iPhoneを大学教育に活用する
今年からPTAの副会長を務めさせていただき、学校に足を運ぶ機会も多くなりました。これまでは、学校のICT教育等や情報モラルの普及活動などで学校にお伺いさせていただく機会が多かったのですが、父兄の立場から学校現場を見るというのも勉強になります。職業柄、学校の各教室のどのようにパソコンが配置され、授業などにおいてどのような利用をされているのかというのが気になったりしています。
以前「iPhone と学校教育 」や「iPhoneの良さを子どもたちにも伝えてあげよう!! 」等のブログで学校教育においてiPhoneがかなり役立つのではないかという趣旨の内容を書かせていただきました。どちらかというと初等中教育に向いていると思っていたのですが、もっと広い範囲の教育分野でiPhoneが利用できる可能性があることがわかりました。
ITmediaに「青山学院大学、550台のiPhoneを導入――社会情報学部の全学生に配布 」の記事があったので大変興味深く読ませていただきました。
青山学院大学 社会情報学部の全学生と教員に550台のiPhone3Gを配布し、月額基本料とS!ベーシックパック(i)、パケット定額フルは大学側が負担(校内は無線LANの利用)します。
利用用途としては、
GPSを利用した講義への出欠確認
授業の資料・教材の配布
授業風景の動画配信
授業中の情報交換
サイトやアプリシステムの研究と実際の開発
などがあげられています。
大学生はデジタルネイティブと呼ばれるように、生まれた時からデジタル機器とともに育ち、当たり前のように使いこなす世代です。大学生の世代は普通の携帯電話に慣れているため、どの程度タッチパネルに馴染んでいけるのか気になるところです。初等中教育においては、タッチパネルPCの低価格化により、導入も進んできています。いずれ、タッチパネルを当たり前のように使う新しい世代が大学生になっていくことでしょう。
今回のiPhoneが大学の教育においてどのような成果を生むのか、今後の携帯市場の動向を占う上でも大変興味深い取組みです。