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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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元々関西から中国地方で育った私が生まれて初めて東京に来たのは確か小学校の4年生のとき。当時相模原に住んでいた父親の勤務先の同僚を頼って夏休みの旅行に出かけたときのことだったと思います。しかし流石に40年も前の話なので良く覚えていません。小田急に揺られて伺った先の家の周囲の風景と、なぜか何処からかタクシーに乗って六本木に行ったこと、そして新幹線の中でハンバーグ弁当を食べた事の三つだけは覚えているのですが、それ以外の事はさっぱり覚えていません。そう考えてしまうと自分の子供をあちらこちらに連れて行ってもこの先どこまで覚えてるんだろうかとか考えてしまいますが、まぁそれはそれ。きっとその当時の私にとっては何かしら大きな刺激になったんじゃないかとは思います。

で、因みに新幹線に乗った(はずの)その当時、新横浜駅を利用したのか東京を利用したのかについてはまったく記憶にありません。でもそのどちらかを利用したはず。でも、写真も残っていないので良くわかりません。う~ん。40年も前の子供の頃の記憶だからなぁ、と少し残念な気持ちなるんではありますが・・・

 

そして記憶にある東京デビューは1985年の春、東京駅に降り立ったところから始まった

新卒で就職して最初の勤務地がいきなり都内だったこともあり、入社式の前に「住宅斡旋会」なるものの案内状が来て、前述のように以前の記憶が定かではないのではありますが生まれて初めて新幹線で一人で東京駅に降り立ったわけです。その当時で言うと当時ぴあMapがあって本当に助かったよとか、最初に住んだ千歳烏山の近くで生まれて初めて生の東北弁を聞いて「俺は一体どこまで来ちゃったんだよ」と呆然としたりとか、なんとかかんとか色々とあったのは今でも幾つも思い出せます。

そうそう。そういえば当時から演歌系では大抵「帰る」のは「北」ということで上野駅を思い浮かべる向きは多いんじゃないかと思うんですが、関が原の西から来た私にとって上野駅は更に遠くに行くところであって、むしろ異郷への入り口みたいな感じがします。ということで「帰る」のはあくまでも「西」で、そのための駅はあくまで「東京」。更に言うと、当時JRが新幹線のキャンペーンでシンデレラエキスプレスってやつをやってて、まんまそのCMの映像の状況をそれこそ終電近くの東京駅や新大阪駅で幾らでも見てた(いや、偶にその中にいましたが)人なので、それほど鉄分は多くない私にとっても東京駅はそれなりに思いいれがあったりします。

 

でもって生まれ変わった、というか生まれなおした東京駅

もちろん自分が自分で最初に降り立った東京駅とは既に違います。発着する路線も増えました。そして今回は嘗ての東京駅を復元させるという大きな流れから駅舎の保存・修復工事を行ったわけで、たとえば最初に東京駅に降り立ち、丸の内線に乗り換える手前で見上げたドーム天井は既に無いわけですが、それが昔そこにあった姿に戻されたという事であれば、別にそれは何かが変わってしまったという気持ちとは違う感慨を持てます。少なくとも私は。

残念ながら最近は東京駅自体を利用するコトがあまり無く、偶に乗り換えるときも山手線や京浜東北線から一気に地下に降りてしまう流れが多いので、駅舎自体を外から眺めるというのはしばらく無かったなぁという事を思い出しました。更に残念ながら日中外を出歩く仕事ではないので頑張っても夜しか見れないのですが、そのうち週末に子供を連れて出かけてみようかな、昔の事を少しくらい子供に話してみようかな、と、そんな気分になったりしています。

ってことで、鉄分が少なくても鉄道施設を楽しめる方法が見つかった、東京駅の駅舎保存・復元工事絡みのお話でしした。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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