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【46インチV】 大画面テレビって、何インチ以上ですか? って、素直に新しいテレビ買いましたって書けばいいものを

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 先週はじめ、ついに我が家に地デジがやってきました。46インチの液晶テレビです。これまで約10年間、我が家のリビングには36インチのブラウン管テレビ…アナログです。それがなにか?…が正座していました。65kgもある巨漢で、存在感この上ないお方です。それをこの度、以前に紹介した友人のフォローもあり、とうとう地デジ対応テレビに買い換えてしまいました。
 
 これまで散々、いろいろ理屈をこねては、まだまだ現役の36インチ・ブラウン管テレビを買い換えるにはしのびないという主旨のエントリーを重ねてきました。

 それが手の平を返したように買い換えに至った経緯は、またあらためて報告するとして(…オイ、コラッ)。今回我が家にやってきた新しいテレビ。これが本当にデカイんです(…言いたいことはそれかよ)。実は、すぐに慣れるかと思ってました。前に36インチ・ブラウン管テレビを買ったときは、29インチからの買い換えでしたが、見事に2~3日で慣れてしまいました。だから今回もそんなもんかと思ってましたよ。それが、まだまったく慣れない。そろそろ10日ほど経過しようとしていますが、まだ違和感バリバリなのです。
 
 今までのベスポジから見ていると、たとえば画面右端から左端に素早く動く映像を目で追いかけると、眼球が動いていることが実感できます(笑)。ずーっと見てると、酔いそうな気がする(ちょっと大げさですけど、でもホント)。これはわたしだけの感覚じゃなくて、家族みんなが同じようなことを口にするのです。
 
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 でもなぜ今回、そこまで大画面を実感しているのでしょうか。我ながらつまらんことを、と思いながらも、何だか不思議な感じで、気になってしまいました。
 
 今回の買い換えは、正確に書けば36インチV型ブラウン管TV(アナログ)→【46インチV】型液晶TV(デジタル)へのチェンジです。画面サイズ的には、ちょうど+10インチですね。前回は29インチブラウン管TV(V型ではない=16:9のワイドではなく、4:3)からの買い換えでしたので、画面サイズ的には+7インチでした。差はわずかに3インチということになります。この3インチで、こんなにも印象が異なるのでしょうか。大画面の実感が長続きしているのには、他にも要因があるように思います。
 
 All Aboutオーディオ・ビジュアルガイドの鴻池賢三氏の記事によると、大画面を実感するのは、V型→V型の買い換えの場合なら+2インチでOKですが、
4:3比率のTV→V型の場合、画面が横長になる分、同じインチサイズだと画面の縦が短くなってしまうため、大画面を実感するのに、+7インチは必要だと解説されています。なるほど。前回の我が家の買い換えは、大画面を実感するのにギリギリのインチUPだったわけですね。それが今回、+2インチでよかったのに+10インチだったので、より大画面の実感が長続きしていると。そういうことですか。
 
 でも、36インチブラウン管がいなくなったオーディオボードの上は、46インチ液晶を乗せてもスカスカに空間が空いてしまいました。何せテレビの厚さ(奥行き)は57.6cm→10.7cmと1/5以下になってしまったわけで、そりゃ印象が大きく変わりました。またテレビのフレーム部分も前回のシルバーから今回ブラックへと変わりました。この辺も変わったなぁという印象が強い要因で、何らか影響があるようにも思います…どうにも感覚的な表現しかできません、どなたかフォロー願えれば嬉しいです…。
 
 またアナログから地デジに変わったことで、画面から受けるインパクトが思いっきり変わりました。実に細部まではっきりくっきり見えるわけです。当然でしょって言われれば、そうなんですが。特にバラエティ番組などを見ていると、派手なスタジオセットが多くて、色彩がパキッと超鮮やかで、インパクトが大きいんです。これもテレビが変わった感が大きい理由のひとつではないでしょうか。
 
 ということで、何インチからが大画面TVかという規定があるわけじゃないので、タイトルの答えは、何インチのどんなテレビからの買い換えなのかによって異なる、というのがわたしの答えです。ふざけるなっ!って…まぁまぁ、そう怒らないでね。。。

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