Gに常時接続しているということで、タイムラグはそこには無いということで、デバイス固有の相性というのか、時間の掛かる掛からないがあるのかもしれません。
そこで、VAIOノートでもチェックを実施しました。
WEPキー・オープンでWi-Fi設定しただけでサクッと繋がり、ブラウジングのスピードも特に問題無く使えますね。。。と本題に戻りまして、Vista Busnessを使っているので、『ネットワークと共有センター』で接続状態を確認し『切断』を選択。
VAIOは、ネットワーク設定切り替えツールの『VAIO Smart Network』があるので、ここからb-mobile Wi-Fiの設定を登録しておき、『プロファイルの切り替え』を実施してから『接続』状態表示になるまでの時間を計測しました。
が、、、概ね7秒~8秒ということで、Xperiaと同程度で接続が確立しました。
b-mobile WiFiがスリープモードなしの3G常時接続であること、アニキさまの環境で、BB Wi-Fiルータからはサクッと繋がるという状況を考えると、
- b-mobile WiFi の設定
- b-mobile WiFi のハードウェア自体の問題・障害
あたりが13秒近く、接続掛る原因なのかもしれません。
(ハードウェアは交換・修理対象かと思われるので、日本通信さんにご相談してみたほうが良いかもしれません。)
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さて、明日は4:30起床なので、書きかけなのですが、ひとまずココまでということで。
引き続き、b-mobile WiFi & b-mobile SIMに関するレポートを継続したいと思います。
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