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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2008年4月7日

2008年4月10日の投稿

2008年4月16日 »

既に各所で話題になっているGoogleの利用規約の一文。「拘束力のある契約を締結する法定年齢」に達していない場合は利用できない旨が明記されています。これはGoogleの子会社などにも適用されます。

いや、知らなかった。


サービス利用規約の 2.3 が問題

まずは一度読んで見ないと。すると、確かに書いてあります。はっきり。法定年齢に達していない場合には、そもそも利用規約を承認すること自体を拒否しています。

日本の場合、民法上20歳未満の場合には親権者の同意が無い限り契約は結べないわけで、たとえば私の属する業界で言うと、ケータイの未成年の本人名義での契約には親権者の同意書が申込書に添付されていないと駄目です。そういうことです。

法的に契約を締結できる年齢については国によって異なりますし、国によっては州などの単位で異なります。とりあえず日本は満20歳から。しかし、Googleは利用者の年齢を確定させる=本人認証する仕組みを持たない無料のサービスを多く提供しています。これが微妙。

しかし、このサービス利用規約にはサービス全体を包括する表現として「サービス」とだけ明記しています。ということで、Googleの検索をはじめとする一連のサービス、YouTubeなど子会社のサービスなどについて、日本では20歳未満の人は使ってはいけない利用規約。


さぁ、これは難しいぞ

因みにYahoo !やMySpaceなど、他のサービスについての状況はいろんな人が調べて記事なりブログなりで取り上げています。色々な理由があってこの規約になっているようなのですが、その事情も何となくわかるのですが・・・

さぁ、これは難しいぞ。

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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