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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

Fitbitの強みとは

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昨今の健康志向の高まりは、ウェアラブルデバイスの進化、普及が手助けしている面が多分にあるのではないでしょうか。

私も40台となり、日頃の不摂生のせいでしょうか、健康診断の結果、日常的に体を動かすことをかなり厳しく言われるようになってしまいました。30台から指摘されていたのですが、もはやごまかしの利かないレベルに突入してしまい、意を決して取り組むこととしました。
とりあえずは一日10分、心拍数のあがる運動をするようにということで、ウォーキングをすることに。意識して歩けば、特に早足でなくても十分に効果があるということでした。Facebookを開けば、今日は10km走りましたとか、フルマラソン完走しましたとか、レベルの高い友人、同僚の投稿を見てため息をもらしてしまいますが、いまの自分には1km走るのもしんどそうです。若かりしころはテニス部なのにランニングばかりしていて、中学生のときに校内マラソン大会で300人中14位に入ったというのが過去の栄光だったりして、いずれはジョギング、ランニングに移行したいなという野望を持っています。そのときには、以前ブログで紹介したRunKeeperに記録したいと思います(RunKeeperはウォーキングにも使えますが)。

ところで一日何歩歩いているのだろうと思ったときに、会社から活動量計を支給されていることを思い出しました。希望者に配布しますということだったので、よしこれを身に着けて頑張るぞと思ったのも束の間、まったく使っていなかった代物です。この活動量計は、「Fitbit」。そのラインアップの中で一番シンプルな、ディスプレイ表示のないタイプのものです。記録はBluetoothでリンクされ、アプリで見る仕組みなのですね。そんなことも知りませんでした。

私の普段の活動は、デジタルセールス(インサイドセールス)ということで、基本的には内勤の営業ですので、お客様訪問はあまりありません。一日中会社にいることが多いのですが、そんな普通の一日の歩数はおよそ9500歩であることがわかりました。万歩計というくらいだから、一万歩歩けばなかなかのレベルなのかと思いますが、どうなのでしょうか。たぶん通勤時のだらだらとした歩き方では効果がないのでしょうね。そう思い、たまに会社を出てから幕張新都心のスカイウォークをぐるっと遠回りして駅まで歩いたりしています。それでも意外と歩数は伸びていなくてがっかりしたりして。

やはり、一日何歩歩いて、どれくらいアクティブな時間があったかが表示されると励みにはなりますね。Fitbitの記録は履歴をたどることもできますし、さらにはSNSで共有することもできるそうです。

歩数計は従来から健康器具として売られていて、ドラッグストアでもよく見かけます。最近Fitbitの創業に日本人が深くかかわっているという記事を読み、その中で、機能面は深く追及するつもりはなく、簡単で使いやすく長く使ってもらえるようにことを重視している、という部分が印象的でした。ハードウェアとしての精緻さではなく、記録の見せ方によって利用者の満足度を高めるのかのの方が重要だということに目をつけたのでしょうね。4年前にはオムロンが90%、Fitbitが1%だったというシェアが、いまではFitbitが85%になっているそうです。会社の株価総額は1兆円にものぼるとか。

この方はスタートアップを6社も成功(株式公開 or M&A)させた方として、ベンチャーの本場アメリカでは有名な日本人ということです。ベンチャーを成功させるという視点だけでなく、日常の営業やマーケティングにも役立ちそうな内容が盛りだくさんの興味深い記事でしたので、ぜひ読んでみてください。

Fitibitを手がけるシリコンバレー"伝説"の日本人~起業・売却を繰り返す67歳、熊谷芳太郎氏に会った~


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