【すでにコンテンツはAIがほとんど作っているかもしれない】Generative AI(生成系AI)とSaaS CRMプロダクトにおける対応状況
こんにちは、穂苅(@tomoyanhokarin)です。
Generative AIの話題がここのところ多く聞くようになってきました。
Generative AI
Generative AI(生成系AI)というのは、生成系AI(ジェネレーティブAI:Generative AI)とは? によると、このようなものです
クリエイティブかつ現実的な全く新しいオリジナルのアウトプットを生み出す人工知能(AI)のことで、具体的には新しいデジタルの画像や動画、オーディオ(音声/音楽など)、文章やコードなどのテキストを生成するAI、もしくはこれらを組み合わせて生成するAIのことを指す。そのAIは通常、データ/コンテンツから学習するディープラーニング(その中でも特にTransformerといった最近の技術)により構築された非常に大規模な機械学習モデルとなっている。画像を生成できるAIの「Stable Diffusion」や、テキストを生成できるAIの「ChatGPT」などがその代表である
さて、この中で画像、音楽、動画生成については、様々なサービスが出てきています。有料のものもありますが、生成された画像を見ると感動します。
ちなみに、ChatGPTに「画像生成できる?」と聞いたところこのような回答をもらいました。
GPT-4自体はテキストベースのモデルで、直接的に画像生成は行いません。しかし、OpenAIは別のモデル、DALEEというものをリリースしており、これは画像生成に特化しています。DALEEはテキストの指示に基づいて画像を生成することができます。
もし画像生成が目的であれば、DALEEやそのようなモデルを検討すると良いでしょう。しかし、直接的にGPT-4を使用して画像生成を試みることはできません。
CRMツール2社のAI活用
今回は、その中でもCRMツールにおけるAI活用です。
CRMとは、顧客の関係性を管理するもので、CRMツールを使うと顧客データを最新化しながら管理することで、顧客の今の状況に合わせたアプローチや分析ができるというものです。
CRMに紐づいてくるのが、MA(Marketing Automation)やSFA(Sales Force Automation)といった機能を持つツールで、これがGenerative AIと非常に親和性が高いためベンダー側が開発を加速させています。
Salesforce社のEinstein GPT
Salesforce社の場合は、Einstein GPTがあります、特に生成系の話だと、営業活用として顧客の状況に合わせたパーソナライズした内容のメールを文面を作成することなどができるようになり、マーケティングの部分では、ターゲットを絞ったコンテンツ作成や、コードの自動生成といったまさにChatGPTでできるような部分がSalesforceプロダクトに実装されてきています。
詳細:Salesforce、世界初のCRM向け生成AI「Einstein GPT」を発表
(参考)https://www.salesforce.com/products/einstein/overview/
HubSpot社のコンテンツアシスタント
HubSpot社は、AI技術を使って「コンテンツアシスタント」と「ChatSpot」の2つのサービス提供をしています。
ChatSpotというのは、HubSpotのCRMの作業をAIが補ってくれるというもので、例えば新しいデータを登録するとき、メール送信、レポート出力などをチャットベースでサポートしてくれるものです。
今回は、コンテンツアシスタントのほうが近いのでそちらを紹介します。
コンテンツアシスタントは、HubSpot上で作成できるコンテンツをAIを使って質を高めていくためのサービスです。メール、ランディングページ、ブログ記事、SNS投稿など、企業がマーケティング活動でコンテンツを作っていくケースは多いです。しかし、コンテンツの生成は非常に労力のかかる作業です。ここをコンテンツアシスタントを使うことでアイディアを出してもらったり、アウトラインを作ってもらったりしていくことができます。AIが完璧になることは無いので、生成されたコンテンツに対して人の観点で修正して形にしていくという流れになります。
(参照)https://www.hubspot.jp/products/cms/ai-content-writer
AIを使ったサービスはどんどん実用化がされてきています。
そのうち完全にAIが作ったコンテンツと人が作ったコンテンツの見分け自体もつかなくなっていきそうですが、本質的な部分は「いかに顧客が欲しいを思っている情報をその時に届けられるか」ですので、上手くAIも活用してマーケティングや営業活動をしていきたいものです。
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