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クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

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2010年10月15日の投稿

2010年10月18日 »

その昔、関西の深夜ローカル放送で、「クワンガクッ!」という番組がありました。

wikipedia「クワンガクッ!」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AE%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%AF%E3%83%83

このwikipediaのページにも書いてあるが、この番組の人気コーナーの一つに「レシートすごろく」というものがありました。

その頃、まさかその後に藤原紀香と結婚することになるとは、とたぶん本人も含めて思っていただろう陣内智則が、大阪の梅田を起点に難波の高島屋までをすごろく的に進んでいく、という内容。関西の方ならだいたい想像が付くと思いますが、梅田から難波というのは距離的には非常に大したものではありません。


大きな地図で見る

距離にして約4.3km。東京で言えば、概ね新宿から池袋まで、といった所でしょうか。


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たかだかそんな道のりを進むのにあたって、そのコーナーのルールは一つ。街の人からレシートをもらい、そのレシートの発行元をたどっていき、最終的に難波の高島屋にゴールしなくてはいけない、というもの。すなわち、難波の高島屋のレシートを持っている人に出会えれば良い、というものでした。

ところが、会う人会う人、どんどん遠い場所のレシートを持っていたりして、それが札幌だったり沖縄だったり、なかなか目的地にたどりつけそうにありません。あげくの果てに海外のレシートをもらったりして、スタッフとの協議の結果、「予算が無いから海外に行くのは無し」ということで別のレシートにしてもらったり。確か、道行く人に声を掛ける文句が、「財布の中にある、これいらない、と思うレシートを僕に一枚くれませんか?」だったんですよね。で、その一枚目で全て行き先が決まる、という。

全くのガチ企画だったのか、今は流行りの(?)やらせも混じっていたのか、当時見ていた自分は考えもしなかったけれど、とにかく「みんないろんな所に行っているものだな」、とか、「みんなもやっぱり財布にレシート入ったままになっているんだな」、とか思ったものです。

当たり前だけど、レシートにはその買った内容の明細が入っている訳で、「いつ」「どこで」「どんなものを買ったか」が判断できる訳です。

人からレシートをもらうのが趣味、という人を除いては(そんな人がいらっしゃるかどうかわからないけど)、そのレシートは紛れもなく、自分自身がもらったものですから、逆に言えば、その日、その時、そのものを買う理由があったから、そのレシートを持っているとも言えます。

何が言いたいか、というと、レシートが語る内容で、自分の行動を思い出すヒントに、自分の場合はなっている、ということなんです。

脳トレ(今は去ったブーム?)の宣伝文句とかで「一昨日の晩ご飯なんだった?」と思い出せないことがあるでしょ?、っていうのは、あまりに日常生活過ぎるし、覚えておく必要が無い、と思うから、思い出せないだけかもしれない。大事なことは脳が活性化するかどうかであって、常に毎日のご飯を記憶しておく必要がある訳ではないと自分は思うんですよね。そこにヒントがあったらどうでしょうか?多くの人は案外思い出せるのじゃないでしょうか。

自分の場合はまさにそうで、財布の中にたまったレシートをたまに棚卸ししています。

「ああ、そうそう、確かにこんなもの買いましたね」

と直接そのレシートが自分の記憶を呼び覚ますこともあれば、

「あれ?なんでこんな場所で自分はこんなもの買ってるんだっけ?」

の結果として、「ああ、この日、この場所で○○したなぁ~」とか、その関連する事象も思い出して来ます。その時一緒に居た人、何故その人と一緒に居たのか、という理由まで。その時の事柄全てが

これは自分の密かな愉しみでもあります(笑)だから、自分の場合、レシートを発行してもらえるのが基本の場所では、全てもらうようにしています。

随分以前に、マリコさんが、「不正請求されていないか」「偽造利用されていないか」的な観点でレシートとクレジットカードの明細を付き合わせていた、という話をブログに書かれてらっしゃいましたが、

それだとやっぱり「何でこんなことやってるんだろう?」と自分も思ってしまうかもしれない(笑)

だから、持っているレシートは、「あの時何をやってたんだっけ?」を思い出す、ある意味、日記の一部と捉えて使ってみる、ということを提案してみたく思ったりするのです。

・・・そんな暇人は自分ぐらいだって?確かにそうかもしれません(苦笑)

t-senoo

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妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

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