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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

« 2007年8月8日

2007年8月10日の投稿

2007年8月13日 »

栗原さんのエントリーに触発されての、エントリーです。
仕事柄講演会の企画や現場の運営をよく行いますが、いろんな理由から資料を配布しない講演会で、プロジェクターで投影する資料の全ページをブログに掲載されて大慌てしたことが何度かあります。メディアの場合には別ですが、一般の来場者の場合には対応に非常に困ることがあります。


メディアの場合

講演を行う側からすると、通常メディアで取り上げられることは歓迎すべきことですので、理由が無い限り排除することは無いと思います。むしろ説明資料のPDFや画像・図表のデータを配布するケースもあります。メディアの方の場合、受付を別にしたりPRESSバッジをつけていただくなどして、撮影などについての便宜を図ることも多々あります。
もちろん、色々な理由で撮影という行為をお断りする場合もありますが、それはキチンと講演が始まるまでにお伝えします。状況によっては講演開始後5分間だけ、特定の場所からの撮影をお願いするようなケースもあります。そのような制限をつける場合には、PRESS席というのを設けておくケースもあります。


来場者の場合

色々な理由で資料の一部や全部を配布しないケースは良くあります。基本的にはその場で講演を聴いていただくことに意味があるので、講演する人の声と、同時に例えばプロジェクターで投影する資料がメインで、配布資料はあくまで参考資料という位置づけになります。White Paper的なものの説明会ならいざ知らず、通常のビジネス系の講演の場合、講演自体を聴かずに資料だけを後から見て全部の話がわかるような資料は「書きすぎ」資料ですので、あまり褒められた話ではないと思います。講演自体の意味がなくなってしまいます。


講演会の投影資料全ページがブログに!?

最近講演資料全体を撮影されてブログに掲載された事例がありました。

比較的スクリーンに近い席からデジカメで撮影したようでしたが、この講演は有料でかつ撮影禁止と告知していたことから、講演者から直接ブログを書いている人に連絡を取ってエントリーの削除をしていただきました。ただ、これが無料かつ撮影禁止の告知をきちんと現場で行っていなかった場合、対応に苦慮することがあります。

また海外では既に講演の一部の動画を講演者が意図しない形でネット上で公開されていたケースもあるようです。リアルタイムでのストリーミング自体はまだ敷居が高いので殆ど聞いた事がありませんが、遅かれ早かれという話かもしれません。小さな無線LAN対応カメラと会場外のPCの組み合わせで録画されてしまうと、発見のしようが無いかもしれません。ここまですると立派な盗聴ですが (苦笑)


メディアの本質論に触れるのは怖いのですが・・・

自称ブロガーとプレスの区別が着きにくくなってきていて、講演会や展示会の会場で対応に困ることがあります。フリーのライターの方が配信や寄稿した記事は良いのですが、自分のブログに掲載したらそれはメディアとしての行為なのか個人としての行為なのか。「自分のブログはメディアです」と言い切られると判断がつかなくなります。

ある意味過渡期の今現在すぐには結論が出ない話ですが、なんだか色々な問題を中に抱えているパンドラの函なのかもしれません。

bibendum_iwa

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プロフィール

岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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