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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2011年3月9日

2011年3月10日の投稿

2011年3月11日 »

某所で会話していた中でちょいと気になった事。ネットの世界でいろんな情報が流れてゆくわけですが、誰にとっても耳障りの良い話だけではないのは当然。もちろん程度問題ではありますが、誰かにとって耳障りの良くない、あるいは困る話が流れてゆくことも有るわけです。

これが口伝えの世界であれば、それこそ人の噂も75日という諺もあるくらいですが、一度ネット上で書かれた物を全て消し去るというのは事実上不可能です。もちろん、実社会のなかで完全に耳障りの良い話だけが流れているわけではありません。でも、その残存度合いと、後から「裏を取る」という行為の気楽さ容易さというのは過去とは比較にならないわけです。

それ自体が良いか悪いかは別にして。

 

良い悪いの判断材料となるのは流れる情報の中に占める割合、という考えかた

基本的に情報というのは良いものも悪いものも同時に存在しています。ただ、その割合とか、あるいは目にする頻度、そして情報自体の文体(あるいは口調)というものは当然変化してきます。もちろんそれぞれの情報は誰かが意図を持って流しているわけで、たとえばいわゆる一次ソースと考えてよい「当事者の考え方や主張」がそのまま流れることって言うのは少ないと思います。

目の前にある情報とは、必ず誰かのフィルターを通っている情報、というのが大前提

問題はそこに掛かるバイアスなんですが、これについては過去にも何度か私も触れてきました。当然ですが人はそれぞれの意見を持っていますから、一概にどの意見が良い悪いとは言えない。それを何かしら統制する権力がひとつの方向に持ってゆく事例というのは人類の永い歴史のなかで普通にあるんですが、それはちょっと置いといて・・・

意図がある限り一定の量で情報が出てくる、というのがネガティブな情報の基本

何かしら「対象」にとって都合の悪い情報というのは、その「対象」から何かしらの不利益なり何なりを感じているところから流れてくるという性格のモノですから、その問題が解決されるまでは流れ出続けることになります。それこそ義憤に駆られてとなると簡単には止まりません。

方や「対象」にとって都合の良い情報というのは、その「対象」に物理的あるいは心理的に近いところから流れてくるという正確のモノです。極端な「ヨイショ」の場合もあれば、純粋に応援したい気持ちに突き動かされてというところもあると思います。

いずれにせよ、何か書いたり話をしたりするところに意識してるかどうかは別にして必ず何らかの意図があると思うんです。

 

良い話は埋もれる。悪い話は目立つ

悪い話ほど誰かに言いたくなる心境。これは誰にもあると思います。たとえば何か自分でよいと思ったものをいろんな人に薦めまくる人がいますが、みんながそうであれば多分目立たないわけです。私の場合にはあまりそういうコトをしないのですが、それでも知人などとの話の中で自分の知ってる「何か」についての話題になったときに、それが自分的にどう思ってるか位の話はします。

ただ、何かを褒める話っていうのは、気恥ずかしいと思う部分とか、それこそ「こいつ、それの関係者じゃないのか?」とか思われちゃうのって嫌だよなとか思ったりする部分が無いかというと嘘になります。もちろん利害関係抜きで褒めるモノってのはもちろんありますが、いろんな人に薦めまくるみたいな行動はしません。私の場合。

それに対して何かしら自分が酷い目にあったとか、大変だったとかって話は気楽に出来ます。これは誰しも共通だと思うんです。もちろんそういう話もあまりしない方も多くいらっしゃるわけですが、大抵の場合、良い話より悪い話の方がやりやすい。ネタにしやすい。

で、元々はそんな話は基本的に飲み屋でのバカ話とかのレベルで済んでいたレベルの問題で、それこそあっという間に忘れられていたりもしたものですが、それがブログなり何らかのSNSなりといった媒体に載った瞬間から、もう完全に消す事は出来ない「情報」となるわけです。しかもそれらを検索する方法は幾らでもある。

 

悪い情報を消す事は出来ない、と言う大前提

それ自体は随分と前から言われている話です。で、実際のところ解決策はありません。何かしら対処する事は可能だとは思いますが、たとえば載っているサーバーやサービスが外国籍であり、かつ海外で稼動しているものであれば日本の法律は何の役にも立ちません。もちろん各国間の合意などがあれば別ですが、それはちょっと大きな話。

ってことで、当然ですが「良い情報と悪い情報がいつまでも混在し存在し続けるというコトを前提に物事を考えるというコトが大事じゃないの?」という話に行き着きます。

さて、じゃぁどうするの?って話から先は業種業態立場立ち位置によって全然違ってくるので簡単には語れないと思うのですが、今や個人法人に関わらずそういう前提で生活して行かないと駄目な時代であるという認識だけは共通していると思います。

ある意味、面倒くさい時代になったものです。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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