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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2007年11月19日

2007年11月22日の投稿

2007年11月23日 »

しばらく「場」を作る側に専念してましたが、「場」に立つ側になって気がついたことの多さに愕然としました。


昨日は珍しくセミナーの講師。

40分のガチンコ・セッション。いや、正直疲れたのですが目的は達成できたかなという感じです。前後の他の方のセッションの内容を踏まえつつ、ひとヤマ200人のお客さまにどんなメッセージを持って帰ってもらうか。人に喋ってもらう原稿は最近も色々と作っていますが、自分自身で喋るとなると、正直気合の入り方が違います。


どんな資料で喋る?

今回のお題は、会社として一番力を入れている分野の話。自分なりのストーリーを作り、それを踏まえて既存の他の人のプレゼン資料を眺めてみましたが、どうも自分の思うところとはズレています。単純に製品やサービスの説明だったり、料金プランの話だったり。そもそも絵がppt 上での手作りばかりで格好よくない。イベントでナレーターコンパニオンに喋ってもらう資料と同じで、やはり見栄えも大事です。だって私、一応プロですから(笑)

結局どう組み合わせても上手くいきません。じゃぁ今回は正規のReviewを経たカタログとかの図や写真をIllustratorで抜いてガッチリ配置して・・・ 自分のThinkPadが火を噴くかと思うくらい酷使して、とりあえず資料が完成したのは本番前日の夜です。ということで、事前に事務局に送った配布用の印刷原稿とはちょっと内容が変わってしまいました。ご来場いただいた方がいたとすれば・・・申し訳ありませんでした。ただ主旨は変えていないはずです。


ところで、一体何に気がついたんだ?


講師の動きをちゃんと計算してきちんと段取りがされていると、講師は安心するんだ。

ここ数年、ずっと、こういった「場」を作ることに専念していました。規模の大小に関わらず、展示会やセミナーを問わず。またプレゼンテーションの資料を作る場合も結構ありますが、自分自身が講師としてお客さまの前で喋るというのは記憶の限りで言うと10年ぶりくらいになるかもしれません。(自分でも驚きです)

それ以前は頻繁にお客さまの前でプレゼンテーションする立場が長かったことから、当初は喋る側の都合や段取りを運営側の視点に置き換えて企画を作るようになっていました。もちろん場数も踏まえていますし、ちゃんと動けるスタッフと仕事をすることが多かったのが幸いしているのかもしれません。それなりにスムーズに進行できたケースが殆どで、妙な問題が起きることは私の経験上ではそれほど無かったのですが、それでも視点がいつの間にか運営側に完全に固定されているかも・・・ということに今回気がつきました。


さて、次はどうするんだ?という瞬間に横にいるスタッフ

自分が仕切っているセミナーなど、特に社外の講師を呼ぶ場合は当然会場でお迎えしてから登壇、お帰りまでフォローする体制を何かしら作ります。まず到着時点で段取りをお話しし、個々の局面でスタッフがきちんとアテンドするようにアレンジします。まぁ当然といえば当然なのですが、その際に何に気をつけるべきなのか?実はあまり深く考えたことがありませんでした。要はスムーズな進行のために必要なことではあるのですが・・・


そっか、安心するんだ

自分が久しぶりにこのような場で、普段なら運営側にいる私としては、周りのスタッフの動きを見て何が起きてるか、どんなカンジで運営されているのかは流石によく判ります。自分の動きに応じてトランシーバーで関係者の間で連絡が飛び交うのも手に取るように判って面白いものでした。でも講師の控え席に座って待っている間って、以外と不安になるものだなというのが今回わかったこと。自分が喋る内容云々での心配はどうでも良いのですが、自分が出るタイミングの指示を待つ以外に何もすることがありません。今回の席は演台直下、最前列。知り合いも何人か来場していたのですが、振り返って振るわけにも行きません。待つだけ。実に手持ち無沙汰です。時計を見ると、もうそろそろ時間です。手持ち無沙汰。さて、と思ったとき、その横には進行のディレクターが静かにスタンバイしています。

「司会の呼び込みで上に上がるんですか?」
「あ、大丈夫です。私がタイミングを合図しますから」
「ありがとうございます」

概ねこのような簡単なやり取りだけで、とりあえず前の進行はほっといて、彼の指示を待てば良いんだと判って、一安心。あとは彼がこっちを見るのを気にしてればOK。

講演者としての感想: そっかぁ、こういう一言で安心して出番を待てるんだ。

運営側としての感想: 一言掛ける進行ディレクターが、ちゃんと機能してますねぇ。


単なる進行じゃなくて、スムーズな進行かぁ

最近は、立場上直接自分が出すQueは大きな流れの頭だけというのが殆どです。それによって関係各所にさーっと指示が流れて、たとえばセミナーのオープニングが始まる。もちろん裏方の流れは100%理解しているのですが、以外と欠落していたのが、そこに登場する講演者なり何なりの心境の問題。

多分、現場で出番待ちの状態でアテンドしているディレクターは普通にやっていることなんだとは思うのですが、私からは一番見えない部分です。でも、これがあるからちゃんと正しいタイミングで舞台に演者が上がってくるんだろうな。

もちろん自分の出番の舞台や演台への上がるキモチは人によって千差万別だとは思うのですが、ビジネス系の講演の場合、頭に血が上ってしまうとどうしようもありません。そうなると、いかに不安にさせないか。安心させるか。今回、この運営を担当していたのはC社。たまたま社長のMさんも知っている人だったのですが・・・運営、バッチリでしたよー。

ただしいタイミングでそこにスタンバイしていることって、単純ですが頼もしいもんだということを思い知らされた一瞬でした。


余談:実際の進行ディレクターとの会話

私 「シモからだよね。MCの呼び込みキッカケ?」
(下手から上がれば良いんですよね。司会の講師紹介が合図?)

進行D 「私がQue出します。」
(私の合図で登壇をお願いします)

私 「あざっす」
(ありがとうございます)

四の五の言いつつ、実は運営側のキモチが全然抜けてません。
ヤなヤツですね。まったく (笑)

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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