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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2011年10月2日の投稿

2011年10月5日 »

以前から私自身結構料理が好きです系の話をエントリーにしていたりしますが、一応それなりに料理自体のネタは気を付けて拾うようにしています。その甲斐あってか、料理教室に通った経験は皆無に等しいのですが、下手は下手なりに場数を重ねてきたおかげでとりあえず素人料理としてどなたかに食べていただいてもそれほど失礼な事にはならない程度の腕を持つに至りました。

因みに子供の読みたい本を借りるという名目で行く図書館で私が借りる本の7割くらいは実は料理関係の本。もちろん全部作るわけではありませんが、眺めているだけでも楽しいし、次に何か作る時のアイデアをそこで拾ったりすることも当然あります。たまに巡り合う変な本以外なら。

 

自分が幼かったころの食事に持つ郷愁と「昔の日本の食生活は今より健康だった」系論との乖離

例えば私が生まれたのは昭和30年代後半。それから50年近く経てば、そりゃ食生活だけじゃなく生活全体が大きく変わったわけです。今となってはサザエさんの家の電話が何故玄関にあるのかとか、その主題歌を聴いてもグリルで焼いてる姿しか知らなしうっかりすると身が崩れて上手くお皿に取れないくらいの焼き魚をどうやって咥えて逃げるんだか不思議だとか、「チャンネルを回し」たりという口癖が抜けない人がいたりとか、旧い電話機を見てダイヤルの数字のところを押してしまう我が子を笑えないなぁとおもう自分がいたりとか、まぁ色々なわけです。

因みにその頃の食生活ってどうだったかというと、もちろん家庭や諸々の環境にもよりますが、一般的には一汁一菜からどこまで贅沢できるかという所が基本で、デパートの大食堂のお子様ランチはやはり贅沢品だったし、そもそも1ドル360円の時代にはどんなに安ものであろうが舶来=高級品であった訳で、と、まぁそんな歴史を踏まえて此処まで来ているわけです。

もちろんその頃の食事が今と違って流通の問題やらなんやらが今と全く違う状況でしたから、遠くで作られたものを食べるというのはとても難しくて、産地から遠方で流通出来る加工食品も今とは比べ物にならないくらい少なかった訳です。それに戦前戦後の混乱を経たりすると、バリエーション自体がそれほど多くない。もちろんその中で色々と工夫してきた先人の努力は素晴らしく、それがたとえ今よりもはるかに食材の種類も少ないし、旬といえば聞こえは良いが保存方法が無いためにその季節の産品をその季節に食べるのが基本だったという背景をもう一度見直して、そして更にはその頃の平均寿命がどうだったかとか、健康状態はどうだったのだとか、更には環境として気温の変動の話とか全部をひっくるめて考えないと、「昔の日本の食生活は今より健康だった」系の議論って出来ないと思うんですよ。少なくともワタシ自身は粗食の云々系とかマクロビオ云々系には全く組出来ない人なので、そういうどうなんだろうねえと常々思ってしまいます。

 

ただいずれにせよ、食の楽しさを求める姿がそこにずっとあり、かつそれを残してきたこの国というのは頼もしいと思うところであります

その多くが海外から伝来したものであるのかもしれません。しかし、非常に古い時代から干す焼く煮る炒める炙る漬ける発酵させるなどなどの料理法があり、少なくとも江戸時代には料理本の類や道中記という形での旅行&グルメ本がいくつも存在しており、かつそれらの幾つかが現存しているというのは、先人の思いがそれだけでも伝わってくるところです。

更に大事なのは、それらを文字として書き記し、挿絵を書き、製本し、更にそれを読める人がそれなりに一定の層として存在していたことです。もちろん色々状況はあるにせよ、初等教育として読み書き算盤を学ぶという流れがあったからこそ継承できてきた事がとても多いんじゃないかと思っています。逆に最低でも読み書きの知識ないと継承できない類のものが多いのですが、たとえば料理関係の話については料理屋という業態の生まれた流れから秘伝的に伝わる物もあるとはいえ何らかの文字を使わないと伝わらないし残らないしという歴史の基本的なところをキチンと持ちづづけてきたという事でしょうか。

 

そして料理本に埋まる休日

今に始まった話ではないですが、色んな料理本を図書館で借りては眺めるのが週末の楽しみになっています。そこで見た料理をいきなり作ることっていうのは殆ど無いのですが、基本的な知識として「なるほどこんな風にすれば良いんだ」とか「これは無いだろ」とか、まぁ素人だからこその好き勝手です。たまには調理学とか栄養学の本を借りてきてしばらく読んでみて「素人が此処まで勉強するのはやりすぎだ」と言い訳してみたりと、まぁここでも素人だからこその好き勝手です。

でも、なんとなく覚えるものは覚えてるんですよね。で、スーパーなどで食材を見ながら随分前に読んだことがある料理をふと思い出したり、あるいは冷蔵庫を覗きこんで「この材料で何ができるんだ?」とか考えてるとやっぱりふと思い出したり。もちろんプロじゃありませんから最後は適当に家族から「これは不味い」と怒られない程度に何とかするか、あるいは「自分だけが判れば良いんだ」とばかりに責任を取って全部自分で食べるか。

 

最初は一人暮らしの生活のなかで自分で食べたい酒の肴を作るところから始まった私の料理ですが、実はそれなりに勉強しつつ、冒険をしつつって感じで結構楽しんでやってます。多分趣味の一つと言っても良いのかもしれませんね。別に凝ったことは滅多にやらず、普通に生活の中での話なんですけどね。

で、そういう観点から広く世の中を見ると、自分で日々自分が食べる料理くらい出来ないと、なんだか色々大変になるような事があるような無いような、そんな状況があるような無いような・・・ いや、人生短いようで長いですからね。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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