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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2011年5月7日

2011年5月9日の投稿

2011年5月11日 »

お手伝いしているカブスカウトの活動が震災後ようやく今までと同じような形に戻ってきたのが4月の末。そしてゴールデンウィーク最終日だった昨日も活動がありました。柱は二つ。基本の活動場所付近を流れる鶴見川の上流の沿道清掃活動と、10年後の自分への手紙を書くこと。特に後者は所属する日本ボーイスカウト神奈川連盟の60周年記念ということで県内各隊への展開がなされたものとのこと。カブスカウト本人は小学校4年生から6年生。10年後って言うとちょうど高校を出るくらいから20歳くらいとなるわけですが・・・

 

たとえば10年前に今の自分を想像できるほど(ある意味)平穏な生活をしているわけでは無いんですが

10年前と言うと2001年。その頃私はまだ最初の会社(日本アイ・ビー・エムでしたが)に勤めてました。確か今頃は春先の巨大主催イベントを終わって翌年のプランとかを作りつつ、World Wideで決まったイベントマーケティング部隊を人と仕事をセットで丸ごとアウトソースする方向を実現するための準備をしつつ、IBMの中でのマーケティングという組織がどうのこうのという議論に時々参加しつつ、幾つかの展示会の出展とかセミナーの手伝いとかをゴチャゴチャやっていたはずです。

流石に30代も後半に入っていましたからいろんな事は考えていましたが、その頃はまさか10年後に通信事業者に転職してるとは考えもせず、でもIBMの中でエライ人になれる可能性は無いよなぁとか思いつつ、それでも「何となくこんな風にできないかな」的なオプションをぼんやりと考えていた時期。

10年一昔とはよく言ったものですが。

 

たとえば10年後の自分に手紙を書ける自信があるか

もちろん単に書く書かないという話であれば書いちゃえば良いんで、別にどうって事は無い話。それこそこういうブログのエントリーもそのひとつみたいな話かもしれません。でも、10年後に一体自分はどこで何をしてるんだろうなぁと考えると、流石に50近くもなってくると色々と考えます。

たとえばどこでアレ普通にサラリーマンをやっていれば、今の多くの企業の制度上は間もなく定年を迎える年齢になります。もちろん年金制度とか社会情勢とか色々ありますから、そのあたりは大きく変わることがあるかもしれません。ただそれはそれ。今の流れで言えば所謂サラリーマン生活は間違いなく終わりがはっきり見えているはず。

でもそこで人生が終わると考えていなければ、その後どうするよってのは当然並行して考えておく必要があるわけですが、残念ながら今の社会制度上や自分の稼ぎを考えたときに、預金と年金だけで楽に暮らせる世の中になってるとは思えない。間違いなく何かしらやっていないと駄目な話になる筈。

じゃぁどうするんだよって?まぁ10年先を予測しろってのは無理な話ではありますが。

 

予測できないなら尚のこと、待ってるよりも何かしたほうが良いよねという考え方

幸か不幸か家族を持っている身ですから、背負っているモノを冷静に考えればいきなり無茶な冒険は出来ません。それでも自分の人生ですから自分で何とかしないと誰かが何とかしてくれる話ではない。もちろんいろんな意味で助けてもらったり、あるいは不肖岩永ですら何かしら助ける事ができる事があるかもしれません。でも、自分の人生は自分のもの。

もちろん幾つかアイデアはあります。それぞれ実現するのにそれなりの高さのハードルはありますし、全部が全部実現できるわけでもない。何しろ誰しも一日は24時間しかありませんし、おそらく今までの人生分と同じ年月を生きることは多分出来ない。もし仮に出来たとしても、自分で能動的にモノを考えて自分で動ける時間は間違いなく限られている筈だし、資金的にもいきなり10億円をポケットから出して財団作ってなんて話が出来る筈も無い。

それが例えば自分のために何かすることなのかもしれませんし、誰かのために何かすることかもしれない。何が本命なのかはわかりませんが、過去の人生を逆に辿ってみると自分が思い込んでいた方向と物事というのは得てして違う方向に進むものだよねという人ですから、何が起きても対応できるように諸々備えつつ、流れをキチンと見つつ、余計なコダワリとかは順に整理を始めつつ。

 

ってことで10年後の自分は何をしてるんだろう?その先の10年は?更にその先は?
そろそろそんな事をキチンと考えなきゃいけないよねと思う今日この頃です。

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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