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HRD(人材の育成、教育研修)の現場から、気づいたこと、アイデアを発信します。初めて人材育成や教育担当になった方でも、わかりやすく、取り組みやすい情報提供を目指します。特に、20代~30代を元気にしたいご担当者様、是非このブログにご参加ください。

15年前の35歳と、今の35歳では求められるレベルが全く違う

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「あなたは2月から、○○国の支店長として海外赴任を命じられた。赴任前に現状を把握しておくようにと、資料を渡され目を通している。今日は、現支店長の○○が日本での会議に出席しており、その会議後に会うことになっている。待ち合わせの時間まで2時間ほどの時間がある。資料に目を通し、確認事項や渡航前に準備しておくことなどを確認するつもりだ」

難易度が高くなったマネジメント

冒頭の文書は、昨日の記事でご紹介した、インバスケット演習を今のケースにした場合としてアレンジしたものです。(実際に活用しているケースとは違いますので、ご承知おきを!)

過去のケースと一体何が違うのか、わかりやすい部分をちょっと表にしてみましたので、ご覧ください。 いかがでしょうか?ずいぶん違いがあるのがご理解いただけるでしょうか?

 

1995年のケース

2011年のケース

勤務地

国内の別の拠点

海外の拠点

言語

日本語

日本語、英語

組織構成

プロパー社員を中心に階層構造。

(一部に派遣やアルバイト社員)

年齢、性別、職位、役割はあるものの、

フラットな構造。

バックグラウンド、モチベーション、

スキルなどバラバラ。

労働形態も様々。

法律

日本国憲法に準拠

その国の法律に準拠

通貨

円とその国の通貨

物流

国内の輸送手段

海外の輸送手段(貿易手続きを有)

行動範囲

支店を中心に、近県

担当する国の主要地域

コミュニケーション手段

Face to Face

電話

Face to Face

メール、電話、TV会議

                 

 

 

 

 

 

 

 ちょっとまとめただけでもこの違い。知らず知らずのうちに、結構大変になっていたんですね。勤務地が国内であっても、海外との取引があったり、社員の国籍が違っていれば、似ている部分はかなりあるでしょう。

状況を整理して見ると、35歳前後で求められていたマネジメントのレベルが、大きく変わってきていることがわかります。いわば未知なるマネジメントとの遭遇です。もちろん以前から、大手企業や商社ではこのようなレベルを求められる人がいました。しかし、それはごく一部の人の話でした。しかし今は、普通に仕事をしている人でも、ある日突然、こうした仕事の役割を担う必要性が出てきているのです。

そこで私が思ったのは、これだけの変化に対応するには、人材育成担当者が1社の中だけで取り組むには、限界があるということでした。そして、「オールジャパン(ちょっと大げさ?)で取り組むしかない」ということでした。

このような経緯から今年は、様々な企業の人材育成ご担当者様に集まっていただき、各企業での成功・失敗例を共有しながら、自社の人材育成の企画や計画をブラッシュアップしていただくための、『人材育成ご担当者 ワークショップ』を年3回ほど開催することにしました。

これが、私が30代を元気にするために今年取り組む、環境づくりであり支援です。

 

ワークショップに参加したい方のために

このワークショップにご参加いただける対象は、企業内で人材育成に携わっている方です。(大変申し訳ないのですが、ご同業の方やコンサルタントの方にはご遠慮いただいております。いつか皆さんとも手を取っていきたいとは考えておりますが、少々お時間を下さいませ)

直近では、2011年2月7日(月)に開催します。

2月のテーマは、『平成11年度入社 新入社員育成~配属後も元気に行動する社員を育てるための育成コンセプトとプロセス設計のポイント』です。

ワークショップは有料ですが、誠ブログをご覧になった方は、お申し込み時に「誠ブログを見て」とお書き添え下さい。ご招待とさせていただきます。お申し込みの受け付けは、先着順といたします。(30名様限定です)なお、お申し込みへのお返事は、当社営業日(11日以降)となりますのでご了承ください。

詳細のご案内(プログラムやファシリテーターなど)、お申し込みは、下記のサイトからどうぞ。

 http://www.six-stars.jp/seminar/workshop.html

あなたの身近に、人材育成のご担当者様がいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

それでは、今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。よい週末を! 

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