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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2011年7月9日 »

以前から常にある話として、SNSと呼ばれるものを始めとするソーシャルな何か経由でどこまで自分を晒すかという話があります。もちろん自分自身の情報は自分で守るという基本的認識のもとにコントロールしていればある程度は余計な問題を抱えることなくすごせる筈、なんですが、本当にそうなのかというところが結局問題。

 

流れた情報を本当に消す事は出来ないという基本的事実を再認識すること

今更の話ですが、一度ネット上に流れた情報を何かの理由で訂正したり消し去る事は事実上不可能です。そこでの不用意な発言が色々と物議を醸す事は今や誰も知ってる話かもしれませんが、自分だけは大丈夫だよ感覚というのがどこかにあったり、あるいは「こんなの誰も見ていないだろうから」と高を括るのは当然ですが危険極まりない話。

たとえばよく陥るのが「今の私はこう考えている」という主旨の発言が実は何年も後まで生き残ってしまう事。実はこの経験をしている人と言うのはあまり多くありません。だって、過去の色々なものがこれほど容易に保存され検索される世界を誰も経験していないんですから。もちろん何らかの文献とかで残っているものはありますが、同じ感覚で居ると、それこそ10年前の発言を元に足元を掬われたりする可能性があるわけです。曰く、「こいつは過去にこんな事を言ってたんだぜ」。

ということで、そういう可能性をある程度考慮していないと生きてゆけない訳です。自分がこうやって日々ブログなぞ書いているというのは正にそのためのネタを世間に提供しているわけですが、それをどこまで自分の問題として意識するかが問題。

 

tweetが示すあなたのお人柄

たとえばTwitterでの発言というのはもう少し賞味期限が短いのかもしれません。ただ何らかの理由で消したTweetが実はどこかに記録されてる事ってのもよくある話。もちろん物理的にどこの誰だということがよく判らないアカウントというのは山のように有りますから、所謂捨てアカを作って言いたい放題言って消え去るって事は可能です。その手の波に襲われたときというのは非常に嫌なものですが、よくよく考えると普通に生活している中でも起きうる話。だからこそ諸々自省や自制が必要だってのはリアルな社会生活でも必要な訳ですが、PCなり何なりの画面を目の前にすると人格が変わる方もいらっしゃるのは事実。

それが悪いかどうかというのは、よく判りません。それこそ社会の縮図ですし、常に周りの目を気にしていても仕方ない。とはいえ、たとえば私自身の尺度に合わせたときに下品だなとか嫌だなと思う流れが見えることはあります。それこそ信条として私自身は許せないと思えるような方をフォローしていたりRTか何かで目にする事もありますが、それとてリアルな社会生活の中でも起きうる話。

ということで、そういうものもある程度許容しないと生きてゆけない訳です。勿論逆に私の諸々の文章や何かしらの発言を「何言ってるんだよこのボケ!」と思っている方もいらっしゃるでしょうけれど、それもまたリアルな社会の姿。


麻痺する感覚

とはいえ、自分だけは大丈夫という感覚をどこかで持ってしまうことはあります。あるいは自分の意見にこんなに共感してくれる人がいる、自分にはこんなにフォロワーがいる、対立意見も来るけれど賛同してくれる意見も一杯くるし・・・というような環境になってくると、それが一層強くなる事があります。私自身は幸か不幸か、自分の不徳の致す限りなのか、あるいは単に箸にも棒にもかからないだけだからか、そんな状況にはならないんですけれど、自戒として例えそんな状態になったとしても自分を冷静に客観視できなきゃ駄目になるよなとは思い続けています。

とういことで、そういう自制心も持ち合わせていないと生きてゆけないわけです。もちろんそんな事はそれほどの影響力を持ち合わせる状況になってからゆっくり考えればいいんじゃない?と思う方もいらっしゃるでしょうけれど、それはそれじゃないかと。

 

自分を守るのは自分

古い人間ですから、純粋にネット上でしか知らない相手というのはあまり居なくて、基本的にはリアルで何かしら接点がある人との何らかの会話をしているというのが私の「ソーシャルな何か」な世界での姿です。ある意味臆病者なので、会った事も無いのに私の意見に共感してくれる人がこんなに一杯いるんだから云々という議論には組する事はなかなか出来ません。でもそれが出来ると夢を持つ世代が育ちつつあって、それを何とかしようと色々と動き始めているというところは感じます。

それらの動きに対して「お前ら何も判ってないな。世の中そんなに甘くはないぜ」と文句を言うのは簡単ですが、でもあまりに危なっかしいと何かしら声をかけたくなるのは人情。もちろんそれが物理的に知ってる人であれば具体的に手を出したり助言したりしますが、直接知らない人だと陰ながら心配申し上げるしかない訳です。

大昔からある程度経験を持った世代が若い人を見て心配したり問答無用で駄目出ししたりする世界はあります。そもそも「今の若い奴は云々」と口に出し始めている私ですら嘗ては「お前らみたいな最近の若い奴は云々」と言われてきたわけです。因みに上の年代の人の話もキチンと参考にしろよとか色々言い出しても実は自分達があまりそんな事をしてこなかったからって言う負い目もあったりしますが、そんなどうしようもない若造だった私でも、実は裏側で色んな人が助けてくれていたんだなと言う事を今頃になって気づいたりする部分があったりします。良くいう話ですが、結局のところ自分は自分の力だけで生きてきているわけではないというコトですね。

ただ、いわゆるソーシャルな何かの世界の場合、そういった話も含め、何らかのスクリーニングの結果として耳障りの良い話だけを得やすくしてしまうスキームに簡単にできるよねと思うんです。意識して常に対立意見を横で眺めていれば多分大丈夫ですし、あるいはリアルでの話の流れが別にあり、その一部がその場に出てきているのであれば私ごときが心配する必要は何もないのですが、なんとなく特定のソーシャルな何かのサービスや仕組みの世界で色々なものを自ら晒してみんなで楽しく新しい事をやっていこうよと言う思想自体どうなんだろう?っていう疑問符が抜けません。思想的な方向としては社会という意味でのソーシャルではなく社交=ご親交という意味でのソーシャルと言う方に近いんだろうなってところは判りますが。

 

もちろん最初から明確な結論を判ってる人はいないはずなので突っ走る人は突っ走るわけですし、私ごときにジジイ面して諌めたり止めたりする事が出来る訳も無いんですが、そんな流れを見て考え込むことが時々。今の段階ではどこにも結論めいたことは見えないんですけれど。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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