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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2008年5月20日 »

色んな思惑と理由で設定した主催イベントの日程。でも後付けで「その日に合わせて、あれもこれもその場でやろう云々」という話が、それこそ雨後の筍のように出てきます。イベントがイベントを呼び、それぞれが正にイベントドリブンで進行するという・・・ 平たく言うと「泥縄」(笑)


実は笑ってる場合じゃないんですけど

こないだまではイベント全体の仕切りをやる部隊にいて、まさにそのイベント自体を担当していました。でも今は、比率や重み付けは別にして全体の中の一部を担当する立場です。それはそれでストレスがかかるのですが、それなりの規模のイベントだと本来はもう少し違うタイミングで実施しようとしていた諸々をそこにわざわざ合わせて一緒にやっつけちゃえモードに入ることがあります。

たとえばプレスリリース
たとえば新製品のチラ見せ
たとえば特定のターゲット向けの非公開セミナー
たとえば・・・

↑これはたとえ話ですよ。たとえ話。

そこで何が起きるか。やれセットアップのスケジュールを変えろだの、やれメニューを変更しろだの、やれ予約してなかった部屋を急遽押さえろだの、やれ開場時間の前に特別なお客さまを入場させろだの、やれ、やれ・・・ やれやれ。

気がついたら死ぬほど考え抜いた予算の遣り繰りは何処へやら。極端な予算のオーバーランは首がかかりますからさすがにまずいんですが、企画自体はどんどん膨らみます。なんだか、こんな光景、もう十数年に亘って、しかもITと通信の両方の業界で見てきていますが、全然変らないですね。


実は今は自分が諸悪の根源の一人だったりするんですけど

そう。この間まではそういったイベントの仕切りでしたから、ある意味防戦一方でした。でも今はむしろ後から「これをやりたい」とか「あれをやりたい」とか言う側に回ってしまいました。流石に元々居た部門のみんなに無理難題を突きつけるほど立場の変化に応じて態度を変化させられるほど器用ではないので、なんとなく向こうの事情を考えつつ、でもお願いすることはお願いしなきゃいけない。ということで、毎日が・・・

イベント(展示会)に合わせて
イベント(何らかの切っ掛け)により
イベント(何らかの働きかけや行動)を起こす
イベント屋

なんだか禅問答状態ですね。しかし、全く持ってイベントドリブンな日々。
逆に言うと刺激的な毎日ですが、ちょっとクタビレてきたかも。 

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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