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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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この歳になって自分の父親に改まって相談や報告する事というのもめっきり減りましたが、逆に言うとあえて相談や報告するということは少なくとも自分的にはそれなりの状況があるわけだったり、という言い訳があったりします。

まぁ、こんなアホなワタシにも時々モノゴトをチャンと考える事もあるんですよ。

 

身の回りにちょっとした事があって、珍しく父親に報告

とりあえずココ10年くらいの間に父親に改まって報告事をしたのは、家を買ったとき、子供が出来た時、そして転職したときくらいだったと思います。あ、よくよく考えると相談って言うのは余りしてないかもしれません。どちらかと言うと報告モードですが、それでも自分なりに「これはちゃんと言っとかないと駄目だな」と思ったことは、ちゃんと報告するようにしてます。

ただ、残念ながら横浜に住んでいる私が神戸の実家までブラっと話に行くってのはちょっと大変なので、大抵は電話になりますが、帰省とは関係ない時期にワタシから電話するってのは余り無い話。で、例えば母が電話口に出たときに「お父さんいる?」といきなり言う時って大体何かあるんで、母は「ちょっと待ってね」の一言で父親が電話口に出てきます。

 

で、今回はたまたま父が良く理解している(と思っていた)事象に絡んだ、微妙に難しいある出来事についての報告

「xxxの件なんだけど、こうなったよ」
「おお。やったか」
「うん。やった」
「大丈夫なのか?」
「ま、何とかなるよ。きっと」
「わかった。大変だろうけど、頑張れよ。俺はもうこの歳だから直接何かを出来るわけではないが」
「うん。ありがとう」
「じゃ、何かあったら電話してこいよ」
「うん。わかった。じゃね」

殆ど会話はコレくらいです。いや、別に何かの意見を求めてるわけでもなく、意見されてもどうしようも無い状況でもあり、実際に何の助けも出来ない種類のもの。

でも、これはチャンと報告しとこうと思ったわけです。
でも、「頑張れよ」の一言が直ぐに出るとは思わなかったんですよ。

正直、これは嬉しかったですね。この父親の一言。

 

自分がそんな風に振舞えるのだろうか

自分の息子や娘に対して、あるいは自分に関係した人の何かしらの話に、それを受け止めるだけの立場に立たされたときにこんな風に自分は振舞えるだろうか?

父親との話の後で、ちょっと考えてしまいました。

いや、正直わかりません。昭和一桁生まれの父親の経験と今の私の経験は量も質も全く違います。同じ土俵には立てない。まだ立てない。それが別に悪い事ではないのですが、でも、明るく答えてくれた父親の背中がなんだか・・・ 

 

ワタシ、まだまだ修行が足りません。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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