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クライアントの言葉に傷つくことのあるSIの方や、SIの言葉に何か騙されているような気がしているクライアントの方へ

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2009年12月15日 »

先日のエントリーのアンサーエントリーです。

と言っても、先日のエントリーに書いたとおり、自分は上司側の立場に立ったことはありませんので、あくまで「こうなんじゃ無いかな?」という想像で。

報・連・相(報告・連絡・相談)・・・は当たり前過ぎますね。

あときっと、これは、自分が端から見てて、とか、随分歳も離れた若手社員とかに思うことで、上司側として、「嘘でも良いから、表面上だけでも俺のこと尊重してるように振る舞えよ」とかもあるんじゃないか、と思う時があるのですが。

自分が思う一番はやっぱりこれかな、と。

「嘘でもハッタリでも良いから、自分のやってることに自信持って言い切ってくれよ」

なんじゃないか、と。

例えば、仕事を任せて、「あれ、どうなった?」と聞いた時に、大抵の人は、やることはやって「こうしました」という回答をすると思うんですが、その時に、「なんでこうしたの?」「これこれこうだったらこうなんじゃないの?」と言われて、「なるほど、確かにおっしゃるとおりですが、ここはこういうパターンも考えられるので、自分はこちらの方が良い、と思ってこうしました」と言い返せるかどうか。

そうじゃなくて、

「・・・・・・・・・・・・・・・確かに言われてみればそうですねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・」

って返されてしまうと・・・ねぇ(苦笑)

そんな時、上司側の人によっては、「これはまずいぞ」となるのか、どんどん穴という穴をツッコミ始める場合があります。初見の段階で答えられない人が、そのツッコミを返せる訳がありません。「そうですねぇ」の繰り返しになってしまいます。まるでタモリさんからマイクを向けられている如く・・・。

先日のエントリーで、部下側としては、

「やるだけやってみろ。後の責任は俺が取るから」

「お前がそこまで言うならやってみればいい」

「心配していない。お前に任せているから」

と言ってくれるかどうか、と書きましたが、一方で、部下側としても、そこまで言わせるための(自分なりの)広い視野、(自分なりの)深い考察、(自分なりの)その結果に対する揺るぎない自信、というものはきちんと行い、持たなくてはいけないと思っています。

実際には、上司側の方が経験や持っている情報量が多いことが多々あるため、部下側がいくら広い視野を持っているつもりでも、上司側の方が広かったりするのでは無いか、とは思いますが、そこまで頑張って、自信を持って「自分はこう思います」という部下を頭ごなしに否定する上司は(絶対この世に居ない、とは言い切れないでしょうけど)それ程は居ないと思うのです。

少なく共、担当している部下自分自身としては「これで絶対間違いありません」と言い切れるだけの自信がみなぎっている状態が確認できると、上司もその勢いに「(あえて)騙されてくれる」と思うのです。

「頼むから、俺を綺麗に騙してくれよ・・・」

その上で、わかってて騙される部分に対して上司は事前に手を打ってPPAを張っておく、そういうことなんじゃ無いかな?と思っています。

※今回、改めてこういうエントリーをしたのが、今の環境で何か気づいたことがあった、とか言う訳ではなく、・・・と言いたい所ですが、実は気づいたことがあったので書きました。頑張れ、若者達!

t-senoo

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妹尾 高史

妹尾 高史

某輸送用機器製造メーカー勤務。国内四輪販売会社向けのITによる業務支援企画部門所属。
ミニ鍵盤奏者、という新しいミュージシャンカテゴリーを開拓中。

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