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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2008年2月21日 »

別に鉄ちゃんじゃない私と妻。まぁ、普通の鉄道の利用者です。ここからの話は鉄道のファンなら知っている事かもしれませんが、とりあえず切符や定期で普通に乗るだけの二人です。そんな私の妻、以前は都内に通勤していましたが、10年くらい前に専業主婦になってからは電車に乗る機会が激減しました。それでももちろん普通に切符を買って乗ってるうちは良かったんですが・・・


PASMOって何?

素直な妻の質問。時期的にSUICAの普及前に専業主婦になってしまったので、存在は解っていますが使ったことはない。とりあえず改札の所に置けば乗れるということは解っている。でもどこで中のお金を補充するのか感覚的によく判らない。

「駅の自販機でチャージするんだよ」
「そうなんだー」

わかったようなわかんないような返事です。


でもとりあえず記名PASMOを持ってみた

私自身は例の発行制限前に定期をPASMOに切り替えていました。ちょうど定期の買い替え時期だったことと、普段使っている電鉄系のクレジットカード経由でチャージするとポイントが溜まること。元々定期はそのカードで買っていましたから、迷う必要は無く速攻で切り替えました。

かたや、妻はたまに電車に乗るだけなので、随分前に買ったパスネットを使っていましたが、そろそろサービスが終わるし、記名PASMOのチャージでポイント付くし、別に期限があるわけでもなし・・・と、最近になって記名PASMOを持ちました。とりあえず手持ちの現金を気にせず電車に乗れるのですが・・・

「記名PASMOにしたけど名前が書いてないよ」
「いや、定期を買わないと名前は印字されないのだ」
「そうなんだー」

やっぱりわかったようなわかんないような返事です。


何をすれば良いのか理解できない・・・?

流石に私は毎日使っているわけですが、なんどか事故などでの振り替え輸送とかで例外処理を何度か経験しています。まぁ、最後は駅員の指示通りに動けばいいやと思っているのですが、その指示が何を言っているのか理解できない場面に遭遇しました。自動改札に切符を入れる、PASMOを改札機にかざす・・・ここまではまぁOK。問題は・・・これは私も始めて遭遇したのですが、両方を続けて操作することがあったときです。


微妙な乗り換えがちょっと大変

昨日は野暮用で休暇。妻と下の幼稚園児の娘と三人で、JR横浜線から菊名駅で東急東横線に乗り換えて、その先のあるみなとみらい線区間乗り降りし放題のチケットで出かけました。JRで乗り換え駅の菊名まで行きました。直接乗り換えられる連絡改札があるのですが、そこは精算窓口と自動精算機があるだけ。買おうとした切符は売って無さそうなので、普通に一度改札から外に出て、改めて東急の改札へ。切符売り場で必要な切符を買って乗車し、みなとみらい線区間をうろちょろして帰宅の途に。

「さて、やっぱりこれは一度改札から外に出なくちゃいけないのかな?」

ここでふと思いました。私も妻もPASMOを持ってます。

「ひょっとしたら、駅員さんに言えば、連絡改札を通れるんじゃないか?」

単に一旦外にでると階段が長いのでヤだなと思っただけなのですが、とりあえず乗り換え改札のところの駅員さんに聞いてみました。

「ここまでの切符とPASMOあるんですけど、JRに乗り換えできます?」
「あ、大丈夫ですよ。この切符(出札用の切符)を入れてからPASMOを使ってください」
「ありがとうございますー」

なんだ、できるんじゃん。

ということで、切符を二枚貰って、まず私が自動改札に差し込んですかさずPASMO。普通に通れました。

おー、できるんじゃん。


いや、実は難しいことなんだ

続いて妻がやってみました。

先ず最初は切符を入れてそのまま通過しようとしてゲートが閉まりました。
当たり前です。

「あほかー」という私の言葉に憤慨しつつ、吐き出された切符を再び自動改札に入れて、えっとえっととPASMOを探しているうちに再びゲートが閉まりました。
時間切れです。

「最初から手に持っておけよー」という私の言葉に更に憤慨しつつ、もういちど切符を自動改札に入れて、PASMOをかざしましたが、足元で下の幼稚園の娘がまごついているうちに再びゲートが閉まりました。
あ~あ。

そして漸く4回目に通過。「3回もしまっちゃったねー」という娘の声に苦笑いしつつ横浜線のホームに上がってゆきましたが・・・ 実は自動改札の通り方には基本的なルールがあるわけです。たとえばそれを私も誰かに聞いたわけでもなく、なんとなくやってる訳です。それこそ最初は改札で切符を切っている時代から、見せるだけの紙の定期、自動改札の切符と定期、パスネット、そしてPASMOのようなもの。最初はそれぞれ戸惑ったはずですが、なんとなく移行してきてるわけです。それが中略でいきなり今の状態に放り込まれると訳がわからない。

今回の改札の抜け方は私も初めてだったのですが、まぁ、切符を放り込んですぐにPASMOでいけるんだろうなと駅員の方の簡単な一言で多分理解してました。けれども妻の場合、その指示が何を意味しているのかがよく判らなかった。すぐに気がついた私も、「切符を入れてすぐにPASMOを~!」と言っても、やっぱり理解に時間がかかる訳です。そもそも何を言ってるのかがわからないんですから。


「え~?すぐってすぐ?」

別に一刻を争う状況でもなんでもないので、乗り換えたJRの車内での笑い話のネタになりましたが、ここでふと思ったのが、まぁ当たり前の話ですが・・・

「わかっている人には、わかってない人が何をわかっていないのかよくわからない」

禅問答みたいですが、これって人とのコミュニケーションの肝なんじゃないかと、あらためて思いなおしました。全ての事象で状況が違いますから「じゃぁどうするよ?」という問いに一概に答えを出せる話ではありません。逆に、自分が知らないことを失敗して、いきなり横から「こうすりゃいいんだよ」と言われても何を言われてるのか解らず、むしろ腹が立つことももちろんありますが・・・

相手に話がちゃんと伝わってるのかどうかを考えること。これを常に意識のどこかにおいておく必要があるんだなという事を再認識できた次第です。

※ 2007/2/19 すいません。一部の誤字とリンクを修正しました

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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