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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

本が好きなのか、本屋さんが好きなのか

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皆さんは、本を読むのは好きでしょうか。

最近、電車の中ではみなスマートフォンを操作しており、本を読む人が少なくなっているのではないかと感じています。
私自身は、スマートフォンをながめるのは、基本的には電車を待つときのようなすき間時間に限られており、10分以上電車に乗るときにはたいてい読書をしています。

出版事業は中長期的に不振であると言われています。書籍だけでなく雑誌の売れ行きも苦戦しているようです。ここには、やはりスマートフォンをはじめとするモバイルデバイスに、時間とお金を奪われている影響が出ているのでしょうか。
私は、通勤の電車の中でも読みやすい文庫や新書を、週に一冊のペースで読んでいます。特定のジャンルや作家に限定するのではなく、幅広い分野から好きなように選んでいる、という感じです。週に1冊ペース、しかも基本的には電車の中でしか読みませんので、とても読書家といえるレベルではないのですが、読みたいなと思う本が常に10冊くらいあります。自分の中ではそれをバックログと呼んでいます(あまりいい表現ではないと自分でも思っているのですが)。


そのバックログが積み上がってしまう大きな要因のひとつは、自宅最寄り駅から家に帰るルート上に手ごろな大きさの書店があり、ついつい寄ってしまうことにあるのです。この書店、駅ビル内にあり24時過ぎまで営業しているため大変便利で、買うつもりがなくても店頭に積まれている本がいやでも目に入ってしまい、結局ほぼ毎日寄り道しています。

毎日のように寄ると、どの本がいまのイチ押しであるかがわかります。昨日まで一番目立つ位置に2列に平積みされていたのに、今日はちょっと離れた場所で1列積みになっている、といったことに気づくのです。最近はブックコンシェルジュと言われる人がお勧めの本を自作のPOPで紹介することが多く、人気のコンシェルジュはカリスマ書店員、なんて呼ばれていたりしますね。私の寄る本屋さんは規模が小さいので、おそらくそういったコンシェルジュのような方はいないと思うのですが、それでもお勧めのPOPがいろいろなところに掲出されています。
また、最近は芥川賞や直木賞に匹敵するくらいの知名度を誇る文学賞に本屋大賞というのがあるのはご存知と思います。こちらは、書店員が売りたい本、というのが選考基準であり、他の文学賞との大きな違いです。

このように、出版不況でありながら、また、Amazonをはじめとするネット通販の台頭という状況にも関わらず、書店のプレゼンスというのは決して落ちていないのではないかと思っています。出版不況とはいうものの、書籍の発行点数は増加傾向にあるようで、どの本をアピールするか、どれくらいの冊数を仕入れるのか、といったことでの書店員の悩みは尽きないのだそうです。

ということを、『書店ガール』(碧野圭:PHP文芸文庫)という小説を読んで知りました。この小説は、二人の女性書店員が様々な困難に立ち向かいながら、どうすればお客様に喜んでもらえるお店作りができるのか日々悩み考え、集客のためのプランを練って実行し、書店員であることにやりがいを感じて成長していく、というストーリーです。書店業務の裏側も垣間見ることができ、3巻のシリーズを一気に読んでしまいました。
この本を読んでから、自分は本好きもそうだけど、書店が好きなんだな、と改めて気づいた次第です。

皆さんは、本屋さん、好きですか?

IBM 中山貴之のWeb Page
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