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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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実は25日で年内は仕事納めとし、26日の金曜から実家のある関西に来ています。今回は自分の車。諸般の事情と自分の希望でそうしたのですが、渋滞を少しでも避けるために一般的な帰省ラッシュの直前に走ろうという魂胆でした。仕事のケリもなんとかつけて予定通り26日の午後に最寄の東名横浜青葉インターからスタートです。まさかあんな目にあうとはこの時点で露ほどにも思っていなかったのですが・・・

 

足柄サービスエリアで見た富士山の美しいことといったら・・

雲ひとつありません。すばらしい。5合目付近から上は雪で真っ白。風がとても強く寒かったのですが、天気予報はまぁ何とかなるような状態。いや、実はワタシのクルマ、何も改造していない車なのですが、ちょっとばかりタイヤの幅が広く、チェーンとかで適合するサイズがありません。そもそも冬はさっさとスタッドレスに履き替える北ヨーロッパの車なのでそれ自体には問題ないのですが、我が家的に雪道などをガンガンに走り回る環境ではありませんので、そもそもスタッドレスタイヤなぞ持っていません。普段ならともかく、今回のように関西方面に帰省するとなると、特に名神高速の関が原から米原付近とか雪の名所があるので、そこをいかに回避するかが問題になります。今回も夜になるとやばいだろうなと考えていました。その読みは的中です。

でも、状況は読みの正確さを上書きしてしまいました。

 

いや、子供と一緒だとどうしても休憩時間が長くなりがちで・・・

トイレとかを気にして、どうしても途中のサービスエリアにある程度止まります。割と急いで動くのですが、やっぱり15分とか20分くらいを一箇所で消費したりします。チリツモでだんだん遅くなってきます。気がついたら本来15時台に通過したかった東名豊田ジャンクションを通過したのは17時過ぎ。やばいです。日が暮れます。天気予報は夜は雨か雪といっています。雨でも気温が下がると路面がやばいです。

そうです。ワタシのクルマはスタッドレスタイヤじゃないんです。

 

言い訳と甘い読み

東名豊田ジャンクションの手前の交通情報だと名神は岐阜方面で15キロとか20キロとかの渋滞。一方鈴鹿から亀山、信楽と抜ける新名神方面だととりあえず渋滞はしていないらしい。でもこっちは鈴鹿山脈を越えるので、雪が降り出すと手が付けられなくなる。さぁ、どうする?どうする?

よし。新名神方面だ。とにかく休まずに雪が降る前に抜けてしまおう。

これが甘かった。

 

本気で怖い思い

亀山ジャンクションまではまったく問題なし。ただ、ここを超えた辺りから雨・・・いや、ミゾレです。それが見る見る雪に変わります。最初のボタン雪が見る見る粉雪に。あちゃーと思いつつ路肩を見て声が出ました。

積雪!

路面は凍結防止剤でなんとか確保できていますが、路肩には10センチくらいの積雪。対向車線を凍結防止剤を撒くNEXCO中日本の作業車が通り過ぎます。その路面に無常にも雪が積もり始めます。前の車の轍を追いかけますが、ブレーキを踏んだら終わりです。クルマがどこに飛んでゆくのかまったくわかりません。更に一度止まってしまうと前に進めるかどうかもわかりません。

怖い。

だんだん前の車との距離が開きます。一番左の車線に時速30キロから40キロの車の列が自然と出来上がります。ミラーを見ると後ろの車も、更にその後ろの車も車間距離を開けています。時々追い越し車線をスタッドレスを履いたと思しきクルマが走ってゆきます。四駆のSUVが追い越してゆきます。路面の音は明らかに凍結路です。ハンドルを握る手に今までとは違う汗を感じます。途中のトンネルが天国に思えます。

怖い。

結果的に信楽の手前で完全に雪が雨になり、路面も普通になりました。草津ジャンクションから名神にもう一度合流して大津サービスエリアまで走りきり、車を止めて・・・

まじ、怖かった・・・

 

その後翌朝起きたらそこらじゅう積雪や凍結で通行止め

実家に予定より2時間ほど遅れて到着し、その日は酒も飲まずに風呂だけ入って寝てしまいました。翌日27日は少し遅く起きたのですが、ニュースでそこらじゅう通行止めという情報。いや、まだ幸せでした。夜間に走ろうともっと遅く出ていたら、一体どこで立ち往生していたのだろうか?

よかった。

冬季の遠出ですからちゃんと対策しろよといわれるとそれまで。「備えよ常に」の座右の銘が泣きます。でもスタッドレスタイヤを買い込む甲斐性はありません。
せめてもの備えとして、今から年明けに戻る予定の日の天気が気になります。

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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