Speed Feed:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) Speed Feed

モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

« 2009年5月29日

2009年5月31日の投稿

2009年6月11日 »

書き漏らしたことがあったので2点。

一つは、セミナーが終わってから数時間経っても「アゴラ シンポジウム」で検索しても、セミナー終了後の感想なり意見なりをブロゴスフィアでもTwitterででも見つけられないこと。ブロガーが減っているのか?
BlogやTwitterなどのおかげでリアルからWebへの情報の伝搬速度は、技術的にはほぼリアルタイムになったはずなのに。
これが少し奇異に、あるいは少し残念に思ったこと。

もう一つは、第二セッションのキーノート中に、Googleの村上名誉会長が数度にわたって、僕がテスラモーターズについて書いたBlogのエントリーに触れていてくれたこと。もちろん彼のキーノートがSmart Gridについての内容だったからこそ、EVのテスラについての情報がリンクしたのだとは思うが、それにしてもパネルの当日前に、他のパネラーの意見なりに目を通していたということだろう。そして、それを忘れず、自分の言葉として再配信した。これには少なからず感動した。

情報は、伝搬されなければ死滅する。ウィルスと同じだ。
よい意味でのインフルエンサーは、成長する社会には不可欠な存在だと思う。情報は仕入れるだけでなく、誰かに伝えなければ。

また、このシンポジウムのテーマは起業、だった。起業というのは好きな仕事をするとか、お金を稼ぐとかというだけではなく、自分の意見を社会に発信することだ。人のためになる、社会をよりよく変える、という思いをビジネスプランにしたためて、賛同者と利用者を得ることだ。

GoogleやAppleがすごいのは、素晴らしいのは、創業して相当の時間が経つのに、いまだに 世界を驚愕させるプランやサービスや製品を発信し続けていること、そして、その情熱とビジョンと美学を貫いていることだ。
こういうと(拙書『アップルとグーグル』についても言われたことだが)彼らを礼賛ばかりしている、信者か?と批判されることがよくある。もちろん彼らにも問題がないわけじゃない、ミスも犯すし失敗もある、ときとして非常に傲慢な会社でもある。
しかし、100%正しいかどうかは関係がない、全体として素晴らしければ、まず批判を、ではなく、まず賞賛をするべきだ。正しいところを学べば良いのだから。


hiro

2009年05月30日、小雨降る中、神田の会場でアゴラ・シンポジウムというイベントに参加した。

僕は第二セッションのパネリストの一人として参加。Googleの村上名誉会長のキーノートの後で始まったパネルディスカッションでは、いつものごとくちょっと舌が滑らかになりすぎて反省。ここでは何を話したかなんてとても言えない。
僕は絶対に政治家にはなれない、必ず舌禍事件で引き際を汚すだろう・・・(苦笑)

ところで、僕もずいぶんとこうしたセミナーなどで講演やプレゼンテーションをやらせていただいているが、Webのテクノロジーやトレンドについてではなく、起業するかしないかであるとか、リスクテイキングをどう考えるか、といった内容だけの話をしたのは、考えてみれば初めてだ。

何事にも初めて、ということは良いことなので、今回は良い機会だったと思う。
思うのだが、僕自身はやはりテクノロジーの話が好きだ。Googleの村上さんのお話は、全体のトーンとしては今日の趣旨には必ずしも合ってない気がしたが、Smart Gridの実現=eco電力の確保がクラウドを実現するための必須条件 という技術とトレンドの話で、僕的にはものすごく愉しかった)

GoogleもYahoo!も、セマンティックなWebへの取り組みに真剣になりつつある。日本ではそうした話があまりでない。
着メロもアバターも、お金にはなるかもしれないが、Web自体を進化させることはない。
僕はネットベンチャーとして、お金を生むだけでなく、Web全体を進化させることも自らのミッションとしたい。だからこそモディファイ(改良する)という社名にしている。

そういう思いを新たにしたことが、今日の一番の収穫だったのかもしれない。

hiro

« 2009年5月29日

2009年5月31日の投稿

2009年6月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

小川 浩

小川 浩

株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。ソーシャルプランナーユニット「オガワカズヒロ」のクリエイティブディレクター。著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Facebook超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「アップルvsグーグル」など。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
speedfeed
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ