Speed Feed:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) Speed Feed

モバイルシフトとソーシャル化によって変化するネットの世界を、読者と一緒に探検するBlogです。

« 2006年4月18日

2006年4月20日の投稿

2006年4月22日 »

TBS系で土曜の朝から昼過ぎにかけて放映している「王様のブランチ」の書籍ランキングに、「Web2.0 BOOK」がランクインするらしい。
残念ながら優香さんとお話する機会はいただけないと思うが(というより、ブランチのメンバーは まず読まない本だろうな・・・)、ネット系とかPC系ではない一般のバラエティ番組で紹介いただけるとすれば、これは何よりうれしいことだ。Web2.0というキーワードが、一般的になりつつある一つの証左なのだろうな・・・。

[追記]
Feedpathは今のところサイボウズ社内に間借り中。で、僕らの席の周りには17名のサイボウズ 新入社員が初々しい表情で座っています。なんと17名中11名が『Web2.0 BOOK』を購入済み、という事実には我ながらちょっと驚く。

hiro

「次世代開発フォーラム06Spring|Web新時代における開発」(日経BP社主催)のパネルディスカッションに招かれて、昨日会場の八芳園に出向いた。 日本IBMの渡辺さん、NRIの高山さんとともに、Web2.0がシステム開発にどのような影響を与えるかという内容だったが、いわゆるミッションクリティカルな開発の中にどっぷり浸かる両氏にとってWeb2.0 = 「β版でもリリースしちゃう、ちょっぴりいい加減な開発」という認識であるようで、今ひとつ議論が噛み合なかったかもしれない。気分的にはかなり”アフェー”状態(^^;)。

僕の考えでは、Web2.0は(繰り返すが)HTMLで構成されたWebの「XML濃度」があがってきているという質的向上と、利用者xデータ量の増大という量的向上によって生まれる、新しい環境のことであって、開発手法がどうということは関係がない。つまり、ライトな開発がもてはやされているのは、そういうWebアプリやサービスが流行しているだけのことだ。
例えば、楽器や音楽プレーヤーが世界中に行き渡って、誰もがカラオケで歌の練習ができて、さまざまな嗜好が同時に存在できる環境になった現代のミュージックシーンで HIP HOP がメジャーなスタイルになっているのと変わりない。他のスタイルの音楽が消えたわけではないし、それぞれの需要は相変わらず大きい。
ロックやJazzや、もっといえばクラシックに関わる人にとっては、HIP HOPを単なるラップと決めつけて、あんなのは音楽じゃない、とこき下ろしたがる人もいるわけで、これと同じような嫌悪感が、Web2.0という言葉に向けられているのではないかな?はてな に代表される、”数人の合宿で作ったライトなアプリ”がいかにもWeb2.0的である、とメディアがもてはやすので、それに対する反発もあるのだろう。


僕にとっては、いずれの考え方にも偏ってはおらず、単にWeb2.0がWebにおける大きな気候変動というか環境変化であり、それをただただ受け入れて、自らを最適化することを勧めるだけである。その方法についてはそれぞれの立場によって選択すればいいのであって、まず『Web2.0 BOOK』によって、何が起きていて、それがなぜ起きたか、ということを明確にしようと試みた。じゃあ、その新しい環境にあって何をすればいいか、ということについては、同書では特に触れていない。僕の立場で言えばfeedpathというプロジェクトで、僕の志向を一つ二つ示してみようとしているだけである。

話が長くなったが、同じITの業界にいても、魚が水深や水域の違いによって全く接触することも無いのと同じで、少し業態が異なるだけで、考え方や知識のレイヤー|タイプが本当に違っているということを、改めて気づかされた。どちらがどう、というのではなく、違うだけなのである。

それが分かっただけでも、非常に有意義な一日だった。
渡辺さん、高山さん、ありがとうございました。
日経BP社さん、宜しければ是非またお呼びください。

hiro

« 2006年4月18日

2006年4月20日の投稿

2006年4月22日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

小川 浩

小川 浩

株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。ソーシャルプランナーユニット「オガワカズヒロ」のクリエイティブディレクター。著書に「Web2.0Book」「仕事で使える!Facebook超入門」「ソーシャルメディアマーケティング」「アップルvsグーグル」など。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
speedfeed
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ