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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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「ポラロイド」というと撮ったその場で見ることが出来るインスタント写真の代名詞だったのは既に昔の話になってしまいました。いまや写真を撮るのは「デジカメ」。コンデジ、デジタル一眼、あるいはデジタル一眼レフなどなど色んなものがあるわけですが、基本はデジカメ。現像も要らないし、失敗したカットは消しちゃえばいい。誰かとシェアするのも簡単。確かにそうですが、旧い人間としてはアナログだから存在できた世界を懐かしく思い出したりすることがあるわけです。そんな中、見つけたのはこの話題。

たとえば日本ポラロイドさんがインスタントカメラのフィルムやカメラから事実上完全撤退したのは昨年の夏ごろになります。その後、米国本社のチャプターイレブンの関係もあってビジネスラインが大きく変わりつつあるようなのですが、ワタシ的に「ポラロイド」と言われると、それは即ちインスタント写真を指したりします。

 

そんな人は私だけではない、どころかもっと思いの強いプロジェクト

かつてポラロイド社が供給していたインスタントフィルムを復刻しようプロジェクトから始まり、遂にカメラ自体の復刻もある程度具体化してきたようです。どうやら、その裏側にまきついたライセンスの問題に目処が立ったようで、それが今回の発表となったみたいです。

確かにデジカメに較べて、いわゆる銀塩写真の世界は色々と制約があるのは事実です。でも、たとえば撮った写真の味わいとか雰囲気ってのはやっぱり独特のものがあります。さらにインスタント写真の場合、更に独特な発色とかもあるし、撮ったその場で出来上がるプリントにサインペンでメッセージを書いて渡すなんて芸当も出来たわけです。

そんなの今でもそれ用のプリンター使えばできちゃうじゃん

いや、違うんですよ。その場でカメラからびよーんとフィルムが出てきて、それを(何故か)パタパタと扇いで乾かしているうちに・・・ そう、1~2分で写真が浮かび上がってきます。最初は白い面。そこになんとなく色が乗ってきて、画像が徐々にはっきりしてきて、それをみんなで覗き込みながらわーわー言って・・・という一連の流れがあるわけです。

確かにデジカメをプリンターに繋いでびよーんと出てくる写真(というか印刷物?)を見ることも出来ますが、別の機械を繋ぐにしても、最初から絵が全部見えてることにしても、とにかく風情が無いわけで。

 

ただ、自分が買うかどうかは凄く迷います

20年くらい前にポラロイドのインスタントカメラをしばらく使っていたコトがありました。正直フィルムが高くてどうしようも無かったのですが、たまたま仕事で関係していた所の倉庫で期限切れの白黒フィルムが大量に見つかったことがあり、それを使って色んなものを撮っていた、ってカンジでした。

ただ、やっぱり今でもすっごくポラの写真は好きです。アレはアレで、大好きです。
今回の再生産は2010年中が目標とのこと。それが日本で手に入るかどうかは判りませんが、ちょっと何とかできないものかと考えたりしてみたり、いや無理だろうなとか思ってみたり。

 

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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