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Appleはイノベーションの会社であるとよく言われることだが、実のところ、彼らの最大の特徴であり強みであるのは、イノベーションというよりは既存商品・領域のリノベーションであり、リデザインと言ったほうがいい。それは自身でもよく使う言葉「再定義」に現れている。
つまり、Appleは、コンピュータをリデザインしてMacを生み出し、MP3プレーヤーをリデザインしてiPodを作り出し、スマートフォンをリデザインしてiPhoneを世に送り出した。そしていま、ネットブックや電子書籍リーダーを包含した形で、モバイルコンピュータをリデザインしてiPadをリリースしている。
Appleは全く新しい需要や市場を生み出すというよりは、人々の潜在的な不満や不都合を見つけ出し、それを解決する。そして、解決するだけではなく、誰も思っていなかったような方法を提案することで、衝撃的な革新性を商品に付与する。これがAppleの商品開発の基本的な手法になっているのである。
Appleがどういう商品領域を選択し、そこに本当に「革新的な何か」を加える秘訣については僕の別のエントリー(http://agora-web.jp/archives/1011589.html)を参照してもらいたい。
いずれにしても、これまでは日本のメーカーのお家芸であったはずの、小型の革新的なデバイス、という商品開発は、日本企業は いまやAppleの遥か後塵をあおぐようになってしまった。
日本の未来はいまのところひどく暗いものになってしまったとしかいいようがない。
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