今だからこそ必要な「マネジメント基礎力」
今から約20年前。私が研修業界に入りたての頃の「管理職研修」と言えば、「マネジメント基礎」といわれるマネジメントにかかわる「基本理論」を学ぶプログラムが主流で、短くても2泊3日、場合によっては1週間なんていうプログラムがありました。
で、最近になってその当時の研修を思い出し、「あの研修って、実はとてもいい研修だったのかも」と・・考えるように。そこで、当時の研修のテキストになっていたものを紐解いてみると。
するとそこに書かれていたのは・・・温故知新・・・。
特に、激しい環境変化、複雑化する組織、多様化する人、をマネジメントする上で役立ちそうなことばかり。
そこで、今一度リーダーシップやマネジメントに関する基本理論を、書籍をもとにブログ上でおさらいすることにしました。あわせて実践場面の(今の職場状況における)課題や疑問などに触れてみたいと思っています。
最初に取り上げる書籍は、P・ハーシィ、K・Hブランチャード、D・Eジョンソン著 山本成二、山本あづさ訳『入門から応用へ 行動科学の展開 新版 人的資源の活用』。(著者の一人、K・Hブランチャードは、『1分間マネジャー』シリーズは大ベストセラーなので、そちらの方が馴染み深い方も多いかもしれません)
同書の原書初版は、約50年前(1960年代)に出版されています。そこから版を重ね、2000年に発行されたものが日本語の「新版」となっていますが、環境が劇的に変化している中で「残っている基本理論」というのは、ある意味新鮮です。
例えば、下図。
図は、人の「成長」に必要な要素の全体像が示されているので、人の育成を進める際に、
・何がわかっていて、何がわかっていないのだろうか
・必要なプロセスはなんだろうか
・どの程度時間が必要だろうか
など自分の状況と照らし合わせてみてみると、自分が取り組むべきことが具体化しやすくなります。
このように、書籍を読むだけだとサラッと流してしまいそうな部分に焦点を当てながら、いろいろと考えてみる。これに取り組んでいこうと思います。
私にとって初の試みなので、試行錯誤が予想されますが、コメントや応援メッセージなどいただけるとうれしいです。それでは引き続き、よろしくお願いします。
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