WordPressでつくるECサイト『WooCommerce』
WordPressは現在多くのサイトで使われていることはご存知のかたも多いと思います。 今回は、WordPressをECサイトにしてしまうプラグイン『WooCommerce』について書いていきます。
WooCommerceとは
WooCommerce(ウーコマース)は、WordPressのプラグインでAmazonなどのように物品の販売ができるサイト、ECサイトを簡単に作ることができる機能のことです。WooCommerce用に別のプラグインを組み合わせることで
- カード決済
- 関連商品ごとに管理
- 継続課金機能
- 会員さんのランクをつける - 特別価格の設定ができる
プラグインの詳細を見ると、**かなりの好成績**です。
- 最終更新2日前
- 有効インストール数400万
- 検証済バージョン最新の4.9.8
- 評価平均☆4.5
WooCommerceのシェア
WooCommerceの利用は、BuiltWith Pty Ltd. の調査によると、
WooCommerceのシェアは、世界のTop100万社のEコマースサイトで見るとNo.1の21%ということです。
日本語
WooCommerceはアメリカで生まれているため、基本言語は英語です。そこで、日本対応をするプラグインも存在していました。
WooCommerce For Japan
また、日本円での決済などはプラグインでまかなうことができるので、調べながらでも誰でもWordPressでECサイトが作れます。
その他
注意点
簡単に個人でもECサイトを作れて運用できるのがとてもいいのですが、例えばユーザーに会員登録をしてもらう場合など、個人情報の扱いには最大限注意する必要があります。
WooCommerce を利用するのに適した EC サイト という記事の基準がとてもわかり易かったため紹介いたします。
- 商品をネット上に並べれば売れると確信できる場合(Wooは☓)
- 社内にセキュリティー意識の高い人や知識のある人がおらず、外注などの運用コストが出せない場合(Wooは☓)
- 商品のストーリーや売りをコンテンツで説明して売りたい場合(Wooは◎)
- カートや決済において色々とカスタマイズしたい場合。(Wooは◎)
- 商品の数とその複雑な場合。(Wooは△)
単純にECサイトで商品を販売してみたい、セキュリティ知識やサーバー代などのコストを払えない場合は、WooCommerceはNGです。会員情報事態をWordPressのデータベースに置いてしまうと、それだけでセキュリティリスクが増加します。別途の対策が必要な場合があります。
こういった場合はBASEやカラーミーショップなどのほうがおすすめです。
そうではなく、売りたい商品の売りをWordPressお得意のコンテンツと絡めて伝え、売っていきたい場合やカスタマイズを行って独自のECサービスを実現したい場合にはWooCommerceが有益であるといえます。
速度
WooCommerceとは少し離れますが、ECサイトはページの表示スピードが売上を左右することがあります。
例えば、「買おうかな〜」と思っている商品のページがなかなか表示されないと、一気に買う気が失せた経験はありませんか?
Amazonは以前、「サイト表示が0.1秒遅くなると、売上が1%減少する」といっています。
Googleもかなり前ですが、「上位20%のサイトの検索順位を上げる。その閾値は約1.4秒」
といっていました。
そのため、WooCommerceを導入する際には、高速なサーバーを用意することも大事です。VPSでもスペック高めのサーバーか、AWSクラウドサーバーやConohaなど一部VPSでしたらKUSANAGIなどの高速稼働の仮想マシンも選択肢に入ります。