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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

Googleのモバイルファーストは何故

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Googleがモバイルサイトの速度をとても重要視していることは既知のことかと思います。
Googleは常にユーザーファーストを考え、たとえばSEOにおいてズルをするユーザーを厳しく取り締まってきました。Googleがユーザーファーストを行うことで、Googleに入ってくる広告費などが増えるので会社としては当たり前ですよね。

Googleのモバイルサイト速度についてのブログ

さて、 Googleが面白いブログ記事を出していました。
ユーザーがスマホに触る回数は、平均で約150 回だそうです。検索だけでなく、SNSの確認や発信、地図、音楽や動画、ゲーム、メールやLINEなどのチャットと、 時間にして約180分をスマートフォンの利用に費やしているとのことです。

そして、注目はここです。

ここで注目したいのは、接触時間を回数で割ると、1 回の接触あたりの時間は、わずか 1 分程しかないということです。モバイル ユーザーはこの 1 分間のうちに、例えば気になる事柄を検索するなど、自身の目的を完了しようとします。しかし、このとき検索で見つかったウェブページがなかなか表示されなかったらどうでしょうか?
興味深い調査があります。ウェブページが表示されるまでに 10 秒以上かかる場合、49% の人がそのサイトを去るというのです。ほかにモバイルサイトを閲覧する際、最もイライラする要素を聞いた調査では、46% もの人がページの表示が遅い点を挙げています(図 1)。
自分で考えてみても、いくら見たいサイトであっても10秒以上待たされたら、「もういい」となりますよね。
Webサイトの表示遅延は離脱率に大きく影響するということがわかります。

読み込み時間の遅延による悪影響

Googleの調査によると、読み込み時間の 1 秒の遅延は、下記のような悪影響をもたらすとしています。

1. ページビュー : -11%
2. コンバージョン率 : -7%
3. 顧客満足度 : -16%

これは、メディアサイトやサービスサイト、ECサイトなどにとっては死活問題になってしまうのでは無いでしょうか。

Googleが提唱する対策

必要な要素はこちらとのこと。
  • 表示にかかる時間(目標は 3 秒未満
  • リクエスト数(目標は 80 回未満
  • ページ容量(目標は 1MB 未満
具体的にどうすればいいかというと、
例えば表示にかかる時間短縮には、レンダリングパスの整備やHTTPSの有効、
リクエスト数にはキャッシュの利用、
ページ容量では、画像圧縮
といった対応だそうです。

WordPressサイトであれば[KUSANAGI](https://kusanagi.tokyo/ "KUSANAGI")で保守すればおおよそ解消しそうですね!

オルタナティブ・ブログのモバイル速度結果

ここでオルタナティブ・ブログをGoogle が提供する、[Test My Site](https://testmysite.withgoogle.com/intl/ja-jp "Test My Site")で計測してみました。
結果は。。。
**「普通」**でした。
スクリーンショット 2018-08-14 20.11.59.png
「良好」にはなっていないので、改善の余地はありそうです。

今回書いてきましたように、**Googleは今後モバイルファースト**です。
**Webサイトもモバイルファースト**です。
**表示速度もモバイルファースト**です。
この事実をおさえておいたほうが良いかもしれませんね。


2018/08/14の話題

今日はGoogleがこの話題で騒然としていましたね。
[Google Tracks Location Data Even When Users Turn Service Off, AP Report Finds](https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-08-13/google-tracks-location-data-even-when-users-turn-service-off-ap "Google Tracks Location Data Even When Users Turn Service Off, AP Report Finds")

「Android」搭載端末や「iPhone」上のGoogleサービスは、ユーザーがプライバシー設定でロケーション履歴をオフにしても、そのユーザーの位置データを追跡して保存するという。

本当だとしたらかなり残念なことですが、こういう個人情報の扱い、今後の議論の一つになっていきそうです。

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