THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2008年5月5日

2008年5月6日の投稿

2008年5月7日 »

ゴールデンウィークにネタの棚卸しその4。たとえば提案の説明、たとえばセミナーの講師、たとえば会社の経営方針。いろんな場所でいろんな人がいろんな内容のプレゼンテーションをします。でも、もっとかっこよくすれば良いのになと思うことが結構あります。


実は私はプレゼンの時には手が自由に使えないと話がしづらいと感じます

もちろんいろいろなスタイルがあります。基本的に守るべきマナーというか、段取りもあります。でも、癖というか習慣的に体に染み付いているモノもあります。これがその人のスタイルなのかも知れません。私の場合、実は両手が自由に使えないと、なんだか話がギクシャクすることがあります。何故?いや、ある意味不必要に身振り手振りが大きいんです。解っているのですが、このスタイルでもう20年ちかく喋ってるので、よほど気をつけないと・・・ どうしても片手に持ったマイクが邪魔なんです。カラオケだと全然問題ないんですけどね。

でも、コレが格好良いかというと、多分そうじゃないとは思います。でも、何かをきちんと説明する時にポインターでポンポン指すよりも、体ごとスクリーンの前に出て行って、「このデータがここからこっちに流れていくわけで・・・」みたいなのを体全部使って示したりしてます。

伝えたいことがあって、伝えるための方法は私なり。まぁ、それが格好悪いといわれたら実も蓋もありませんが(笑


実は私はプレゼンの時には台本を書かないほうが話しがしやすい

もちろんいろんなスタイルがあります。最近は私自身が直接しゃべること自体が少なくなったのであまり強いことはいえませんが、基本的にそれこそ一語一句まできちんと書いた台本があるとしゃべれなくなってしまいます。逆にそれが無くてもしゃべれるような資料を作るように昔から心がけています。因みに、同じ資料でも人にしゃべってもらう場合にはプレゼンテーション資料を作るときには、がんばって一語一句まできちんと書き込めます。どうちがう?なんで?


要は覚えてほしいキーワードをきちんと画面に載せる

そのプレゼンテーションのお題にきちんと合致する、覚えてほしいキーワード。このキーワードの間を埋める四方山話でプレゼンテーションは成立してしまうというのが、非常に乱暴な私のプレゼンテーション技術論です。そして全体をどのように演出するか。時と場合によりますが、普通は演出といってもどんな顔してしゃべるかとか、どんなネタを挟むか位の話です。かつては同じお題で一日に2時間セッションを平均2回、それを一週間ぶっ続けなんてのをやってましたから、お客さまの状況や顔を見つつ演出の方向を変えるといった芸当もできました。
さすがに最近はそこまではできませんが、たとえば同じプレゼンテーション資料のシナリオを展示会用とセミナー用で喋る内容の変更(プラス若干の資料の手直し)だけで何とかできることが結構あります。

伝えたいことがあって、伝える場所がある。それをどう理解するかは私なり。まぁ、その理解が間違っていたら実も蓋もないのですけど(笑


最後は・・・ プレゼンテーションは人の仕事という考え方

誰が喋っても同じではなく、私が喋るんですから、という気概。最終的にこれが一番大事だと思います。私が喋るんですから、誰かが書いた台本を読むわけには行きません。立場によりお題やキーワードはほかの人から与えられるものであったりするのは当然ですが、それをどのように伝えるかは喋る人の責任。ちゃんと聞いてもらうためには、ちゃんと喋らないといけない。かっこよくないと聞いてもらえない。でも寝られては困る。

伝えたいことがあって、伝える機会があって、それを伝えるのは喋る人。せっかく時間を使って聞いてくれる人がいるのだから、格好良く振る舞い、きちんと伝えるべきことだけは伝える。それができないと、まさに実も蓋もない。何のためにそんなことしてるのか。

格好良くというのは私の表現なので、ほかの何かに置き換えていただいても良いのですが、まずはきちんと伝えること。聞いてもらうこと。でも、これがちゃんとできていれば、間違いなく格好良いプレゼンテーションになってると思うんですよねー。

どうでしょう?

bibendum_iwa

« 2008年5月5日

2008年5月6日の投稿

2008年5月7日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
showbiz
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ