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30代後半から乱れがちなやる気と、その回復法

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教育や研修に期待されていること。それはずばり「社員のやる気を高めてほしい」ということ。そのため、やる気を高めるための方法は、売るほど持っています。しかし、誰にでも効く万能薬と言うのはありません。それよりも、私ごとで恐縮ですが、年のせいでしょうか。年々、「イマイチやる気が出ない」という日が増えてきました。そこで今回は、私のやる気回復法をご紹介します。

30代後半からやる気に乱れが・・・
30代後半からでしょうか。ある程度高どまりしていたやる気が、日によって大きく振幅することに気づいたのは。やたら元気な日もあれば、もう何もする気になれず、ネットサーフィンに明け暮れてしまう。そして、ネットサーフィン後は「1日を無駄に過ごしてしまった・・・」と自己嫌悪に陥り、さらに落ち込む。

やる気の振幅に気づいた頃ぐらいから、今度は、身体にも振幅が現れるようになりました。腰痛、神経痛、歯ぐきの炎症など。数日で治るなら問題がないのですが、数週間~1ヶ月超症状が続き「会社に行くのがやっと」という状態の時もありました。

病院で診てもらっても、特に異常なし。唯一考えられる原因は「運動不足」。そう言われても、痛くて運動どころではありません。強めの痛み止めをもらって、症状を抑えるしかない。しかし、それも長期間にわたって飲むのはリスクになるということから、飲む間隔をあけて対応。こうなると「やる気」以前の問題です。

このような症状が、30代後半から40代半の現在に至るまで毎年何かしら出ています。そして、ある時思ったのです。これって更年期の症状なのかもと。それを認めたくない気持ちはありますが「更年期の症状チェック」なるものを見ると、結構当てはまる。「腰痛」「神経痛」などはドンピシャ。どうも、ホルモンのバランスが変わることで起きるよう。

そうか・・・ホルモンバランスかぁ・・・そう思ったのが去年の夏。そして考え方を変えました。やる気をコントロールすることをあきらめよう。それよりも、体の声に従って、体に心地よいことを優先しよう。そのために今取り組んでいるのが、以下の3つの心がけです。

3つの心がけ
1)体調が崩れる前の状態を知り、生活を見直す
    私の場合は、大きく体調を崩す時期が6月~9月の夏を挟んだ時期です。その崩しようが半端でなくつらいので、そうならないために、改善に取り組むことにしました。そこで、体調を崩す前にどんな過ごし方をしていたか、振り返ることにしました。すると、つらい症状が出る前の生活習慣には、似たような乱れがあることに気づきました。その乱れとは以下のようなものです。
・仕事が忙しい
・外食が続く
・入浴時間が短い
・飲酒機会が多い
・睡眠が不足している
・室外は暑く、室内は冷房がきいている(上着を羽織っても少し寒いと感じる)
・PC作業など、長時間同じ姿勢でいる
特に、冷えた室内に長い時間同じ姿勢でいる日が続くと、重い腰痛の症状が出るようです。

このことに気づいてから、対策として、空調の風が直接体にあたらないようにし、夏でも温かい飲み物を飲み、忙しくても夜は時間を決めて切り上げるようにしました。

2)意識して体を動かす
  お医者様に「運動不足」と言われても、今の生活の中に、ジムに通ったり、毎日走ったりや歩いたり、を取り入れる余裕はありません。そこで、会社の往復時間と、就寝前の15分ほどの時間を活用することにしました。往復時間は、できるだけ、腹筋に力を入れて姿勢よく歩く。就寝前は、ストレッチ。それ以外は、休日に長時間の散歩に出るように、などです。

3)「考えない」時間をつくる
  日々、色々な悩みが生まれます。人間関係、家族のこと、業績、お金、健康、将来のことなどなど、きりがありません。私の場合は、1度悩み始めると、ずっとそのことばかり考える傾向があります。しかし、悩んでいて解決するかというと、ほとんどの場合、解決しません。また、その時の考えはあまりポジティブではありません。

ある時、悩んでいる自分とその時間の多さに気づき「ムダだ」と思ったことがありました。さらに、その良くない考えが、体調にも影響しているような気がして「損だ」とも感じました。

以来、悩みがあっても「考えるのを止める」ことにしました。悩んでいることがあれば、「取り組めること」や「行動」をいくつか書き出しておいて、それを書き出したらそれ以上は考えない。そんな工夫をしています。
  
  

以上3つのことを心がけたところ、多少の症状は出ても、動けないほどひどい体調不良になることはなくなりました。時折、体調が優れないときもありますが、数日で元に戻る回復力がついています。

そして、回復力がついた頃から、自然と「やる気」は湧いてくるようになりました。

「やる気」はあるのに「やる気があると思ってもらえない」時は?
体調以外の要因として、「やる気」があっても「やる気があるように見てもらえない」ということで悩んでいらっしゃる方がいるかもしれません。その時は、次のことに意識を向けてみてはいかがでしょうか。

キーワードは「自分から」です。自分から挨拶する、自分から報連相する、自分から意見を言う、自分から提案する、自分から早めにメール返信する、などです。その時に、出来れば相手にとって良い印象(例えば笑顔や丁寧な文章表現)であれば、ほとんどの場合「やる気がある」と思ってもらえます。

このように働きかけることが出来れば「やる気」は体調に関係なく伝わることでしょう。

但し、体調がイマイチな時に、ムリをするのは禁物です。早めに上司や周囲に伝え、理解を得ておくことが大事。(部下や後輩からやる気が伝わってこないときは、体調をさりげなく気遣うことも必要。)私の周囲を観察していても、30代後半ぐらいから、徐々にムリがききにくくなる人が増えるようです。

「最近、なんとなくやる気が落ち気味」と感じたら、体調の面にも目を向けてみるといいかもしれません。早めに改善するきっかけになれば幸いです。

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