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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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先日、8月1日に前に書いたボーイスカウトの活動として相模原市立博物館のプラネタリウム(そう。例のはやぶさが地球に持ち帰ったカプセルなどを展示していたのと同じ施設です)に行ったのですが、実はその隣がJAXA相模原キャンパス。万単位の人が押し寄せて大変な事になったわけですが、私たちが行ったのはそれが終了した翌日。元々随分前に予定を決めていましたし、逆に何万人も並んだ中で活動するのは大変ですからそれはそれでOKだったのですが、とりあえずJAXAの建物のひとつの入り口ロビー付近に色んな人工衛星の模型やら何やらが展示されていて、これはこれで楽しめました。

 

はやぶさの実物大模型との御対面

コレです。実物大のはやぶさの模型。もちろん単なる模型ではないのですが、いや、これとホボ同じものがイトカワまで行って帰ってきたんだよね?と思うと、感慨もひとしおです。

Dsc_3141

私は別の博物館などで気象衛星などの模型を見たことがあるので驚く事は無かったのですが、同行していた数人から「思ったより小さいんだ~」という声が上がっていました。でも、ロケットに乗せて打ち上げるには大きさも重量も制限がありますから、これはこれで、こういうことだよね、という感じでした。

 

JAXAの関係者の方と少しだけお話できたこと

因みに前日までの展示パネルとかを整理していた関係者の方と少し話しが出来たのですが、なにしろ二日間、一日十数時間にわたって立ちっぱなしでひたすら来場者の整理をしつつ説明をしつつ、まぁ正直疲れました~というお話でした。

(これは撮影禁止だったのですが)前日の展示状態の写真のパネルを前に、色々と話をしたのですが、イトカワまで行って帰ってきたそれ自体がそこにあり、この施設で管制作業を行い、帰ってきたものをココで調査し・・・ 私たち自身はそれを直接眼にはしていませんが、なんだか大きな流れに触れることが出来たという感覚は非常に強く持ちましたし、持てたという経験はやはり良いものだなと思った次第。

もちろん他にも、帰還したカプセルが本当に計画した場所で「あっさり」発見できてしまった事とか、エンジンが抱え続けたトラブルの話とか、もちろん事前に各種の報道などで知っていることをもう一度聞いたりしたのですが、やはり現場でそれに少しでも関係する方から聞く話というのはとても楽しいもの。因みに「あっさり」発見できたという事実の裏にキチンと計算された状況があるわけで、簡単に戻ってきたわけではないわけですが、それが全て上手く行った事、ある意味上手く行って当たり前と思われてる部分のプレッシャー、そして実際に帰ってきたという成果を胸を張って紹介してくれた関係者の方のお話。

いいモンですね。カッコイイです。

 

ただ、ちょっとだけ残念な事があったりして

いや、これはある意味仕方が無いのかもしれませんが、広めのロビーをそのまま展示スペースにしていて、造作もパネルなどもとりあえず・・・という感じ。置いてあるモノ、その意義、そして歴史的な価値を含めて、なんだかもう少し何とかできないものかなぁとイベント屋としての思いが胸を過ぎったのは事実。

でも、ま、それはおいといて。

ワシントンのスミソニアン博物館には勝てませんが、でもこんな施設が日本にあり、そこで日本の技術の一番天辺のところに触れることが出来るってのはよいことだよね?と思った夏の週末でした。

 

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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