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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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この手の話の場合に普通は10年単位くらいで考えるはず(笑)なんですが、ここはオルタナティブブログ6周年記念ということで、いささか妙ではありますが6年で区切ってみます。今は2011年なんで6年前というと2005年。そして6年後は2017年。自分の歳を指折り数えると先々の話は微妙に恐いのですが、ココは勇気を振り絞ってですね・・・

 

6年前の2005年に何をしていたか

オルタナティブブログの存在は比較的初期段階から知っていましたし、初期のブロガーに知人がいたりして驚いたというコトもありました。因みにこの2005年の11月に2回目の転職をしたこともあって人生的にチョイと転機を迎えた年だったのですが、世の中的にも実は転機となるようなトピックスが幾つか有りました。

たとえばWeb2.0

Tim O'Reillyの "What Is Web 2.0" という一文がOreilly.comに掲載されたのが2005年の9月30日。その後の色んな動きのさきがけとなった話な訳ですが、今やWeb2.0という単語自身は博物館モノとなりました。とはいえ、その言葉とそれが意味するものや描くものというところにいろんな思い入れを乗せて物事が動き始めた、正にその年が2005年でした。

実は私自身はこの年に20年近く身を置いたIT業界から通信業界に移るという、非常に大きな転機を迎えていました。当初Web2.0的世界をITの目で見る人が多かった中で、それを支えるインフラとしての通信サービスってどうあるべきなのかと言う話を通信業界の「中の人」として考える事が出来たというのは実はとても大きなものだと思っています。その流れやその頃からの諸々の活動もあって暫くは「ITも通信も両方わかるマーケティング屋あるいはプレゼン屋」という売り文句で自己紹介する事が多かったですね。でも気が付いたら通信業界に6年。お陰でいわゆる装置産業としてのモノの考え方と言うのは「中の人」として体で判るところまで来れました。でも、それがチャンと役に立ってるかって?いや、まぁ、その、えっとですね・・・ (苦笑)

 

6年後の2017年には何をしてるのか

実は会社勤めを続けているとすると、例の65歳定年制が法制化されない限りほぼほぼゴールというか終わりが見えてくる歳になります。そのあたりを冷静に考えたときに年金の問題とかその後の生活とか、もちろんそんなのだけでは喰えないので何かしら定年後の働き口を考えなきゃとか、まだ子供の学費は残ってるぞ大変だぞとか、まぁ辛気臭い事ばかりが目に浮かんでしまいます。

ただ、そんな時期であっても何かを誰かに伝える事はやって行きたいと思ってはいます。たとえばこのオルタナティブブログのブロガーとして「祝12周年!」とか書いていられたらそれはHappyな話。ただ、むしろそれはそれとして、もう少し幅を広げる事が出来るかな?とか色々と考えたりはしています。なにしろ基本的信条として「備えよ常に」を掲げる私ですから、今は今としてもその後に何が起きそうだからそれに対してどう備えていればよいかというコトを常に考えてます。

もちろん考えてばかりでは何も動かないのは判っちゃいるんですが、はてさて。

 

冷静な観察者でありたいと思えるようになったことに感謝

色々な理由があって実は子供の頃は周囲をシニカルな目で見る事が多かった非常に嫌なガキだったのですが、それが大人になり歳を重ねてそれなりに丸くなっていたのは事実です。でも、それはあくまでも誰かに話をする中での表現であって、文字にして伝えるというコトをする機会自体はそれほど有りませんでした。そりゃそうです。そんな場自体が無かったんですから。でもオルタナティブブログのブロガーとして文字を書き始めることによって単にシニカルに物事を見るだけではなく、自分はそれをどう考えてるかを整理して文字にする事というのはどういう意味を持つのかっていうのを考える事ができるようになってきたと思っています。

でもそれがキチンと出来ているかと言うと、誰かに指摘されるまでもなく自分的に全く納得できない不甲斐無さを感じる事が多いのも事実です。まだまだですね。

それを踏まえると、オルタナティブブログ6周年でどうよというお題に対するブロガー諸氏の取り上げ方には色々な方向があるわけですが、私にとってはいろんな意味で修行の場になっているのかもしれません。そんな場の6周年。私にとって「ありがとうございます」というのがお祝いの言葉です。

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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