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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2009年9月16日の投稿

2009年9月17日 »

以前から受けているメルマガの類が毎日30通くらいは届きます。でも、気が付くと殆ど読んでません。いや、正確に言うと、読むものが限られてきていている。多分特定の数通というのがワタシの現状かも知れません。でも、多分情報にはそれほど困っていない。なぜだろ?

 

かつては便利な情報提供手段だったメルマガ

それこそブログというカタチが出来る前から存在していたわけです。企業なり団体なり個人なりが誰かに定期的に情報を届ける方法として、更にそれ以前から存在していたメールに載せて届けるというのはある意味自然な流れであったわけです。そしてそこからWebサイトに誘導してゆくという流れも自然に出来てきたわけです。でも、みんなが同じ事をするわけで、だからこそ「読まれる、選ばれるメルマガ講座」みたいなのが一杯出来たわけですよね。それらがどの程度生存しているかどうかには殆ど関心は無いのですが。

 

かつては便利なインデックスだったメルマガ

ニュース系のWebサイトでよくあるのが、その日、あるいはその週の掲載記事をまとめたもの。これはこれで使いでがありました。確かに毎日定期的に巡回してるサイト以外では、この手の情報を手がかりにすることがあります。ワタシの場合、これは今でもあります。

この役目、一時期はRSSに頼っていたのですが、フィードの数が増える毎に面倒くさくなり、結局今ではRSSリーダーの画面を見ることは殆どなくなっちゃいました。とりあえずもうおなか一杯。ワタシにとって、どこか及ばざるが如しと言えるほど、過ぎてしまった事になってしまいました。おそらく今後はもうRSSには戻らないでしょうね。

 

じゃ何処に行ったのかって?

ワタシの場合、降って来る情報ソースの役割の多くをTwitterとTumblrにかなり依存しているのが今の状態です。間違いない。かなり依存しています。ということで、自分がつぶやく事、それはそれで自分にとって意味があったり(無かったり)するわけですが、自分がFollowしている人から流れてくる情報に意味があったりするわけです。

よくTwitterで何が面白いのか判らんという議論があります。ま、言わんとするところは判らんでもないです。また、Twitterをマーケティングに活用云々という話もあります。これについてはワタシ自身は議論すること自体が間違っていると思っているのですが、それはまた次の機会に。

とりあえず自分の考えはともかく、単にTwitterもTumblrも仕組みでしかなく、そこに存在する典型的なSNSなどとは違う緩い知り合い関係の上で成り立っているものだと理解してるので、過度の期待はしないし、便利に使えるところは使うし、最初からそう思ってるから別に失望もしない。ゆる~いカンジ。

でもそこで流れる話は一旦誰かの頭を経由しているわけで、広く一般に流通させようとするメルマガやRSSとはちょっと違う訳です。

 

もちろん客観性は捨てたくないので、とりあえず巡回するサイトはもちろんあります

ただTwitterやTumblrで流れている話だけではやっぱりヤバいんじゃないか?と思うこともあるので、一応自分の中で客観性を持たせるために定期的に巡回しているWebサイトはもちろんあります。自分的には新聞も読みますし、テレビをぼけ~っと眺めたりもします。貧乏なので書籍の類は殆ど図書館に頼り、雑誌は立ち読みがメイン(こういう奴が出版社の経営を圧迫する訳ですが)だったりもしますが、それなりに自分でネットワークは張っている。

もらって嬉しい情報、もらえて嬉しい情報っていうのを送り手側が判断するのはとても難しいものです。ある一定の層から得られた良い評価が、実は既に見切りをつけて何も言わない多数の良くない評価と取り違えられるというのはありがちな話。そのあたりも含め、誰が何を言っているのかを、その人が誰かをわかった上で考える場、そして受け入れる場としてTwitterやTumblrなどの場は使ったほうが楽しんじゃないかな?と、色んな懐疑論を見るたびに考えます。

 

いずれにせよ、メルマガ、見なくなってるんですよね

会社のメールで受けると大変なので、GmailとかYahoo!のメールを受け取り先にしつつ、フォルダーに自動振り分けしたままの数千通のメルマガ。

送り手の方には大変申し訳ないのですが、その努力には敬服するしかないのですが、やっぱりワタシ、メルマガを見なくなっちゃってます。だからといって、そこに乗せてる情報を全部Twitterで配信しても、多分フォローしないですね。じゃ、どうしたら見るのかって?う~ん、わかりません。話が全部そこで解決できるなら読むかもしれませんが、その役割はおそらくWebサイトやブログでカバーされているでしょうから、流れるメルマガの大半が底への誘導という役割を持ってしまっているので・・・ でも、サイト運営側から言うと、そこに来てもらわないと困るという事情もある訳ですが、そこを心配するのはワタシの役目じゃないですね(笑

タダちょっと気になるのは、そういいうメルマガというモノ、そしてその役割をそれほど評価しなくなっている人がワタシ以外にもいるような、しかもそれなりの数いるような気がしていて・・・ 

bibendum_iwa

最近はなんだかケータイの基本機能っぽくなってきた「お財布ケータイ」。電車やバス、新幹線はそのまま乗れますし、コンビニで買い物も出来る。応用で会員カードとして使えたり、クーポンを持たせることも出来るわけですが、旧型なワタシの場合、なんだか信用できません。
あ、でも信用できないのはケータイ自身や機能ではなくて、ワタシ自身なんですけど。

 

ケータイを失くすと全てを失う恐怖との闘い

お財布ケータイに対するワタシ自身の壁は、主に人間は失敗するものだという信念(というか自覚)、そして基本的に単機能であるものが好きだという好みが構成要素になっています。

そんな中で、一番の恐怖は、ケータイをどこかで失くしてしまうと全てを失ってしまう恐怖です。まぁさすがにある程度は現金ももちろん持ってますからその場は何とかなりますが、色んなところに連絡しなきゃいけない・・・ あ、連絡するためのケータイが無いんだ。

杞憂かもしれませんが、そこにある精神的な壁。

 

直ぐに思い出せるのはカミさんのケータイと自宅の電話くらい

まったくもって電話番号を覚える行為を止めてしまってから、ケータイがなくなると何処にも連絡できなくなります。以前は指が電話番号を覚えていた時期もありましたが、いまや電話帳機能を呼び出すのを覚えているくらいで、頭以上に指の物忘れが激しい。

単に歳をとっただけかもしれませんが、そこにある自分の経年劣化の壁。

 

目の前にあるモノを信じる

電車とバスはPasmo、もしくはSuica。会員カードやポイントカードはそれぞれ個別。クレジットカードもそれぞれ個別。その場で「それを使うんだぞ」と見た目でもわかるカタチにどうしても寄ってしまうのがワタシの行動原理のようです。

とはいえ、ケータイで使うとそうじゃない場合に較べて大きく差がつくような状況が生まれてきたりすると考えるのかもしれませんね。いや、実は四の五の言っていてもそれに気が付いた瞬間に切り替えちゃうかもしれませんけど。その意味で、ケータイに最初から付いているクレジットカード機能ってのはヤバいんですが、幸か不幸かそれを使うと便利な局面にまだ出会ってない。

最後の最後は、まだ自分が納得してないだけという、自分のキモチという壁。
そんなこと言ってるのが既にデジタルデバイドなのかもしれませんけどね。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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