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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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VIP向け特殊車両という世界があります。見た目は一般的な乗用車でありながら、何らかの特注の内装を持っている程度のモノから、何らかの武器による攻撃に対する防御措置を講じている車両まで色々な訳ですが、その代表例としてたとえば合衆国大統領専用車があります。サミットなどの折に日本にも何度か空輸されてきたことがあり、実際に目にした事がある方も居るかもしれません。かく言う私も過去に一度だけ嘗ての東京サミットの折にパトカーなどに先導されて完全封鎖された首都高を走る姿を近くのビルの上から見た記憶があります。もちろんそれ以外にも何らかの報道など中で見かけた事がありますが、キャデラックのストレッチリムジンばかりだったような記憶があります。

因みにキャデラックでもストレッチリムジン自体はGMのカタログモデルではありませんし、大統領専用車となるとそれなりの内容になるわけですが。

 

 

日本では殆ど見かける事が無い装備の数々

お好きな方はそれこそネットで調べると色々と情報が見つけることが出来ますが、そもそも燃費など関係が無い種類の車両ゆえ、一般のクルマに見えても装甲車と呼べる内容のモノだったりします。それがよく判るのが窓なのですが、そもそも窓を開けることは出来なかったりします。そしてそこにハマっているのは厚さ10センチとか15センチくらいはある透明な防弾シールド。ドアの内側にはケブラー等で出来た装甲板。総重量5トンとか殆どトラックみたいなのがベースになったクルマよりも速く走れる状態だとか、まぁ不思議な世界です。

こういう車両が必要なのは状況によりそれだけ危険性がある立場であり、かつ何かあると困る立場だからこそ用意されたもので、その後ろには数々の暗殺された大統領の歴史があるという事などがベースにあるわけですが、何れにせよ、「半端じゃないVIP仕様」の世界だったりするわけです。

 

もちろん日本にもそういう車両が無くはないんですが

基本的に火器による襲撃を想定しなくても良い日本の場合には、そこまで重装備な車両である必要性というのはそれほど高くは無いわけです。このあたりは正に国情や国力とかが絡んでくるんですが、世界中を見ると本気で重火器や地雷による攻撃を想定しなくてはいけないところもあるという事実は厳然と存在しています。

因みに国家元首だけでなく社会的に一定の立場であれば移動のために使う車両はそれなりの防御装備が必要な国は意外なほど多く、世界的に見るとそれなりの需要がある分野ではあったりします。勿論そんな話は普通のクルマ好きでは知る由も泣く、いわゆる軍事系オタクでも知らない事が多い世界ですが、とりあえず日本で生活している中では趣味の範疇での知識の世界であることを幸せに思っても良いのかもしれません。

 

ところでぐるっと話を戻して、合衆国大統領専用車というのは1台だけじゃないわけで

大統領が搭乗している時にエアフォースワンと呼ばれる例の大統領専用機などと同様に、常に複数が運用されています。バックアップと言う目的もそうですし、途中区間を航空機で移動する場合に行く先に先回りして用意されることも普通にあります。余談ですが、民間用のボーイング747をベースにした有名な合衆国大統領専用機は、実はB-747ではなく米空軍のVC-25という飛行機になります。で、航空機の場合には大統領が搭乗しているときだけにエアフォースワンというコールサインを使うのですが、車両の場合には?

もちろん前後に山のように護衛が付きますから見れば判るんですが、大統領の紋章を付けて走るんですね。これは世界中の多くの国での国家元首用車両、あるいは王族の車両が公用で走行するときと同じなんですが、そこで問題になるのが「乗るべき人が乗っているときと乗っていないときを区別する必要があるのか?」という話。もちろんその運用は国なり組織なりで違う訳ですが・・・

 

 

大統領の紋章を落っことす事が偶にあるというお話

これはちょっと前のCNNのサイトの記事。いや、モノは単純で、マグネットシートが風で吹っ飛ぶことがあるという種明かし。これを塗装するなりしてつけてしまうと不要なときに隠すなどの方法が必要なんで、乗るときにつければいいでしょという非常に合理的な話なんですが、これが吹っ飛んでるのを拾って、なんだかよく判らずに自分の車に付けて走ったらどうなるんだろうか?とかどうでも良い事を考えてしまいますが、残念ながら合衆国大統領専用車が日本に来るのは稀なので、国内に居る限り本物を拾うチャンスは無いんでしょうね(笑)

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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