THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2011年3月27日

2011年3月28日の投稿

2011年3月29日 »

この週末は相変わらず子供と一緒に自分の足で歩くを基本に出かけた私ですが、子供と一緒に歩きながら2007年の夏に帰省先の神戸で家族で阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターを訪れたときの事を思い出しています。自分自身はそのとき東京にいたとはいえ、家族親戚の多くが住む神戸の震災の事は他人事ではありませんでした。そのセンターを訪れたのは既に震災から12年が経ったとき。でも、いろんな事を思い出させるには十分でした。

そして、そのときに書いたエントリーが2007年8月20日付けの「神戸の「人と防災未来センター」を見学して自分の意識の甘さを痛感。」というもの。

 

復興というコトが何を意味するのかは状況次第環境次第

阪神・淡路大震災の場合、神戸から西宮あたりにかけての地域の被害は尋常では無かったのはいろんな人の記憶にあるとおりです。で、実際のところ、報道されていることが全てではなくその裏側にいろんな話がありますし、報道すらされない長い物語がそこにあるわけです。その時点でそこに居なかった、そして「復興」の場にも直接立ち会ってこなかった私ごときが何を言えるはずもなく、ただその後の町並みや経済の変遷を見るしかない訳ですが、それでもそこに親兄弟が居た私にとって他人事ではなかったのも事実。

で、単純に「復興」というコトが示すものが「元通りにする」ということであれば、多分それは間違いじゃないかと思うんです。色んな物が失われてしまった後にそのままそっくり元通りになる物など無いわけで、そこから新しい歴史を始めるしかない。もちろんそこに残ったものはある。大なり小なりある。それを礎にした新しい歴史、ですね。

いろんな不満は出るし、上手く行かない事もある。それまで顕在化していなかったいろんな問題が噴出すこともあれば、もうそんなのどうでも良いよねと忘れ去れてしまう事もある。でも、それを礎にした新しい歴史しかはじめることはできない。それだけは肝に銘じないといけない。

 

神戸の「人と防災未来センター」を見て頭をぶん殴られたようなショックの記憶をもう一度

震災のとき何が起きていたのかという事の全てをそのセンターで見ることなど出来ません。でも、その当時自分が自分なりに見聞きした事を思い出させるには十分。そしてそのときに何を考えたかを思い出させるのにも十分。そして不十分なのは、それをキチンと自分のモノとして考え続け、実践しつづけてこなかった自分。

実は時々自分の過去のブログのエントリーを読み返すのですが、このエントリーをセンターに行ったときのエントリーの事を昨日まですっかり忘れていました。でも、改めて読み返して、暑い夏の日に子供の手を引いて展示物を隅から隅まで見て歩き、解説を片っ端から読んだ事を思い出しました。因みにそのときに地震体験車(?)がたまたまいて、家族4人で乗り込んでガタガタと揺すられて、体験記念で貰った賞味期限5年(だったかな?)のアルミ缶に入った非常用の水は、今でも大事に取ってあります。正に非常用として。

基本的に天災ですから、自分自身でそれを防ぐ事は出来ない。そして起きた事についてなすすべも無いところが多々あるのも事実。でも、それが起きたとき、そうなったとき自分が何を出来るか、何をするべきかっていうのは考えておくべきだよね・・・という結句で終わる事が多い最近の私のエントリーですが、でもそれはそれで絶対に変わることが無い事実だと思うんですね。

募金という形を通じて現地をサポートするのはそのひとつかもしれません。支援サイトみたいなのを立ち上げたりそれらの告知を手伝う事もひとつかもしれません。身を挺して職務として、あるいはボランティアとして現地に直接赴くのもひとつかもしれません(ただし行った先で基本的に完全自立行動ができるなら)。

 

実は朝からあるブログを読んで、不覚にも月曜の朝のオフィスで感極まってしまいました

正確に言うと涙が溢れそうなのはこらえましたが、全部読んだ後しばらく動けなくなっていたのは事実。

JKTS 被災地へ医療スタッフとして行ってきました。 短い間でしたが貴重な体験となりました。

---

それと較べて東京はどうよみたいな事は言いません。買占めどうよってのについて思うところはありますが、別にそれもどうでも良いです。電気ガス水道や通信などインフラの話については装置産業に身を置く自分の立場もあって流石に色々と思うところはありますが、まぁそれもどうでも良いです。

要は何が起きて、誰が何をして、そして今があり、これからがあるという話。もし直接被災していないなら、あるいは全く関係ないとしても、そこで流される汗と涙の事を考えるのは決して無駄な事じゃないと思うんです。

別に結論めいた話ではないのですが、そういったことを今だけではなく、時々で良いからずっと考える事ってのが本当に大事だと思うんです。私は。

 

bibendum_iwa

« 2011年3月27日

2011年3月28日の投稿

2011年3月29日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
showbiz
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ