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ソーシャルテレビの可能性

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インターネットの世界は、ソーシャルネットワークやソーシャルコマース等、ソーシャルというキーワードが飛び交っています。「コンシューマ型開発」と呼ばれるように、コンシューマ側の発信力が増し、商品開発にコンシューマの意見を積極的に取り入れる取り組みも増加傾向にあります。

 
テレビにおいては、通信と放送の融合・連携が進み、アクトビラに代表されるように、テレビからも動画コンテンツを閲覧できるようになってきています。そして、総務省は、36日、「IPTVの国際標準化活動への対応の強化について 情報通信審議会にIPTV特別委員会を設置(PDF)」を発表し、IPTVの標準化に向けての取り組みを強化しています。

 
一方、テレビのソーシャル化も進化の動きが見られます。いくつか事例をあげてみましょう。

 
松下電器のYouTube対応テレビ

松下電器は、17日、「2008 International CES」において、VIERA CASTを展示し、Bloomberg NewsWeather Newsといった情報取得の他、Youtubeの動画を直接テレビで視聴することや、Googleが提供するオンラインアルバム「Picasa Web Album」の画像を参照するといったことが可能になるようです。(関連記事)。

 

ソーシャルインターネット・テレビ Wi-Fi TV

Wifitv New Wi-Fi TV(TM) Site Merges TV, Social Networking and the Internet」の記事によると、3月までに「Wi-Fi TV」を開始するとしています。実際にアクセスしてみると既に利用できる状態にあり、動画放送を見ながらSNSで情報交換をするという仕組みです。

 

ワンセグとSNSの融合
1月の「放送とソーシャルネットワークの融合」の中でも紹介させていただきましたが、NEC115日、ワンセグとSNSを融合するシステムを開発し、テレビ広島(TSS)に提供したことを発表しました(NEC報道発表資料)。視聴者がワンセグ対応携帯電話を利用して、番組を見ながらデータ放送内でSNSにログインすることができ、SNSに書き込まれた特定ユーザの日記を、ワンセグのデータ放送内でリアルタイムに閲覧することができます。また、閲覧している日記に対して、視聴者がデータ放送内でダイレクトにコメントを書き込むことができます。

 

ソーシャルテレビの実証実験

1129_4KDDIによるソーシャルテレビの実証実験も始まっています。リモコン操作をセンシングして、テレビ番組の視聴情報を取得して、他ユーザと今どんなテレビを見ているか等のプレゼンス情報をパソコンや携帯電話でリアルタイムに共有することができます。

 

NGTV (Next Generation TV)

2015年のテレビを考える」の中でもご紹介させていただきましたが、25日、野村総合研究所(NRI)は、2015年をターゲットとした国内メディア・コンテンツ産業の変革シナリオを記者向けのセミナーで解説しました(関連記事)。2015年に望まれるテレビの姿として、

  • 「ナビゲーション」(検索やレコメンデーション)
  • 「オンデマンド視聴」(タイムシフト、ロケーションシフト)
  • 「メタ情報の共有」(レーティングの共有)
  • 「評価」(評価のフィードバック)

を想定しています。

現在、日本ではアクトビラが商用サービスを実施していますが、その進化版としています。

 

ソーシャルテレビの可能性

これまでのテレビは“視聴”といように見て聞くことが一般的な行動パターンとして考えられていました。しかしながら、これからのソーシャルテレビの波は消費者のテレビに対する行動パターンを大きく変化させる可能性を秘めています。これまでのテレビコマーシャル依存のビジネスモデルから新たなビジネスモデルへの変化と進化が求められる時代になってきているのかもしれません。

 

 

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