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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

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2008年1月30日 »

どんな形のイベントでも、致命的なトラブルが起きなければ、それ自体は「いや、良かったね。成功だね。」という評価が出るものです。もちろん、もたらすべき結果が有る程度は伴う必要がありますが。

ただ、別の言い方をすると、上手く行ったように見せるテクニックが有るともいえます。たまにはコレを良いように使いつつ、普段はそんなふうに言われないように工夫しつつ・・・それを、たとえばどんなプロジェクトにも共通で言えることに置き換えつつ・・・


裏の苦労を見せない意地

セミナーであれ展示会であれ、あるいはセレモニーであれ、どんなイベントでもそれなりに工夫は必要です。湯水の如く使える予算など滅多にお目にかかることは出来ません。当然、企画段階から制作・運営に至るまで、それなりに苦労があります。

自分自身も含めてスタッフの数には限りがありますから、内容と目的を考えてどこかしら重点的に力を注ぐ必要があります。運営一発ということもあれば、集客リストのメンテナンスに全身全霊をかける必要があることもあります。最悪は社内調整に全精力を傾ける必要がある場合ですが、そういう場に遭遇してしまったら・・・ とりあえずそうするしかありません。「なんでこんな目に遭ってまで、このイベントをやらなきゃいけないんだ?」と辛い思いをするのはこういう場合ですが、必要性を理解してれば、それはそれで何とかするしかない。

でも、そんな状況を誰に見せるか?

やっぱり見せ所があります。だれかれ構わず「もー、大変!」といいまくるとただのアホと思われますし、それなりに意地もありますから、そこはそれ一応見せ所と見せ方を考えます。

こっそり仕込むことはもちろんよくある話ですが、普段から「上手く行って当たり前」と思われるような状況が多いのがイベント、あるいはマーケティングに関連した人にある部分共通した言われ方だと思います。ヤブヘビはまずい。ということで「一体何が問題で、なんで苦労してるのか」を必要な人にちょっとずつ見せておく。状況を話しておく。

報連相ってのは殆ど死語ですが、必要性は変わってないと思います。


裏の苦労を見せ付ける意地

極端な方向転換を直前に指示されることがあります。この瞬間は、ちょっと暴れ方を考えなければいけないですよね。

「できますよ。判りました。何とかします。でも、何とかやっつけるレベルの話ですから、これこれは諦めてください。」あるいは「ここはやります。絶対にやります。でも、ここはやってください。」などなど。

ちょっと普段よりも厳しい言い方になる事が多いのは仕方ありません。もちろん、最初からのオーダーに含まれていることで、そもそも非常に達成或いは実現が難しいものについても、そういう言い方をせざるを得ないことがあります。
現場からそういう話が出ると、オーダーした側、指示した側の立場の人から「四の五の言わずにやれ」という類のコメントが出ることがあります。

でも、私の場合、特に期限の決まったイベント事の場合、「ちょっと冷静に考えてくださいよ」と言いたくなることが多くあります。必要性はわかります。でも、なんでこんな目にあうんだよーと言い始める現場を納得させられる理由の説明が無いことが多い気がします。鶴の一声。大抵がそうです。

「それを納得させて全体を進めるのがお前の仕事だろ」

はい。多分その通りです。でも・・・

そのような時に、別に決まったアピールの仕方があるわけではないですが、私の場合、それ以前に比べて進捗報告が頻繁になることが多いかも知れません。そうです。「ここまでやって、これができなくて、時間が無いからココはこうやって行きます。いいですね?」的な進捗報告です。

イベント、あるいはプロジェクトと言い換えてもいいですが、その現場を納得させるのはプロデューサーでありプロジェクト・マネージャーの仕事だといわれてしまいますが、そもそもの説明責任や判断の責任を忘れず、キチンと始末をつけてもらうためにも嫌がられようが何と言われようが、たとえばそのメールを読んでるかどうか気にせず、とにかく頻繁に進捗報告する。これはリスクヘッジの一つの方法じゃないかと思っています。

もちろん、毎回そうするわけではありませんが、時々やりますね、これは。


本当はやってはいけないのは、「本当に苦労してるんだ!」と本気で暴れること

そうこうしているうちに本番を迎えるのがイベントの類です。とりあえず現場は何とかやっつけて、本来の目的の部分を上手く達成できれば、とりあえずは及第点。もちろん全体をきちんと動かすのも当たり前です。そして必要な結果を次のフェーズに渡すこと。たとえば現状ではここまで行ければとりあえず役割としてはOKですが・・・ なんだか何時まで経っても重箱の隅をつつかれることがあります。イベント事の場合、いろんな人が色んな部分で文句を言いやすいということもあり、結構後からブツブツ言われる事があります。

例えば、あそこがこうだった、あっちはこうするべきだった、受付のやり方がどうのこうの、集客の段取りがわるいだのなんだの・・・

もちろん建設的な意見や、気が付かなかった点の指摘もありますからご意見はありがたく伺うのですが、中には例えば私が決めようも無い部分を引き合いにして文句を言う人がいます。それこそ、前述の「ある瞬間の突然の方向大転換」見たいな事故にまつわる部分をしつこく指摘される時です。

そんな場合、言いたいことはこちらも山のようにあります。やるべきだと思っていたこと、やれるはずだったこと、なぜこうなったかの経緯などなど・・・ 一応温厚な性格で通しているので、顔色が変わるのは気にせず冷静な口調でお話を伺うようにしています。

ここで本気で「こっちも苦労してるんだよ!俺がそうするって決めたんじゃなくて、決められた事を制約の中で最大限実現したらこうなったんだよ!」と暴れたくなることが、たまに、そう、たまにあります。ココで「苦労してるのはお前だけじゃないんだ」と言われると、多分本気で頭に血が上ります。「アホか!そやから、俺も苦労してるって言うとるやろ!ちゃんと話聞け!」

もう収拾が付きません(笑

因みにかつて2度ほど、本当に本気で、こういう主旨の内容をオフィスで怒鳴り散らして仕事を降りたことがあります。でも、あとからそれぞれ言いようの無い大変な目には遭いましたので、最近は自重するようにしています。


でも、でも、時々、本当に時々、「だからさぁ!」といいたくなる私は、まだまだサラリーマンとして修行が足りないのかもしれません。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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