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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2009年10月15日 »

海外に本拠地を持つ企業の日本での事業、あるいは提供するサービスがある日突然終了っていうのはそれほど珍しいことではなかったりするんですが、テクノラティジャパンのサービス終了は結構急な話。かつて外資に勤務した経験、そして今現在も外資の企業を渡り歩いている知人などの話もあって「突然死」が起きるコトもあるよなとは思うのですが・・・

そしてこちらがテクノラティジャパンの告知ページへのリンク。テクノラティジャパン サービス終了のお知らせ。

正直、外の人からはこの発表に至る経緯は測りかねるところはあるのですが、とりあえず事前に情報を持っていなかった私なんかからすると「突然死」に見えるのは仕方ないのかもしれません。

 

一応避難する方法はあるようで・・・

USのテクノラティにアカウントを移行する方法はとりあえず提供されるようです。なんとなくアカウントを持っていた私の場合、とりあえず一旦避難してからアカウントを削除するかどうかを決めようと思っていますが、まぁ、きっと色んなやり取りがUSとの間であったんだろうなとは思います。

 

因みにサービスの突然死って、別に外資系のサービスに限ったことではないわけですが

深刻なトラブルから復活できずに結局終了してしまったNTTデータのDoBlogみたいな例もあるわけで、何が安心できるかなんて誰も保障できないんだよな、というのは素直に受け止めておくべきだと思います。

個人的には極度にGoogleの各種サービスに依存しているので、その意味では(可能性の問題として)Googleがサービスを突然停止するような事態に陥ると私自身もパニックに陥るわけですが、そこはある意味信じるしかない。そもそも個人レベルの話だから、勝手にしろと言われるとそれまでですけどね。

とはいえ、微妙なモンです。

 

と、ここでいわゆるクラウド系のサービスに思いをはせてみると・・・

どんな事業主体が運営しているサービスなのか、どのようなサービスレベルを保証しているのか、事業自体の継続をどれくらいの強さでコミットしているのか、そしてそれ自体にどれほどの信憑性があるのか。

利用しているサービスがある日突然無くなる可能性がある、なんて考えると結構恐ろしいコトが起きる気がします。杞憂かもしれませんが、可能性としてゼロではない訳です。それらのKnow Howが社内に残らないような状況であれば、業務停止の危険性をどうやって回避するかを事前に考えていなければ・・・ いや、これは恐ろしい。

BCPの対応策としてクラウド系のサービスを使うこと自体がリスクを生む可能性なんて考え始めると、何も出来なくなるんですけど・・・ね。

 

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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