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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2010年1月21日 »

プレゼンテーションが仕事の大きな割合を占める現状、基本的には日本語の資料&日本語のプレゼンテーションが殆どです。

たまには英語のプレゼンテーションの仕事が降って来ることもあります。ちょうど一年前、2009年の正月明けに諸般の事情でいきなりクアラルンプール、ハノイ、そしてバンコクと1週間で三箇所を回ってプレゼンするハメになったなんて事もありましたが、基本的には日本語でのお仕事。

でも、降って来ました。さぁどうしよう。

 

ま、それほど焦ることは無いのですが

基本的には普段日本語で喋ってる内容をベースに、話す相手の事情や場の事情から他の人が作った資料を漁り、それが日本語の場合に英語に打ち変え、あるいは字幕のように英語で補足を入れるなどの作業開始です。

実際のところ、これまた色んな事情で英語でデモンストレーションだけを行うのは平均すると月に数回くらいはアルのですが、デモの場合には余り言語に依存しないメニューにしてしまうので適当にこなせてしまいます。

ただ、流石に40分とか50分英語でプレゼンテーションしなきゃいけないとなると、それなりに資料を作らないといけないのは当然です。しかも具合の悪い事に、主催者が別に居て、アブストラクトやら略歴、そして事前に資料を送って置かないといけません。

作業のためのリードタイム自体はあるのでそれほど焦る必要は無いのですが、ストーリーをいつもの話から少し変える必要があるので、色んな人の資料を目の前に一気に広げつつ、さてどうするか・・・

 

因みに英語のプレゼンテーションだといきなり気負って破綻する人を多く見てきましたね、たしかに

これはそれぞれの方の背景や経緯があるので一概に何とも言えませんし、仕方ない部分があるといえばその通りなのですが、どうしても「英語のプレゼン!」と気負ってしまって、なんだか普段以上に緊張する方を多く見てきました。

じゃ、お前は大丈夫なのかって?
いえ、そんな甘いものではないです。それなりに焦るモンですよ。

ただ一ついえるのは、日本語でチャンと喋る事ができないストーリーを英語で喋るってのは無理なので、そこはチャンと考えないといけない。でも、またココに落とし穴があって、日本語のストーリーをそのまま英語に翻訳して喋ろうとすると頭の中で訳しきれなくなって破綻する事があります。これはワタシ自身なんどか痛い目に遭ってます。

ということで、日本語で押さえるべきはそれぞれのページやストーリー全体で押さえるべきポイント。で、全部翻訳して喋ろうとしてもどうせ覚えていられるわけは無いので、ポイントを英語で何度も頭の中で繰り返して説明してみる、というイメージトレーニング。

とりあえずワタシの場合にはそんな風に頭の中で断片的なリハーサルを繰り返してストーリーを叩き込むという作業をしています。

 

ただ、そんなに準備期間が無いというコトもよくある話で

実際、一年前に出張したときには決定してから本来行くべきだった人の資料を受け取り、そのストーリーが余りに自分が普段話ている内容と違うので愕然とし、仕方ないのでパート練習(音楽みたいだ)を繰り返してそのまま本番に突入という、精神的に非常にストレスのかかる現場でした。

それでも一回やっちゃうと流れが体に入ってくるので、あとはページごとの説明をちょっとチューニングして何とかやっつけたという経験。

これで何とかしちゃいました。これもまぁ・・・以前に何度か痛い目にあった経験から体が覚えた対処法かもしれませんけど。

 

もちろんプレゼンテーション自体がストレスというのもよくある話で

多分ワタシの場合は特殊なんだとは思います。何しろ最初にデモセンターでプレゼンテーションを専門にする役割になったのが1988年。なんと22年も前の話です。流石に星の数ほど色んな話を色んな状況で色んな人にしてますから、今更お前が緊張してどうするよ?といわれると何もいえません。

でもやっぱり緊張するときはするんですよ。新しい話に切り替えたとき、初めて話をするとき、そして慣れたストーリーを慣れない英語で話すとき。

でも、でもその緊張感自体は嫌いじゃないです。言語はどうであれ、自分の話に聞き手が思ったとおりの反応をしてくれると「うひひ。上手く行ったぜ」みたいな快感があったりします。逆に滑るとそれなりに落ち込みますが、それで凹んでも許される立場ではないので、じゃぁ次回どうするよ?と次の作戦を考える。

このアタリ、たとえばワタシの場合、そして今日のネタの場合だとプレゼンテーションと言う題材になりますが、普段のビジネスの中での色んな交渉ごとやビジネスを離れた立場での人との接し方などにも共通するとは思うんですよね。

それ自体も試行錯誤だし、決まった形があるわけでもなく、でも自分なりのスタイルがあるからいろんな事が出来るわけで・・・

 

なんて余計な事考えてる暇があるくらいなら、早く資料を作り上げないと。ボヤボヤしてると督促のメールが飛んできそうな予感がしてきました。

まずいかも(笑

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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