伊集院静の「贈る言葉」
3連休いかがお過ごしでしょうか?
私は親知らずを抜歯してきて口の中が血で満ちております。
今日は、私の好きな伊集院静さんの書籍から、感銘を受けたところを紹介してみたいと思います。
作家の伊集院静さんは、『なぎさホテル』や『ノボさん』という有名な作品がありますが、 私は『大人の流儀シリーズ』が好きで、その流れで読んだこの本が「ああ、いいな〜」と思ったところがありましたので、 これからの生活につながると思いました。
社会経験がまだ少ない20代の同世代から、40代50代60代以上まで感じ取るものは異なるかもしれませんが
ぜひどのように感じたか感想を聞かせてほしいものです。
すべては覚悟から始まる
伊集院静の「贈る言葉」は、他の伊集院静作品とは異なり、2000~2012の間に成人の日、新社会人の入社の日にサントリー新聞広告に掲載されたメッセージをまとめたものです。
①風の中に立ちなさい
大人とは、一人できちんと歩き、自分と、自分以外の人にちゃんと目を向け、いつでも他人に手を差し伸べられる力と愛情を持つ人だ。 君が大人になるために一つ助言をしておこう。まずはケータイを置きなさい。テレビを消しなさい。パスポートを取得して、一番安い乗り物ですぐに日本を発ちなさい。 目的地は?どこだっていい。 この国以外の、風の中に立ちなさい。世界を自分の目で見ることから始めなさい。目で見た全てをどんどん身体の中に入れなさい。そこに生きる人々が何を食べ、何を見つめ、何を喜び、何のために汗をかき、なぜ泣いているのかを見なさい。ともに食べ、ともに笑い泣きなさい。それだけで十分だ。でもラクな日々ではないぞ。苦しい中にこそ本物はあるんだ。
②空っぽのグラス諸君
新社会人おめでとう。君は今、空っぽのグラスとおなじなんだ。どのグラスも今は大きさが一緒なのだ。肝心なことは、仕事の心棒に触れることだ。たとえどんな仕事であれ、その仕事が存在する理由がある。仕事の心棒は、自分以外の誰かの為にあると、私は思う。その心棒に触れ、熱を感じることが大切だ。仕事の汗は、その情熱が出させる。心棒に、肝心に触れるには、いつもベストを尽くして、自分が空っぽになって向かうことだ。 それでも愚痴も出るし、斜めにもなりたくなる。でもそれは口にするな。そんな時は空っぽのグラスに語らいの酒を注げばいい。
③抵抗せよ。すぐに役立つ人になるな。
抵抗しろ。改革しろ。妥協するな。役立たずと蔭口を言われても気にするな。すぐに役立つ人間はすぐに役に立たなくなる。仕事の真価は「すぐ」の周辺にはないのだ。抵抗は辛いぞ。孤立するぞ。そんな時にはグラスを傾けよう。
④仕事の喜びとは何か?
初仕事ごとを始める前に守ってほしいことがある。それは今まで君が生きてきて大切にしていたものを捨てないことだ。 ファッションでも、音楽でも、恋愛だっていいんだ。大切にしているものには、そこに個性がある。個性は君そのものであり、想像の原動力だ。皆が同じカラーで仕事をする時代は終わったんだ。
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