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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2011年5月13日

2011年5月16日の投稿

2011年5月17日 »

時々Tumblrネタを書く私ですが、以前少し距離を置いていた(というかそんな大層なものじゃないですが)Tumblrに再び出入する事が最近増えてきた気がします。世間をにぎわせているソーシャルな何かの世界の中、あまりの取っ付き難さと判りにくさ故にそれほど急激な伸びを見せないTumblr。そんなところが私にとっては居心地良い場所ではあります。

 

使ってナンボの世界

世の中に数多いらっしゃる評論家諸氏もそうですし、身の回りの物知りな方もそうですし、たとえば企業の何かしらの物事を決めるトップの方あたりにも散見されるのが、自分は使った事が殆ど無いにも拘らず「これが今キテるらしいから云々」とモノを言うこと。勿論これは広く一般的に言える話です。正直言うと、私も時々そういう人になっちゃう嫌な人だったりします。

とはいえ、たとえば私自身が他の方に「使った事が無い(あるいはチャンと知らない)なら四の五の言うな」と言う程物事を知ってるわけではないですし、実際のところ何かを人に聞かれて、あたかも何でも知ってるような顔をして喋る事が無くはない(というかむしろ多いかもしれません・・・)んですが、とりあえず分野を「ソーシャルな何か」の世界に限定すると、やはり使ってナンボのところがあるのは事実だと思っています。

その意味で言うと、例えばmixiはいろんな理由と私自身の主義主張があって過去一度もアカウントを取ったことすらありませんから、それについて何か言う知見は全くもって持ち合わせていません。GREEやDeNAなどのサイトも覗いた事すらありませんから、そちらの世界の中についても私が何か言うネタを何も持ち合わせていません。ただ、一応経済情報あるいは業界動向としてそれらの企業がどういう風に動いていて、それを市場はどう判断し評価してるかって所は押さえています。

でも使っていないサービスについては結局のところ何も判っていません。ハイ。

 

使い倒してナンボの世界

Twitterについては、Tweetの量や質、Followしている人の数やFollowしていただいている人の数など定量化できるもの出来ないものを含めて、第三者的に見て「その程度でお前は何をいってるんじゃこのボケ」といわれる程度のモノかもしれません。ただ、知り合いを中心とした関係の中でのやり取りのためのプラットフォームとしては使い倒している感があります。別にそこで知り合いを増やそうとか、もっといろんな人をFollowしていろんな話を見てみようとか、果ては自分をFollowしてくれる人をもっと増やして自分の意見をそこで広く知らしめようといった高尚な目的なんてないので、あくまでも自分なりに使い倒している状況。

でも、こういうサービスとかインフラって、誰かに「使い倒す方法」なんてのを教えてもらったり、本で読んで勉強するようなモノじゃないと思うんですけどねぇ。もちろん極初期段階で基本的な使い方についての資料や記事を探す事はありますけど、でも大抵の場合「技術書」を眺めるのと同じスタンスでそれらに触れる私のことですから、そこで描かれるライフスタイルとか何とかに共感することって殆どありません。

でも、皆さん、そのあたりってどうなんでしょう?

 

で、ぐるっとまわってTumblrに再び出入している件

確かにユーザーは多くないと思います。特に日本語のわかるユーザーというのは少ないと思います。でもLinkedInみたいに英語が基本で、しかもそこに居る人がそれなりに目的意識を持ったソーシャルな何かの世界でもない。勝手に画像を貼りまくってる人がいれば、Reblog(TwitterのRTに近いもの)しまくってる人もいる。かと思うと、極稀に普通にBlogサイトとして使ってる人がいて「(いろんな意味で)大丈夫?」とか思ったり。

Facebookなんかと違ってデザインはどうにでもなっちゃう。その気になればどこまででもカスタマイズできます。でも、Tumblrの本質って実はそのユーザーのページじゃなくて個々のユーザーが見てるダッシュボードなんですよね、ってのが実は深い話。そっちのデザインの弄り代ってのはそれほど広くないのですが、要はそこに流れてくる情報が問題。Twitterで言うTime Lineの部分ですね。それが判っちゃえば実は色々と遊べるわけで。

そういえば、コメントは色々と付けられますがTumblrの場で荒れる状況というのを見た覚えが殆ど無いんですね。その意味ではいろんな情報が粛々と共有され転送されてゆく、非常に大人な世界のように見えます。

逆に言うと、その淡々としたところで流れるものがそれなりに面白く、面白いものほどReblogされる件数がそれなりに多く、全く知らない人がPostしたネタに触れる機会も多いんじゃないかという気がします。そうじゃないネタというのはPostしてそれで終わりですが、旧い話であっても流れ続けるという部分がTwitterともまた違う。それが判ってくるといろんな情報を深堀したり、それぞれのLINKを更に辿っていったりと、本気で入れ込むと実は仕事なんてしてる場合じゃないくらい深入りする可能性があります。(というか以前その状態になりかけて距離を置きました)

最初は使い方が判らないし、使っていないと判らないし、しかも使っててもよく判らなかったり。でもどこかで自分の使い方が判ってしまうと手放せなくなる。

 

もっとも、手放せなくなったりした後で冷静になって思うところがですね・・・ こういうネット上のサービスについて一番判らないのは、何時までキチンとサービスを続けてくれるかって所だったりするんですけど(笑)

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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