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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2009年1月9日の投稿

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1月6日付の不意に海外出張の話が飛んでくると驚きますでも触れたのですが、諸般の事情によりいきなり海外出張。三カ国でそれぞれセミナーの講師をやることに。代打で急に出る関係上、既に開催地に送った資料を基本に喋る必要があります。基本的に人まで喋るのは嫌いではないワタシですが、そしてどんな資料であっても時間ぴったりに喋ると日頃から豪語しているワタシですが・・・やっぱり喋りにくいものがあります。なんでしょう?

それは、何故こんな動きをつけてるのかさっぱり判らない資料です。

 

確かに自分の喋る資料であればスクリプトを書くことは稀ですが

時々他の人のプレゼンテーションを丸ごと作ることがあります。役員や何らかの上司に喋ってもらうものもそうですし、展示会などのシアターのプレゼンテーションなんかもこれに当たるかもしれません。そんなときには必要に応じて、一部もしくは全部のスクリプトを書きます。資料自体は基本的に動きをつけないのがルールですが、意図を持って文字なり図版なりを動かすときには、動き終わったタイミングで何かしらアイコン(みたいなの)を画面の端っこに入れるようにしています。ひとつの画面上で言うと、動きが一発であれば最後に、途中で何回か動かすときにはそのアイコンが出たり消えたりするような作りです。スクリプトを作るときはその動きのタイミングに合わせてセクションを分けるなどするわけですね。

あ、逆に言うと、ひとつの喋りの塊の中で動きを完結させ、次の話に移るときにページをめくるなり次の要素が動き出すのがひとつのやり方で、ワタシはそうしています。でも、他の人が喋るときにはリクエストが無い限り極力動きをつけません。

だって、わかんなくなっちゃうんですもん。タイミングが。

 

自分の作った資料ですら途中で判らなくなることがあるのに

今回は元々喋る予定だった方の作成された資料が基本です。開催地によっては既に印刷に入っているそうで、既に差し替えは出来ません。もちろん説明のなかで自分が喋ることができないページなどは飛ばしますが、全体の構成をそれほど変えるわけには行かない。

「とりあえず喋る予定だったPowerPointの資料をチェックするか」

スクリプトがありませんから全体を眺めてどんな話をしようとしていたのかを推測し、自分なりにストーリーを作ります。画面を追いながら・・・ 追いながら・・・

「おいおい、なんですか?この動きは?」

 

人に使ってもらう前提の無い資料を他人が使うとやっぱり大変

なんでこのページの文字が一行ずつ上から降ってくるのか、なんでここでこの図版がくるくる回るのかさっぱり判りません。中には30個くらいページの中にちりばめられている小さな図版が全部くるくる回って脱力しましたが、そこは気を取り直して自分として話が出来るように修正をします。元を作成した方には申し訳ないのですが、そうしないと自分で喋ることができない。幸か不幸か(というか当たり前ですが)印刷の資料は動かないので、そちらは放置。とにかく画面に集中です。

 

もちろんワタシも確かに時々変な動きをつけて喜んでますが

それこそ「PowerPointじゃなくてFlushを使ったほうが楽なんじゃない?」と言われることもあるくらいですから、まぁ遊ぶときは遊びます。必要に応じて何かを動かすことは嫌いじゃありません。もちろん今回は本当に代打ですので、ワタシがとやかく言う必要は無いのですが、でも時々「ここまで色々と動かさなくても良いんじゃないですか?」と思うプレゼンテーション資料に巡り合うことがあります。

いや、だからどうのという話ではないのですけど。
趣味の問題ですし、本質的には喋る人の人柄がソコに出てくるのがプレゼンテーションの醍醐味のひとつですし。

と、ごちゃごちゃ言ってる暇は無いんですけどね。

で、一体あと何ページ確認しなきゃいけないんだ?

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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