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書き漏らしたことがあったので2点。
一つは、セミナーが終わってから数時間経っても「アゴラ シンポジウム」で検索しても、セミナー終了後の感想なり意見なりをブロゴスフィアでもTwitterででも見つけられないこと。ブロガーが減っているのか?
BlogやTwitterなどのおかげでリアルからWebへの情報の伝搬速度は、技術的にはほぼリアルタイムになったはずなのに。
これが少し奇異に、あるいは少し残念に思ったこと。
もう一つは、第二セッションのキーノート中に、Googleの村上名誉会長が数度にわたって、僕がテスラモーターズについて書いたBlogのエントリーに触れていてくれたこと。もちろん彼のキーノートがSmart Gridについての内容だったからこそ、EVのテスラについての情報がリンクしたのだとは思うが、それにしてもパネルの当日前に、他のパネラーの意見なりに目を通していたということだろう。そして、それを忘れず、自分の言葉として再配信した。これには少なからず感動した。
情報は、伝搬されなければ死滅する。ウィルスと同じだ。
よい意味でのインフルエンサーは、成長する社会には不可欠な存在だと思う。情報は仕入れるだけでなく、誰かに伝えなければ。
また、このシンポジウムのテーマは起業、だった。起業というのは好きな仕事をするとか、お金を稼ぐとかというだけではなく、自分の意見を社会に発信することだ。人のためになる、社会をよりよく変える、という思いをビジネスプランにしたためて、賛同者と利用者を得ることだ。
GoogleやAppleがすごいのは、素晴らしいのは、創業して相当の時間が経つのに、いまだに 世界を驚愕させるプランやサービスや製品を発信し続けていること、そして、その情熱とビジョンと美学を貫いていることだ。
こういうと(拙書『アップルとグーグル』についても言われたことだが)彼らを礼賛ばかりしている、信者か?と批判されることがよくある。もちろん彼らにも問題がないわけじゃない、ミスも犯すし失敗もある、ときとして非常に傲慢な会社でもある。
しかし、100%正しいかどうかは関係がない、全体として素晴らしければ、まず批判を、ではなく、まず賞賛をするべきだ。正しいところを学べば良いのだから。
2009年05月30日、小雨降る中、神田の会場でアゴラ・シンポジウムというイベントに参加した。
僕は第二セッションのパネリストの一人として参加。Googleの村上名誉会長のキーノートの後で始まったパネルディスカッションでは、いつものごとくちょっと舌が滑らかになりすぎて反省。ここでは何を話したかなんてとても言えない。
僕は絶対に政治家にはなれない、必ず舌禍事件で引き際を汚すだろう・・・(苦笑)
ところで、僕もずいぶんとこうしたセミナーなどで講演やプレゼンテーションをやらせていただいているが、Webのテクノロジーやトレンドについてではなく、起業するかしないかであるとか、リスクテイキングをどう考えるか、といった内容だけの話をしたのは、考えてみれば初めてだ。
何事にも初めて、ということは良いことなので、今回は良い機会だったと思う。
思うのだが、僕自身はやはりテクノロジーの話が好きだ。Googleの村上さんのお話は、全体のトーンとしては今日の趣旨には必ずしも合ってない気がしたが、Smart Gridの実現=eco電力の確保がクラウドを実現するための必須条件 という技術とトレンドの話で、僕的にはものすごく愉しかった)
GoogleもYahoo!も、セマンティックなWebへの取り組みに真剣になりつつある。日本ではそうした話があまりでない。
着メロもアバターも、お金にはなるかもしれないが、Web自体を進化させることはない。
僕はネットベンチャーとして、お金を生むだけでなく、Web全体を進化させることも自らのミッションとしたい。だからこそモディファイ(改良する)という社名にしている。
そういう思いを新たにしたことが、今日の一番の収穫だったのかもしれない。
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