成果をあげている人から学んだ「反応」のとらえ方
上司や周囲の評価や他者の言葉など「反応を気にする」ことはないでしょうか。私も「気にする」タイプです。しかし、ある考え方を知ってから「気にする」時間が減りました。今回は、そのきっかけとなった出来事から。
急成長し高収益を上げ続けるメーカーの、経営企画部門の管理職を経てコンサルタントとして独立された方(その方が高い実績を上げてきたことは誰もが認める)に、初めてお会いした頃(かれこれ10年以上前)のこと。
あるとき、その方が独立後に初めて主催するセミナーに、オブザーバーとして参加する機会がありました。セミナー内容は「営業戦略においてホワイトスペース(誰もが見落としている部分)をいかに見つけ取り組むか」。
セミナーはその方の実践経験を元にした内容だったため、参加者からの個別質問も多く関心の高さをうかがわせる素晴らしいものでした。ただし、初セミナーということもあり、プログラム構成には見直しの余地がありました。
セミナー終了後、挨拶にうかがうと「内容はいかがでしたか?」と聞かれました。「良かった」という主旨のことをお伝えすると、その方は笑顔で
いえ、良かったことをお聞きしたいんじゃないんです。
よくないことをぜひ聞かせてください。
修正は早くするにこしたことがないんで。
この言葉を聞いた時の率直な印象は「かっこいい!」でした。
その理由は、よくない情報や反応を集めるメリットを熟知していること、そして、それが「解決できるもの」であるというスタンスであること、さらに「解決することでメリットが大きい」ことを経験から理解されていると感じたからです。
この出来事から、「反応」は「気にするもの」ではなく、「今後の修正材料の1つ」と割り切ってとらえればよいということに気づいたのでした。
以来、「よくないことをぜひ聞かせてください」と言える人間でありたいなーと思っています。そして、反応をいただけることは本当にありがたいと思っています。が、反応を得ると多少は気にして凹んでしまうヘタレな自分もいるので、メンタル面を強化中。
一番大事なのは自分が「気にしている」ことに気づき、「できることはないか」と視点を変えること。視点を変えられると、ずいぶん気持ちが変わるみたいです。
~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝
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