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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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別にそれぞれ同期しているわけでは無いのですが、とりあえずワタシが日常使っているTwitter、Tumblr、そしてGmailが最近時々落ちます。さすがにそれぞれは独立したサービスですから一斉に落ちることは無いのですが、逆に言うと、たとえばTwitterが落ちるとTumblrに「Twitter落ちてる?」「Twitterアクセスできない」云々といったメッセージがガンガン上がることになります。たとえば8月に起きたtwitterのDDoS騒ぎの時にはワタシ自身もtumblrに悲鳴が山のように上がるのを見ました。

形あるもの全ては滅びる、なんて嘯いている場合ではありません。

 

最近不安定だよね、という日常会話

9月1日に起きたGmailの障害についての記事。人が組んだシステムですからどこかに穴がある。もちろんインフラとしての部分にかけるコストや手間は下手なイントラネットのシステムよりも強力ですから簡単にはダウンしないはず、なのですが、やっぱり落ちるときは落ちる。以前数時間にわたるシステムダウンを起こしたことが契機になり、稼動状況がわかるサイトのGoogle Apps Status Dashboardも立ち上がりましたが、それは状況の概要を知らせるだけで、使えないユーザーを根本的に救うものでは無いわけです。

 

無料だから仕方ないじゃん論と、有料なら大丈夫なの?という懐疑論

無料なんだからさという議論もあるのですが、既に一種のインフラとして稼動しているレベルにまで達してしまうと、笑って済ますことは出来なくなってきます。それが有料サービスであれば、ユーザーの声はもっとキツい者になってきます。たとえばちょっと前のResearch In Motionのトラブルなどは全世界のビジネスを止めた(少し大袈裟?)とまで言われたほどです。もちろん100%の稼動保障など出来るわけは無いのですが、特定のサービスに極度に依存しているようなときのインパクトはやはり大きい。もちろん、自社運用システムのトラブルも同様ですが。

いずれにせよ、止まると困る業務で使われるときのリスクと代替手段の用意というのを忘れるわけには行かない訳でして・・・

 

じゃぁどんなカタチなら大丈夫といえるのか

これには答えは無いんじゃないかと思います。結局のところ、リスクを何処まで受容するかにかかってくると思います。有る意味BCPの根幹かも知れません。

たとえば現在利用している、あるいはこれから利用しようとしているクラウドコンピューティングのシステム資源が一体何処でどのように運用されているのか、代替手段はあるのか、途中のネットワークはどう対応できるのか等々、考えることは山のようにあるわけで、とりあえず仕事的にITは過去の経歴になってしまったワタシとしても自社運用とは違う形での考慮点の多さに「楽をするためのサービスにはなりにくいんじゃないのかな?」と思ったりもします。

もちろん、サービスメニューや利用できるアプリケーションが非常に魅力的であったり、何らかの目的に非常に合致しているなど選択するためのポイントは幾つもあるわけで、そこは別の観点からの判断となるとは思います。

 

因みにこんな話も

使っているシステムリソースが一体どこで動いているのか。これとても大事です。システムリソースが何処の国のどういう地域のどういうインフラの上で動いているかっていうのを気にしないといけない部分、っていうのが事実あったりします。たとえばこの記事のように、具体的に検討を必要とするような地域もあります。

でも、それがたとえば米国であれば大丈夫?あるいは日本国内なら大丈夫?

それも一概に言いにくかったりします。たとえば米国の電力事情は日本ほど良くありません。電力事業についての歴史的経緯もあったりしますし、送電網自体の問題(だからスマートグリッドなんて話になるわけですが)もあったりしますし、普通に起きる山火事の影響も無視する訳には行かなかったりします。

日本の場合にも地震はつき物な訳で、建物の耐震性能については世界一級といえるとは思うのですが、そこに対する送電網や通信回線部分まで含めてどういう形であれば受容できるリスクとして理解できるかどうか。

 

更にもっと深い部分で言うと・・・

クラウド間のデータの可搬性とかの議論が出たり、あるいは根本的にイントラのシステムとクラウド上のシステムとのデータの整合性なんて問題は当然のように付きまとうわけですが、ここは本当にどうなんでしょうね?異なるデータベースのシステム間での整合性なんてのはワタシがそのあたりに実は微妙に絡んだことがある1980年代後半から根本的なところは何も変わっていない気がして、ちょっと怖かったりしますが・・・ ここは既に専門外なので、単なる杞憂かも知れませんけど。でもCAP定理とかBASEの原点に戻ってみるのも悪くは無いような気がするような、そうでも無いような・・・

なんだか後ろ向きの議論のようですが、常に考え続けないといけないことが多い気がします。

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bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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