THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2012年3月5日

2012年3月6日の投稿

2012年3月7日 »

私自身は確か読んでました。小学館の学習雑誌。はるか昔の事なので記憶が定かじゃないですが、少なくとも「小学三年生」くらいまでは読んでいて、その後は学研の「科学と学習」に移ったような記憶があります。思い起こせば1970年代半ば。子供が定期的に何かしら情報を得る場としての紙媒体、特に子供向けの雑誌がまだ非常に強かった時代の話です。

ちなみにそれを単純に紙媒体の凋落みたいなところには結びつけたくないのですが、個々の雑誌単体での発行部数を考えると確かにある時点から減少していたし、選択肢も多様化したのは事実。結果的に老舗としての小学館の学習雑誌も今や「小学一年生」と「小学二年生」の二つ。色々と考えるところはあります。

 

よくよく考えると、自分の子供がこれらの雑誌を手に取る事が殆どなかったかもしれない

これはもちろんそれぞれの家庭の事情やら主義主張やらが絡みますから一概にどうだという話じゃないとは思いますが、我が家の小学生の2人の子供がこれらの雑誌を買って欲しい欲しいといった記憶は無いし、書店などで眺めていた記憶もありません。これは自分が気が付かなかっただけなのかもしれませんが、でもやっぱり記憶が無い。

その背景としては当然ですがこれらの雑誌以外に情報を得る手段が自分の子供時代に較べてあまりに多く、たとえば自分が今の時代に子供として生きていればあまり目に留まらないのかもしれません。もちろんその裏側で時代に会わなくなったものが消えてゆくのは世の常、という刹那的な感想をもって休刊を見守るという姿勢を持つというのを否定するものではありませんが、何かしら1つの流れを象徴しているような気はします。

 

時間の使い方の変化を紙からネットへの変化と曲解しちゃいけないんじゃないか

じゃぁ雑誌が駄目だからどこに行ったのかとか言う話になったときに、実は代替手段自体が他にもあるからだよってのはよく言われる話ですが、問題はそこで提供されてきた情報自体が既に時代に合わないという話もあるような気はします。

もちろんテレビが提供するものの比率は大きいし、家庭用ゲーム機なり携帯ゲーム機の世界を含めいろんなものが多くの時間を奪いますし、たとえば日々の勉強のための時間の使い方、これはそれこそ塾通いの話もそうですし、いわゆる受験の話も含めて色々と変わった結果だとは思って居ます。もちろんたとえ紙媒体であっても、伝統的な学習雑誌が提供できていなかった事をカバーできるものというのは当然ヤマのようにあるわけで、既に伝統的な学習雑誌自体がそれらの核になれない状況というのはずっと前からあったわけです。逆に言うと、自分自身がどこかで学習雑誌から離れて行ったのも、自分の中でそういう思いがあったのは何となく覚えているんですが、そこから離れたときの選択肢といったら、まぁ私の子供の頃の比じゃないのは事実。

 

他人事ではなく自分の子供の事、そしてその親として何を考えるか

そう。単純に紙はやっぱり駄目だとか、ネットに置き換わったとかそんな話じゃないはず。逆に言うと、小学校の時点で既にネットへの依存度が高いなんて話があるとするとそれは流石に如何なものかとは思うのですが、それとて各家庭の事情状況がある話ですから自分の家庭の状況を踏まえて世の中を理解したつもりになってはいけない話。

ってことで、いま小学生を取り巻く環境ってどういうことなのか、そこで何が起きてるのか、そしてこれからどうなってゆくのかってのを、丁度これらの学習雑誌の読者である小学生の自分の息子と娘を眺めながら色々と考える事が多い今日この頃です。

bibendum_iwa

« 2012年3月5日

2012年3月6日の投稿

2012年3月7日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
showbiz
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ