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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2010年1月22日

2010年1月26日の投稿

2010年1月29日 »

諸々の社会状況の中から、流通業、特に食品を扱うところでの「プライベートブランド」の取り扱いが非常に多くなっているのは誰もが気づく事。実際のところ、プライベートブランドといいつつメーカーが存在するわけで、それを統一されたパッケージに包まれ、大抵の場合には元のブランドよりも安かったりするわけです。もちろんプライベートブランドとする過程で味やら何やらに特色を出すなどされる事もあるわけで、それはそれで理解できます。

衣料品については取り扱いブランドが統一されていないということで逆にセレクトショップといった業態もあるわけですから、ここはお話から除外。話は食料品に限定してみます。ただ、そうやって限定してみてもスタイルは千差万別。でも、特に大手どころに顕著に見られる、ような印象を私が持ってるのがプライベートブランドの幅の利かせ方。

でもね。そればっかりって、なんだかちょっと楽しくないんです。私にとって。

 

最初からプライベートブランドのみという業態もあるわけですが

食料品まで扱うところで最初からプライベートブランドだけってのは多分少数なんだと思います。正直、食料品関連、あるいは流通業という広い括りに対しても素人な私の場合の目線はあくまで一人の消費者という立場ですが、それでも幾つかは思いつきます。

かたや、いわゆるナショナルブランドからなにから、色んな商品を取り揃えて売っているというのが元々の基本的な姿だとは思います。少なくとも私はそう思い込んでます。

そんな中、色んな特色を謳いつつ、特定のお店、特定の業界などで特定のブランドをつけてラインナップしているプライベートブランド商品。それ自体は別に四の五の言う話ではなく、私も買うときには買いますし、同じような他のモノを買う事も有る。存在についてはありがたいとも思います。

でもね。お店に行って同じようなデザインのパッケージばかりが並ぶ光景って、なんだかちょっと楽しくないんです。私にとって。

 

パッケージから美味しさ感や楽しさ感を伝えて欲しいというワガママ

何度かエントリーにも書いたかもしれませんが、実は私、休日は結構料理をします。何か用事があったり外出してたりしなければ、基本的に三食普通に作ります。たまには気合を入れて何かやったりもしますが、普段は「男の料理!」なんて種類のものではなく、普通にカミさんとの家事の分担の中でのお話。

たとえば昼間に家族で出かけた後、家に戻る前に普通にスーパーとかに寄って「今日の晩御飯、どうしよっか?」とか「明日のはパンにするんだったらさぁ・・・」とか「今日は大根が安いなら・・・」とかワイワイやってるわけです。

で、野菜や魚などの素材関連はまぁ別として、何かしらパッケージを伴うものを物色するとき、やっぱり目が行くのは何かしら考えた末に作られて棚に並んでいるパッケージです。それが何かってのはもちろんわかりますが、そこにある写真やら踊っている文字に引かれてゆく事って間違いなく有ります。これはお菓子であろうが何かの素みたいなのとか、漬物でも餃子でも何でも間違いなくあります。

少なくとも私の場合。

でもね。それが統一されたパッケージでずらっと並んでるのを見ると、なんだか萎えちゃうんです。私は。

 

所詮個人的な感想なんですけど

中身云々の前に、買う時点での私にとって、やっぱり買う動機として美味しそうに見えるパッケージってのが欲しい、と素直に思うんです。これはスーパーでもコンビニでも同じ。最初から統一されている店というものであれば特に気にしません・・・ というか、実はそこに行くかどうかの時点で既に何か判断してるんでしょうけど。

もちろんブランド論として統一された見え方というのがとても重要だというのは理解しています。実際にそのブランドを名乗る以上、送り手側(つまり売る主体?)がそれなりにそれぞれの商品に本来のブランドには無い、あるいは別のナショナルブランドなどには無い特色を出そうときっと凄く努力しているんだろうな、というコトもなんとなく伝わります。

でもね・・・ いや、別に私がどうのこうの言う話ではないし、それが嫌なら別の店に行けばいいんですけどね。

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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