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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2009年12月17日の投稿

2009年12月21日 »

オルタナでブログを書き始めてからなんとなく日々ネタを探すような感覚があるんですが、色んな事情があって極力触れないようにしている分野ってのが幾つか有ります。たとえばオルタナのブロガー同士で以前から話があるのが「仕事の絡むネタってのは書きづらいよね」という件。なにぶん守秘義務やらなんやら相手がある話なので、確かにこれは大きいのは事実。とはいえ・・・

 

実は書きたくてウズウズしているけど、絶対に書けないという種類のネタ

私の場合、正に仕事に直結する部分っていうのは書けないし、極力書かないようにもしています。ただ時々本当に一言言いたくなって書くことが皆無ではないのですが、ここはやっぱり辛い。これはおそらく多くの人に共通する話だとは思うのですが、ある業界、ある仕事、ある分野に精通してくると、どうしても「中の人」として話題自体に触れることがとても難しくなります。

たとえば、実は会社のいわゆる「ビジネスブログ」に分類されるものにも書いて居たりしますが、こちらは色んな事情でネタを仕事の中のある部分に特化している関係上、それほど大きくその枠を逸脱しないようにしています。別にキャラクターを作っている訳ではないのですが、そのほうがブログのサイトとしての一貫性を持ちやすいのでそうしているという話。

かたやオルタナは完全に個人のブログという位置づけですから、こちらは逆に仕事の内容や仕事を通じて知りえた話を書きづらいという、ちょうど逆の状況があるわけです。

 

当然自分の中での整理が必要になるわけで

そこで私の場合、自身の精神衛生上その間にあるギャップを埋める場所がどうしても必要になり、たまたまTumblrという場で暴言を吐き散らして発散してる状況があったりするわけです。Tumblr自体それほどポピュラーじゃないという側面もあるのですが、爆発的にフォロワーが増えるとかそういうのも無く、なんだか淡々と毒を吐き散らす場所、という使い方。

ということで、実はそれらの媒体全体で思っていることを文字にするという行動をしているのが私のようです。

 

もちろん媒体は単なるハコなので、使い方は人それぞれ

Twitterでもブログでも「何か他人にとって有益なことを発信しなくては!」というスタンスで行動している方が結構います。いや、すばらしい。そういう不肖岩永もたまにはそんな気にもなるのですが、真面目に書き始めると内容によっては暗い夜道を歩けなくなるような系統の話にまで及びそうなので、適当に息を抜いた状態で向かい合ってるというのが私のスタンス。流石に危険な橋は渡れない。

もちろん、自分の意見を書き綴るためのブログとして生きているところもあるわけです。たとえばジャーナリストやアナリストなどの立場で活動している人が自分の実名で書いているブログなどはこれに当たるものが結構ありますよね。これはある意味保守本流、正統な使い方かもしれません。

あるいはひたすら人の発言やら(Tumblrであれば)写真やらのスクラップとして使っている人も居るわけです。前者の場合にははてぶに近い使い方でしょうし、後者はどちらかと言うとリモートストレージ状態みたいな使い方なのかもしれません。

正に人それぞれ。

 

で、結局のところ、自分の思うところを全部文字に出来る単一の場所っていうのは中々無いわけで

たとえばTwitterだと、鍵を掛けてしまえば極端な話誰にも見せずに好き放題暴言の限りを尽くすことも可能な訳です。知人で実際に普段のコミュニケーションで使っているアカウントと別にそういう場を持っている人も居ます。私の場合には完全に切り分けたくてTwitterとTumblrの両方をあえて使い分けているわけですが、逆に言うと同じシステムを使っていると打ち込む方を間違えたらこわいよね、とか弱気に考えていたりします。

でも、「本当に書きたいネタだね、これ。絶対に面白いし」って話はその裏側に他の人が巻き付いていたりして流石に迷惑を掛けることは出来ないので躊躇してしまう。それでも、と思って適当にぼかしながら書くと、今度は論旨が全くわからなくなって変になってしまう。

とはいえ、とはいえ・・・ たま~にありますね。書きたい話が溜まってくると。

たとえば「xxxが何故xxxしないか」とか、「xxxはこういわれているけれど、実際にはxxxなんだよね」とか、「xxxはこうなってるのはxxxという理由があって」とか、とか・・・

でもこういうのを書き始めると(多分際限が無いのですが)くらい夜道を歩けなくなりそうだよねと思い直してそれなりに自重する日々です。

 

bibendum_iwa

相変わらずTwitterが止まると呼吸も止まりそうになるんですが、自分的に、あくまでも自分的にTwitterを日常使い倒している効果(?)っていうのが出てきた気がします。よく言われる情報収集力とか人とのつながりが結果的に深まる論とかとは別の、純粋な自分としての効果。

そんなの、あるのかって?

 

実は色んな人が既に言ってる話ですが、要は「要約力」

とにかく一発のポストは上限140文字。とにかく何かしらこの中に言いたいことのある一定部分までは押し込まないといけない。ま、「おなかが空いた」とか、「銀座なう」とかの話はどうでも良いのですが、たまにちゃんとつぶやこうとか思うと、なんとなくその140文字に収めてってのを考えたりします。

ただ、飲んで帰る電車の中で勢いがついてしまい、140文字制限一杯に使って、かつ10連投なんて酷いことをやらかしたりするアホではありますが、とりあえずなんとなく一つのつぶやきはそれでまとまるような表現をしたりするという行動を取るようになってきてるみたいです。

因みに自分が最初に書くのは良いとして、誰かのつぶやきを(例の非公式)RTしようとすると、元のつぶやきの文字数が引っかかってくる。勢いRTするべきつぶやきのどこかを削ったりするんですが、それが「俺のもとのつぶやきと全然違っちゃってるよ~」問題を引き起こしたりするので、これはこれで面倒くさい。

その意味ではRTの方がハードルが高いとも言えますが、何れにせよとにかく制限に押し込むっていうコトが一つの目標みたいな感じになってるみたいです。私の場合。

 

因みにTsudaさんのTwitter社会論にあったんだっけな?写真や図版にキャプションをつけるのとTwitterのつぶやきがある部分似ているという話

例の「Tsudaる」で有名な津田さんのTwitter社会論にあったかとは思うんですけど)(すいません。今手元に無いんで、ひょっとしたら別の人の発言かもしれませんが)、この140文字って、何かしらの記事などにある写真や図版のキャプション、つまり短い説明文の収まりの良い文字数と結果的に近いものがあるって言う話があります。

あ、もちろん140文字制限っていうのはケータイのSMSの制限文字数から生まれた話っていうのは有名ですが、結果論から言うと収まりの良いキャプションの量と同じくらいという話。

と、そこで自分的にひらめいたのが「あ~、そうやってモノゴトを切り取るって考え方もあるんだ」っていうコト。Twitterに文字を打ち込むときには確かに何かしらの事象があり、それについてブツブツ言ってるわけですが、それを意識するようになってからなんとなく文面の打ち込み方が変わった気がします。

あ、でもあくまでも「(自分では)変わった気がする」だけですけど、まぁそこは気の持ちようということで。

 

更に因みにやっぱり世界中に140文字制限ってどうよと言う話は渦巻いているわけで・・・

じゃぁそれを解決してやろうってのが一杯あるわけですが、たとえばこれなんかは(割と以前からあるので有名ではありますが)老舗の一つかもしれません。

何しろ一つのつぶやきは最低1400文字。これは辛いです(笑

お遊びです。因みに右上のHome Aboutとある隣の "is this Twitter?" ってのをクリックするとですね・・・

↑こう言われます(笑
ま、お遊びということで

 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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