« 2009年1月13日 | 2009年1月14日の投稿 |
2009年1月15日 » |
今夜がハノイの最後の夜、というか2泊しかしないんですが、30度近いクアラルンプールから来ると驚きます。何が?いや、寒いんです。ハノイって。
最低気温が5度とかまで下がってしまう
ここ数日は比較的暖かいそうです。日中は20度を超えます。でも赤道近くから来るとやっぱり寒い。道路を河のように流れてゆくバイクの人たちも何気にしっかりジャケットを着ています。排ガスや埃の問題があって殆どの人がマスクしてますが、防寒という意味もありそうです。仕事で訪れているところは暖房が入っていません。事前にチェックしたスタッフから「思いのほか寒いです」といわれていたのでジャケットを持ってきたのですが、ずっと膝に載せたまま。
持ってきてて良かったです。
因みに去年(?)は3度くらいまで下がって凍死する人まで出たそうです
大陸から季節風が吹くと、とたんに気温が下がるとのこと。感覚的に東南アジアはどこも暖かいという先入観があったのですが、見事に打ち砕かれました。こんな寒いって、そんなの聞いてないよ!
調べが甘い?いや、全くその通りです。
で、次はバンコク
こっちはもう少し温かい(らしい)。でも、せっかく持ってきた半袖のポロシャツの山は殆ど着ないで持ち帰ることになりそうです。逆にこちらでいただいた資料の山が加わって、既にカバンはパンクしそうな勢い。
お願いですから、資料を5センチもあるバインダーで配らないでくださいよー。PDFでよいです。Downloadでも良いし、CD-Rでも良いし・・・と、参加者になってわかる、資料のありがたさと資料の邪魔さ加減。こりゃ、バンコクで最後にDHLかなんかで送り返さないと大変なことになりそうな予感です。
東南アジアで水道の水をそのまま飲めるところはそれほど多くありません。その水で洗った生野菜も気をつけないといけません。でも、ちゃんとした飲み物としていただくものには結構おいしいものがあります。
暖かい緑茶
ハノイ入りして、そのまま伺った政府関係の施設でいただいた熱い緑茶。実は何気に寒いハノイで、このお茶はおいしかったです。おかわりをいただこうかとすら思いましたが、サービスをしてくれる人が途中で居なくなってしまったのでいただけませんでした。
緑茶ですが、白茶に近い感じ。すっきりした味です。
いや、絶妙なお味。本当においしかったです。
ハノイビール
晩御飯を食べた店でいただいたハノイビール。軽いですがなかなかイケました。
このあとホーチミンシティの333というビールもいただいたのですが、こちらも結構おいしい。時々スカスカに軽いビールや、妙に味をひねったビールがあったりしますが、この二つのビールは侮れません。もし日本で見つけても驚くような値段になっていたりしそうですが、元々物価が安いこと、そして円高のおかげで単価で言うと本当に安く飲めます。
因みにホテルのルームバーの水の高いことと言ったら、もう・・・
ま、これはどこでも一緒ですが、ホテルのルームバーに入っているミネラルウォーターの高いこと。今回のクアラルンプールとハノイではどちらも同じフランスの有名ブランドの水が部屋の冷蔵庫に入っていましたが、どちらも日本の市価と同じかそれ以上。物価水準を考えるととてつもなく高いことになります。ということで、セミナーのときに配られたミネラルウォーターを余計にもらってきたりしてます。もちろん部屋にある無料のミネラルウォーターもしっかり。で、何を飲んでるか?まぁ部屋に備え付けのお茶のティーバッグもアリですが、先ほど日本から持参したインスタントの味噌汁をいただいてしまいました。
いや、お茶も良いのですが、インスタントでも味噌汁をいただくとやっぱり落ち着くんです。
情けない?いや、いいじゃないですか。
ハノイです。生涯で二つ目の共産主義国です。一つ目は中国。そして今回のベトナム。冷戦時代と違って共産主義国だからどうのという話ではありません。ハノイの街中はある意味他の東南アジア諸国と同じような、まさに東南アジアという感じ・・・ という比較が成り立つのかどうか。よく判りません。なんだか凄い。
文字が認識できない
そもそもベトナム語を全く解さないのでどうしようもないのですが、アルファベットが基本なんだけどベトナム語としての特殊文字があるので、どうもよく判りません。今自分が居るハノイが、実はHa Noiと二つの単語(?)からなるということを到着してから気がついたくらいですから、どうしようもない。いや、そもそもかなりタイトなスケジュールの仕事で来ていて、直前に居たマレーシアと同様に現地通貨を持つ必要が無いくらいの状態ですから、居場所としてのハノイは認識していますが、なんだかそこにいる感が薄い。
なんだか、良くないことだとは思いますが、仕方が無い。
交通ルールが理解がよく判らない
まぁ街中で二重駐車とか、左側通行なのですが右折可の信号が出ているときに一番左の車線からガンガンに右折してくるとか。因みにどうやら基本的にはいつでも左折可らしいということは判ったのですが、歩行者が居ようがどうしようが、とにかく乗用車もバイクもバスも全部クラクションを鳴らしながら突っ込んでくる。正直、交差点を一人で渡る勇気はありません。
なんだか、これがここのルールなんで良い悪いの話ではないのが、仕方が無い。
河の流れのように
有名な歌の歌詞ほど悠長な話ではありません。夕方にハノイ市内にバスで入ったのですが、それまでも、そして市内はもっと、とにかくそこらじゅうバイクだらけ。前後左右殆ど接触しながら突っ走ってゆきます。殆ど天才的な運転技術だと関心するほどです。
交差点に止まったバスやクルマの隙間をバイクが全て埋めています。たとえば朝の国道246号線の駒澤大学付近から三軒茶屋付近なんてクルマの間をバイクが縫って走ってゆきますが、そんな甘いものではありません。あたかもクルマの周りを流れる川のごとくバイクが流れてゆきます。車道が一杯になると歩道にまで溢れてバイクが流れてゆきます。
なんだか、既に違う世界だということが、体で理解できます。
因みに途中で通った道で見かけた中古建機のある風景
何故中古建機だと判るか。いや、元所有していた会社の社名とかがそのまま残っているユンボとかがガンガンに道路建設とかで使われています。ハノイ郊外ではいくつか重要な道路の建設が行われていて、そこで建機が数限りなく稼動しているのですが、その多くに元所有していた社名がそのまま残っていたりします。(株)xxxx建設、とか、(有)yyyy土木、とかそんな感じです。そう。どうやら日本から輸出された中古建機がガンガンに活躍しているようです。そんな感じでの日本との接点があるんだなと。
なんだか、すごく不思議な感じです。
そんな生まれて始めてのベトナム
今回のベトナム入りは純粋に仕事で、殆ど時間に余裕が無いスケジュールが組まれています。今夜(13日ですが)ベトナムに入り、明日一日仕事で、明後日の15日には次の訪問地のバンコクに移動。楽しむ暇はそれほど無いのですが、だからこそ結構強烈な印象を既にいくつも持っています。1960年代前半の生まれの私はベトナム戦争をテレビや新聞などを通してリアルな世代として知っているのですが、それほど十分な知識を持っているわけではありません。調べると実は国の面積は殆ど日本と同じ。人口も実は8500万人くらいいるこの国は決して裕福な国ではないのですが、、一体なんなんだろ?この人たちのエネルギーって・・・
なんだか、すごく強烈です。
« 2009年1月13日 | 2009年1月14日の投稿 |
2009年1月15日 » |