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最初の交際相手は、僕の予測ではトヨタかVW、あるいはメルセデスかBMWだが、本命はトヨタだと考えている。
Googleは、PC、モバイル、テレビ、自動車の4つの市場への侵攻を目論んでいる。これはAndroidの開発責任者であるアンディ・ルービンが公式に話していることだから事実だ。Googleは社内の計画や目的を不用意に口にしていい企業ではないから、これは社内で公然と認知された戦略目標であると言っていい。(詳しくは拙書『アップルVS.グーグル』をご一読ください)
コンピューターならクラウド化する。それがGoogleの描く未来であり戦略だ。
Googleと組むということは、メーカーにとってはややリスキーだ。コンピューター以外のハードウェアは、家電であっても自動車であっても、魂(ソウル)と肉体(ボディ)が同一化されており不可分だったが、いまやすべてのハードウェアはコンピューター化が進んでおり、魂と肉体の分化が進み始めている。つまり、Googleと組むということは魂をGoogleに委ねるということだ。
Appleはこれをしない。自分で魂と肉体をコントロールすることを望む。
HP(ヒューレッド・パッカード)も少なくともモバイルやタブレットにおいては(パームを買収することで)魂を他者に委ねることを拒んだ。ソニーがGoogle TVを自社のプラットフォームとして採用してしまった行為とは反対に。
ソニーを始めとする日本の家電メーカーは、正直既に世界のトップメーカーというには脆弱な存在に成り下がってしまっており、日本の全家電メーカーの営業利益を足してもサムスン一社に遥かに劣るようになってしまった。だから、日本の家電メーカーがGoogleと組んだとしても、サムスンが同じくGoogleと組んでしまえば、現時点では勝ち目がない。つまりテレビの市場では日本の将来は暗い。
これは間違いのない予測になるだろう。
ファストマーケティングはフラッシュマーケティングとは違う。一緒にされては非常に心外だ。
僕たちがファストマーケティングというコンセプトを発表したのは2009年7月。
拙書『ソーシャルメディアマーケティング』のP77では、以下のように説明している。
また、Twitterでも以下のように、キャッチコピー的に表現している。ソーシャルメディアマーケティングの戦略と戦術を構築するうえでも有効な Fast Marketing(ファストマーケティン グ)という概念をここで提唱しておこう。 Fast(ファスト)という言葉は、“速い”という意味でさ まざまな使われ方をしている(リーズナブルという意味も含みつつ)。たとえば、ハンバーガー、ホットドッグ、サンド ウィッチなどを素早くリーズナブルに提供する Fast Food(ファストフード)。最近では同じようなニュアンスで、H & M、Forever 21、Zara のようなファッション販売形態を Fast Fashion(ファストファッション)などと呼ぶ。 それに対し、このファストマーケティングという概念は「いまを敏速に捉え、それを敏速に体現するマーケティング」を 示す。ここには価格的な安さ、つまりリーズナブルの意は含まない。ファストマーケティングの実践においては、1)情報の鮮度 2)計画・実行・評価・改善のサイクルスピード 3)判断・意思決定のスピードが重要となる。
http://r.sm3.jp/iOs | http://r.sm3.jp/iOr僕たちは最近ファストマーケティング構想を打ち出しています。大事な事は3つのS。企業の事業伸張のためというシンプルな(Simple)目標のために、誰よりも早くキャッチーな(Speed)ソリューションを考案し、基盤となるテクノロジーと仕組み(System)を提供するというものです。
僕たちとしては、海外のビジネスモデルをそのままクローン化することにも違和感があるし、その手法だけをとって、マーケティングである、と言い換えてほしくない。ファストマーケティングという考え方には、ネットによる販促・プロモーションのように狭い範囲での手法ではなく、マーケティング全体をデジタル化していくための、マスや直接的なセールス、そして商品開発にいたるまでの、企業活動の全体を把握して”ファスト化”していくという大胆な試みが裏にある。
1年以上まえからこのコンセプトに取組み、メソッド化を試みている僕たちの努力を無にしかねない、意味のすり替えは勘弁してもらいたい。
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