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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2011年5月31日の投稿

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昔から「成田離婚」と呼ばれた一連の流れってのはありました。結婚するまではそれほど同じ時間を長くすごしていなかったのが、新婚旅行で初めて一日中ずっと一緒にいるという経験をし、「こんなはずじゃなかった」と揉めた挙句に成田空港に帰ってきて速攻で離婚してしまうという話。幸いな事に我が家の場合にはそのような危機も無く過ごして来たわけですが、何かしら環境が変わるとその人の新たな一面を見る事が出来るのは事実で、それが我慢できない種類のモノだとするとですね・・・

 

震災という非常事態をキッカケに見えるその人なり

別に何が良い悪いの話ではありませんが、普段とは異なる状況に遭遇するとその人の新たな、というか普段見えない一面が露見する事ってのはよくある話。ひょっとするとクルマを運転すると人格が変わる系の話もそれに近いのかもしれませんが、天災に遭遇したという非常時にはそれが顕著に現れることがあるかもしれません。

それが友人や知人といった関係であればそれはそれ、ということで済む話もあるわけですが、それが夫婦間や付き合っているお2人の関係だとすると、それが新たな絆を生む事もあれば亀裂を生む事もあるだろうなというのは、ちょっと考えれば容易に想像できるんじゃないかと思います。

例えばそこで上っ面を取り繕っている自分の中身みたいなのを見透かされるのは嫌だなと思いつつ、でも多分そんな状況で露見してしまうのは本質的な自分なんでしょうね。逆に他の方をそういう目で見たいとは思わないんですけど、やっぱり何かが見えることがあります。正直な話。

それはそれで仕方ないんですけど。

 

ただ、それが離婚というところまで行ってしまうこともあるという流れがですね・・・

冷静に考えて、非常時にあっても泰然自若としていて欲しいという気持ちは判ります。少なくとも一番身近で目の前にいるパートナーとしての自分を見てよという気持ちは、それこそ非常時であれば強くなるのは何の不思議も無いと私は思うのですが、とはいえ人それぞれなのも事実。

また、普段と違う場面で露見するのが「価値観の違い」という奴。もちろん完全に価値観の同じ人とめぐり合うことと言うのは殆ど無いと思いますから、どこかしら相手の価値観を認めつつ、自分の価値観を認めてもらいつつ、オーバーラップできる部分の大きさをお互いに認識できる事ってのが大事だとは思うんです。なんだかこうやって説明的に書くと面倒くさい感じになりますし、「じゃぁ自分はどうなのよ?」と問われると「まぁそこそこ何とかなってると思っていますよムニャムニャ」みたいな話をしちゃうんですが、それはさておき・・・

 

もちろん置かれた状況次第ですし、それぞれ相手があっての話ですから他人が四の五の言う話でも無い話ですけど、とりあえず夫婦のみならず、自分の周りの人も含めて、それぞれの価値観をどこまで認められるかっていうのはとても大事だと思っています。

あるいは価値観自体を全く受け入れられないとしても最初から全否定するのではなく、その相容れない価値観を持った存在自体は認めることが出来るかどうかってのは大事だよなと改めて思います。信条でも立場でも価値観でも何でも。それが別に国際交流とかそんなんじゃなく、もっと身近にある話としても、ですね。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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